“新五郎”の読み方と例文
読み方割合
しんごろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海蔵かいぞうさんが人力曳じんりきひきのたまりると、井戸掘いどほりの新五郎しんごろうさんがいました。人力曳じんりきひきのたまりといっても、むら街道かいどうにそった駄菓子屋だがしやのことでありました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
のちに仙台侯の御抱おかゝえになりました黒坂一齋くろさかいっさいと云う先生の処に、内弟子に参って惣領そうりょう新五郎しんごろうと云う者をうちへ呼寄せて、病人の撫擦なでさすりをさせたり、あるいは薬其のほかの手当もさせまする。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこで井戸掘いどほりの新五郎しんごろうさんは、油菓子あぶらがしをかじりながら、つまらぬはなしおおきなこえでしていました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)