“位記”の読み方と例文
読み方割合
いき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右大臣久我こが長通が、すすんで彼へ辞令をさずけた。先の位記いきを一階げ、あわせて武蔵守、鎮守府将軍に任ず、という朝命だった。
さきに、昇殿しょうでんをゆるされ、位記いきでは、途上の牛車くるまもはばかりない身分である。ふっくらと、ふくら雀のように袖をひらいて、彼は牛車の中であぐらしていた。