“昇殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうでん75.0%
しようでん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどどういうものか、あまりくらいすすまないで、いつまでもただの近衛このえ武士ぶしで、昇殿しょうでんといって、御殿ごてんの上にのぼることをゆるされませんでした。それであるとき
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さきに、昇殿しょうでんをゆるされ、位記いきでは、途上の牛車くるまもはばかりない身分である。ふっくらと、ふくら雀のように袖をひらいて、彼は牛車の中であぐらしていた。
至極しごく上手の女にあらざれば此おはたやをたつる事なければ、婦女ふぢよらがこれをうらやむ事、比諭たとへ階下かいかにありて昇殿しようでんくらゐをうらやむがごとし。