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紹介
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せうかい
ふりがな文庫
“
紹介
(
せうかい
)” の例文
「おや
宗
(
そう
)
さん、
少時
(
しばらく
)
御目
(
おめ
)
に
掛
(
か
)
ゝらないうちに、
大變
(
たいへん
)
御老
(
おふ
)
けなすつた
事
(
こと
)
」といふ
一句
(
いつく
)
であつた。
御米
(
およね
)
は
其折
(
そのをり
)
始
(
はじ
)
めて
叔父
(
をぢ
)
夫婦
(
ふうふ
)
に
紹介
(
せうかい
)
された。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたし
)
は
数人
(
すうにん
)
の
男女
(
だんじよ
)
のR
国人
(
こくじん
)
に
紹介
(
せうかい
)
されて、それらの
人達
(
ひとたち
)
の
力強
(
ちからつよ
)
い
手
(
て
)
と一
々
(
/\
)
握手
(
あくしゆ
)
をした。しかし
誰
(
たれ
)
が
誰
(
たれ
)
だか
覚
(
おぼ
)
えてもゐられなかつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
是
(
これ
)
は
私
(
わたし
)
の
竹馬
(
ちくば
)
の
友
(
とも
)
の
久我
(
くが
)
某
(
ぼう
)
が
石橋
(
いしばし
)
とはお
茶
(
ちや
)
の
水
(
みづ
)
の
師範学校
(
しはんがくかう
)
で
同窓
(
どうそう
)
であつた
為
(
ため
)
に
私
(
わたし
)
に
紹介
(
せうかい
)
したのでしたが、
其
(
そ
)
の理由は第一
私
(
わたし
)
と
好
(
このみ
)
を
同
(
おなじ
)
うするし
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
次手
(
ついで
)
だから、
次
(
つぎ
)
の
泊
(
とまり
)
の
休屋
(
やすみや
)
の
膳立
(
ぜんだ
)
てを
紹介
(
せうかい
)
した。
鱒
(
ます
)
の
塩
(
しほ
)
やき、
小蝦
(
こゑび
)
のフライ、
玉子焼
(
たまごやき
)
、
鱒
(
ます
)
と
芙萸
(
ずいき
)
の
葛
(
くづ
)
かけの
椀
(
わん
)
。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして、たとへば、たとへばと
諸賢
(
しよけん
)
のの
麻雀振
(
マアジヤンぶり
)
も
紹介
(
せうかい
)
する
積
(
つも
)
りだつたが、ちやうど
許
(
ゆる
)
された
枚數
(
まいすう
)
にも
達
(
たつ
)
したし、あとの
祟
(
たた
)
りも
恐
(
おそ
)
ろしいので。(
昭
(
せう
)
五・三・三)
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
余
(
よ
)
は
不知庵
(
フチアン
)
がこの
書
(
しよ
)
を
我
(
わが
)
文界
(
ぶんかい
)
に
紹介
(
せうかい
)
したる
勇氣
(
ゆうき
)
をこよなく
喜
(
よろこ
)
ぶものなり。
第
(
だい
)
二
卷
(
かん
)
の
速
(
すみやか
)
に
出
(
い
)
でんことを
待
(
ま
)
つ。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
この本の中に日本の女を
紹介
(
せうかい
)
し且つ論じた一章がある。それを今ざつと紹介して見ようと思ふ。
日本の女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今
(
いま
)
は
都下
(
とか
)
で
最
(
もつと
)
も
有力
(
いうりよく
)
なる
某
(
なにがし
)
新聞
(
しんぶん
)
の
經濟部主任記者
(
けいざいぶしゆにんきしや
)
たり、
次
(
つぎ
)
の
總選擧
(
そうせんきよ
)
には
某黨
(
ぼうたう
)
より
推
(
おさ
)
れて
議員候補者
(
ぎゐんこうほしや
)
たるべき
人物
(
じんぶつ
)
、
兒玉進五
(
こだましんご
)
とて
小介川文學士
(
こすけがはぶんがくし
)
は
既
(
すで
)
に
人々
(
ひと/″\
)
に
紹介
(
せうかい
)
したのである。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰、
了阿
(
れうあ
)
上人が和哥の友相場氏は
椎谷侯
(
しひやこう
)
の
殿人
(
とのびと
)
ときゝて、上人の
紹介
(
せうかい
)
をもつて相場氏に対面して
件
(
くだん
)
の
橋柱
(
はしばしら
)
の事を
尋
(
たづ
)
ねしに、
余
(
よ
)
に
謂
(
いはれ
)
しは、橋柱にはあらず
標準
(
みちしるべ
)
なりとて
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
傍
(
そば
)
にゐた
者
(
もの
)
は
直
(
す
)
ぐに
院長
(
ゐんちやう
)
に
此
(
こ
)
の
人間
(
にんげん
)
を
紹介
(
せうかい
)
した、
猶且
(
やはり
)
ドクトルで、
何
(
なん
)
だとかと
云
(
い
)
ふポーランドの
云
(
い
)
ひ
惡
(
にく
)
い
名
(
な
)
、
此
(
こ
)
の
町
(
まち
)
から三十ヴエルスタ
計
(
ばか
)
り
隔
(
へだゝ
)
つてゐる、
或
(
あ
)
る
育馬所
(
いくばしよ
)
に
居
(
ゐ
)
る
者
(
もの
)
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
辰つアんは、そんな言ひ方で、双方を
紹介
(
せうかい
)
した。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
『お
前
(
まへ
)
には
長
(
なが
)
く
海
(
うみ
)
の
下
(
した
)
に
住
(
す
)
んでることが
出來
(
でき
)
なかつたらう——』(『
住
(
す
)
んぢや
居
(
ゐ
)
なかつたわ』と
愛
(
あい
)
ちやんが
云
(
い
)
ひました)『それで
多分
(
たぶん
)
蝦
(
えび
)
には
紹介
(
せうかい
)
されなかつたらうね——』(
愛
(
あい
)
ちやんは『
何時
(
いつ
)
か
食
(
た
)
べたことがあつてよ——』と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しました、が
急
(
いそ
)
いで
止
(
や
)
めて、『
否
(
いゝ
)
え、
全
(
まつた
)
くないのよ』と
云
(
い
)
ひ
直
(
なほ
)
しました)『——ではお
前
(
まへ
)
は ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
是
(
これ
)
は
甲斐
(
かひ
)
の
國
(
くに
)
から
反物
(
たんもの
)
を
脊負
(
しよ
)
つてわざ/\
東京
(
とうきやう
)
迄
(
まで
)
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る
男
(
をとこ
)
なんです」と
坂井
(
さかゐ
)
の
主人
(
しゆじん
)
が
紹介
(
せうかい
)
すると、
男
(
をとこ
)
は
宗助
(
そうすけ
)
の
方
(
はう
)
を
向
(
む
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
トルストイ、ツルゲネーフ
等
(
とう
)
の
名
(
な
)
は
吾人
(
ごじん
)
久
(
ひさ
)
しく
之
(
これ
)
を
聞
(
き
)
けども、ドストイヱフスキーの
名
(
な
)
と
著書
(
ちよしよ
)
に
至
(
いた
)
りては
吾文界
(
わがぶんかい
)
に
之
(
これ
)
を
紹介
(
せうかい
)
するの
功
(
こう
)
不知庵
(
フチアン
)
に
多
(
おほ
)
しと
言
(
い
)
はざる
可
(
べ
)
からず。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
広津
(
ひろつ
)
が
編輯主任
(
へんしうしゆにん
)
でありました、
乙羽庵
(
おとはあん
)
は始め
二橋散史
(
にけうさんし
)
と
名
(
なの
)
つて
石橋
(
いしばし
)
を
便
(
たよ
)
つて来たのです、
其
(
その
)
時は
累卵之東洋的
(
るいらんのとうやうてき
)
悲憤文字
(
ひふんもんじ
)
を書いて
居
(
ゐ
)
たのを、
石橋
(
いしばし
)
から
硯友社
(
けんいうしや
)
へ
紹介
(
せうかい
)
して
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰、
了阿
(
れうあ
)
上人が和哥の友相場氏は
椎谷侯
(
しひやこう
)
の
殿人
(
とのびと
)
ときゝて、上人の
紹介
(
せうかい
)
をもつて相場氏に対面して
件
(
くだん
)
の
橋柱
(
はしばしら
)
の事を
尋
(
たづ
)
ねしに、
余
(
よ
)
に
謂
(
いはれ
)
しは、橋柱にはあらず
標準
(
みちしるべ
)
なりとて
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
和出來
(
わでき
)
の
猪八戒
(
ちよはつかい
)
と
沙悟淨
(
さごじやう
)
のやうな、
變
(
へん
)
なのが
二人
(
ふたり
)
、
鯱
(
しやち
)
の
城下
(
じやうか
)
へ
轉
(
ころ
)
げ
落
(
お
)
ちて、
門前
(
もんぜん
)
へ
齋
(
とき
)
に
立
(
た
)
つたつて、
右
(
みぎ
)
の
度胸
(
どきよう
)
だから
然
(
さ
)
までおびえまいよ。
紹介
(
せうかい
)
をしよう。……(
角
(
かく
)
はま)にも。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さういふ町内に
僕
(
ぼく
)
の
將棋
(
せうき
)
の
好敵
(
こうてき
)
手がゐる。
改
(
あらた
)
まつて
紹介
(
せうかい
)
すれば、新美
術
(
じゆつ
)
院
(
いん
)
會
員
(
いん
)
、國
畫
(
ぐわ
)
會
總帥
(
そうすい
)
の梅原
龍
(
りう
)
三郎
畫伯
(
ぐわはく
)
その人だが、なアにお
互
(
たがひ
)
に負けず
嫌
(
きら
)
ひで相當
意
(
い
)
地つ
張
(
は
)
りでもある二人。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
M
氏
(
し
)
夫婦
(
ふうふ
)
がやつて
来
(
き
)
て、
型
(
かた
)
どほり
各人
(
かくじん
)
に
紹介
(
せうかい
)
されたが
彼
(
かれ
)
も
御多分
(
ごたぶん
)
に
洩
(
も
)
れず
唖
(
おし
)
であつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼
(
かれ
)
は
直接
(
ちよくせつ
)
父
(
ちゝ
)
の
紹介
(
せうかい
)
を
得
(
え
)
た。
父
(
ちゝ
)
を
通
(
とほ
)
して
間接
(
かんせつ
)
に
其
(
その
)
知人
(
ちじん
)
の
紹介
(
せうかい
)
を
得
(
え
)
た。さうして
自分
(
じぶん
)
の
將來
(
しやうらい
)
を
影響
(
えいきやう
)
し
得
(
う
)
る
樣
(
やう
)
な
人
(
ひと
)
を
物色
(
ぶつしよく
)
して、二三の
訪問
(
はうもん
)
を
試
(
こゝろ
)
みた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
此
(
この
)
人の
紹介
(
せうかい
)
で
社中
(
しやちう
)
に加はる事になつたのでした、
其頃
(
そのころ
)
巌谷
(
いはや
)
は
独逸協会学校
(
どいつけふくわいがくかう
)
に
居
(
ゐ
)
まして、お
坊
(
ばう
)
さんの
成人
(
せいじん
)
したやうな少年で、
始
(
はじめ
)
て
編輯室
(
へんしうしつ
)
に来たのは学校の
帰途
(
かへり
)
で、
黒羅紗
(
くろらしや
)
の
制服
(
せいふく
)
を着て
居
(
ゐ
)
ました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「お
前
(
まへ
)
たち、
名古屋
(
なごや
)
へ
行
(
ゆ
)
くなら、
紹介
(
せうかい
)
をして
遣
(
や
)
らうよ。」
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“紹介”の意味
《名詞》
未知の人同士を引き合わせること。
未知の物事を解説し、世間に知らせること。
(出典:Wiktionary)
紹
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“紹介”で始まる語句
紹介状
紹介者
紹介人
紹介役
紹介業