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錯然
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さくぜん
ふりがな文庫
“
錯然
(
さくぜん
)” の例文
ただ、ゆうべの隆達ぶしの声、踊りの
毛脛
(
けずね
)
。そして、涙をこぼして笑ったことなどが、
錯然
(
さくぜん
)
と、頭にあった。
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どこかであったことがあると思っても、その意識はすぐさま
錯然
(
さくぜん
)
として混乱した。
蛾
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
いちど受けた
傷手
(
いたで
)
の深刻な
苦
(
にが
)
さが、
錯然
(
さくぜん
)
と、日が経っても皆の顔にただよっていて、なにを相談するにつけても敗者の傾きたがる消極か——また極端な積極へと走りたがってまとまらない。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
錯
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“錯”で始まる語句
錯覚
錯綜
錯
錯誤
錯雑
錯乱
錯々
錯落
錯雜
錯倒