“新門辰五郎”の読み方と例文
読み方割合
しんもんたつごろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浅草は場末なれど、新門辰五郎しんもんたつごろうの持ち場とて、十番のを組といえば名が売れていました。もっとも、辰五郎は四十八組のかしらの内でも巾のく方でした。
処で例の新門辰五郎しんもんたつごろうが、見世物をするならおれの処に渡りをつけろ、といって来た事がありました。
寺内の奇人団 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
伝法院の庭を抜け、田圃の間の畔道あぜみちを真直に行くと(右側の田圃が今の六区一帯に当る)、伝法院の西門に出る。その出口に江戸侠客きょうかくの随一といわれた新門辰五郎しんもんたつごろうがいました。