“久我”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こが50.0%
くが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右大臣久我こが長通が、すすんで彼へ辞令をさずけた。先の位記いきを一階げ、あわせて武蔵守、鎮守府将軍に任ず、という朝命だった。
廉子はじめ後宮の女人にょにんたちもすべて、諸家の“あずめ”となって分散されていたのである。また新朝廷の、久我こがノ右大臣へも事のよしを報じてもどった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝龍寺城へ南軍が混み入った後も、西ヶ岡方面や、久我くが、桂川一帯のひろい地域には、なお折々、ぱちぱちと遠い小銃音がしていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これわたし竹馬ちくばとも久我くがぼう石橋いしばしとはおちやみづ師範学校しはんがくかう同窓どうそうであつたためわたし紹介せうかいしたのでしたが、の理由は第一わたしこのみおなじうするし
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)