“新郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなむこ70.0%
しんろう10.0%
しんらう10.0%
にいむこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ未知のとみ肥沃ひよく財寶たからよ、エジディオ沓をぎ、シルヴェストロ沓をぬぎて共に新郎はなむこに從へり、新婦はなよめいたく心にかなひたるによる 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
結婚の媒妁なかだちを頼まれた。式は宜い様にやってくれとの事である。新郎しんろうとは昨今の知合で、新婦は初めて名を聞いた。媒妁なンか経験もなし、断ったが、是非とのたのみ、よしと面白半分引受けてしもうた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
講和問題かうわもんだい新婦しんぷ新郎しんらう涜職事件とくしよくじけん死亡廣告しばうくわうこく——わたくし隧道トンネルへはひつた一瞬間しゆんかん汽車きしやはしつてゐる方向はうかうぎやくになつたやうな錯覺さくかくかんじながら、それらの索漠さくばくとした記事きじから記事きじほとんど
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は花嫁のそばに立っていたが、どう見ても『朝の太陽のごと祝いの殿とのに入る』詩篇の新郎にいむこのようではなかった。