“忠隣”の読み方と例文
読み方割合
ただちか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一六一四年一月二十八日〈(慶長十八年十二月十九日)家康はキリスト教厳禁、宣教師追放の政策を決定し、大久保忠隣ただちかをその追放使に任じた。
鎖国:日本の悲劇 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
大久保相模守忠隣ただちかは相州小田原の城主で、徳川家の譜代大名のうちでも羽振りのよい一人であったが、一朝にしてその家は取潰されてしまった。その原因は明らかでない。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ず残存している教会堂を毀つとともに、大久保忠隣ただちか奉行ぶぎょうとして近畿に送り、所司代しょしだい板倉勝重かつしげと協力して、切支丹の嫌疑のある者を残らず捕縛さし、それを一人一人こもに巻いて
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)