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索然
ふりがな文庫
“索然”の読み方と例文
読み方
割合
さくぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくぜん
(逆引き)
一同、酔も
索然
(
さくぜん
)
と、興ざめ顔に白けたのはいうまでもない。遊び疲れも頃あい。それを
機
(
しお
)
に、その夜の無礼講も下火とみえた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鰹節競争
(
かつぶしきょうそう
)
、
鮭探
(
しゃけさが
)
しなどは結構だがこれは
肝心
(
かんじん
)
の対象物があっての上の事で、この刺激を取り去ると
索然
(
さくぜん
)
として没趣味なものになってしまう。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
このおとろえた女王の
巾着
(
きんちゃく
)
切めいた商売
気
(
ぎ
)
は、ふたたびいまいましく興味
索然
(
さくぜん
)
たらしめることに、力をつくしたのであった。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
索然(さくぜん)の例文をもっと
(12作品)
見る
索
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“索”で始まる語句
索
索寞
索漠
索莫
索引
索具
索綱
索条
索麪
索溝
“索然”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
パウル・トーマス・マン
正岡子規
高浜虚子
夏目漱石
北原白秋
吉川英治
久生十蘭