トップ
>
錯然
ふりがな文庫
“錯然”の読み方と例文
読み方
割合
さくぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくぜん
(逆引き)
ただ、ゆうべの隆達ぶしの声、踊りの
毛脛
(
けずね
)
。そして、涙をこぼして笑ったことなどが、
錯然
(
さくぜん
)
と、頭にあった。
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どこかであったことがあると思っても、その意識はすぐさま
錯然
(
さくぜん
)
として混乱した。
蛾
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
いちど受けた
傷手
(
いたで
)
の深刻な
苦
(
にが
)
さが、
錯然
(
さくぜん
)
と、日が経っても皆の顔にただよっていて、なにを相談するにつけても敗者の傾きたがる消極か——また極端な積極へと走りたがってまとまらない。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
錯然(さくぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
錯
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“錯”で始まる語句
錯覚
錯綜
錯
錯誤
錯雑
錯乱
錯々
錯落
錯雜
錯倒
“錯然”のふりがなが多い著者
吉川英治
室生犀星