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索漠
ふりがな文庫
“索漠”の読み方と例文
読み方
割合
さくばく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくばく
(逆引き)
仏印の頃は、人目のないところでは、すぐ、二人は寄り添ひ、手を握りあつてゐたものだがと、ゆき子は、
索漠
(
さくばく
)
とした二人の現実を淋しいものに考へてゐる。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
しかもなお
索漠
(
さくばく
)
たる砂上を踏んで歩いていると、おのれの変り果てた姿をもう一度ふりかえって見て、しかもどうにもならない微笑が浮んでくることを感じた。
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
不二山
(
ふじさん
)
と、
大蘇鉄
(
だいそてつ
)
と、そうしてこの大理石の墓と——自分は十年ぶりで「わが袖の記」を読んだのとは、全く反対な
索漠
(
さくばく
)
さを感じて、
匆々
(
そうそう
)
竜華寺の門をあとにした。
樗牛の事
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
索漠(さくばく)の例文をもっと
(8作品)
見る
索
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
漠
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“索”で始まる語句
索
索寞
索然
索莫
索引
索具
索綱
索条
索麪
索溝
“索漠”のふりがなが多い著者
南部修太郎
林芙美子
室生犀星
芥川竜之介
久生十蘭