“のりもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
教盛75.0%
乗薀12.5%
師盛12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉虫 おお、教盛のりもりの卿、行盛の卿……。有盛、経盛、業盛なりもりの方々……。みな打揃うて見えられましたの。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
松田道夫の父は美濃国恵那郡岩村の城主松平(大給おぎふ)能登守乗薀のりもりの医官で、江戸定府になつてゐた。道夫に姉があつて、父は此むすめを医にめあはし、家業を継がしめようとしてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
勢観房源智は備中守師盛のりもりの子、小松内府重盛の孫であって、平家が滅びた後、世をはばかって母御がこれを隠していたが、建久六年十三歳の時、法然の処へ進上した。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)