“さくぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
索然75.0%
錯然18.8%
炸然6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰹節競争かつぶしきょうそう鮭探しゃけさがしなどは結構だがこれは肝心かんじんの対象物があっての上の事で、この刺激を取り去ると索然さくぜんとして没趣味なものになってしまう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どこかであったことがあると思っても、その意識はすぐさま錯然さくぜんとして混乱した。
(新字新仮名) / 室生犀星(著)
とつ! 薄暮紺色の大気をついて一発炸然さくぜんと鳴りひびいたふところ鉄砲の音であった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)