“大給”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぎゅう50.0%
おぎふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でもなお、大給おぎゅうの松平五左衛門様のところへおつかわしになったお使者がもどりませぬゆえ、その返事もわからぬうちは、すぐに御門は立てませぬ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大給おぎゅうの松平近正が、約を破って、浜松へ注進ちゅうしんするおそれがある——ということをである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松田道夫の父は美濃国恵那郡岩村の城主松平(大給おぎふ)能登守乗薀のりもりの医官で、江戸定府になつてゐた。道夫に姉があつて、父は此むすめを医にめあはし、家業を継がしめようとしてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)