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昇殿
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しょうでん
ふりがな文庫
“
昇殿
(
しょうでん
)” の例文
けれどどういうものか、あまり
位
(
くらい
)
が
進
(
すす
)
まないで、いつまでもただの
近衛
(
このえ
)
の
武士
(
ぶし
)
で、
昇殿
(
しょうでん
)
といって、
御殿
(
ごてん
)
の上に
上
(
のぼ
)
ることを
許
(
ゆる
)
されませんでした。それである
時
(
とき
)
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
さきに、
昇殿
(
しょうでん
)
をゆるされ、
位記
(
いき
)
では、途上の
牛車
(
くるま
)
もはばかりない身分である。ふっくらと、ふくら雀のように袖をひらいて、彼は牛車の中であぐらしていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それはかれが、武者の分際で、ただひとり、
昇殿
(
しょうでん
)
をゆるされているという一事にあった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“昇殿”の意味
《名詞》
昇殿(しょうでん)
かつての公家で許されて清涼殿南東の殿上に昇ること。五位以上のものと六位の蔵人が許された。
神社の社殿に許されて入ること。
(出典:Wiktionary)
“昇殿”の解説
昇殿(しょうでん)とは、平安時代以降の日本の朝廷において、内裏清涼殿の南廂にある殿上の間に昇ることを許すことである。
昇殿による身分体系の制度を昇殿制(しょうでんせい)という。
(出典:Wikipedia)
昇
常用漢字
中学
部首:⽇
8画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“昇”で始まる語句
昇
昇降機
昇汞
昇降
昇降口
昇汞水
昇華
昇進
昇口
昇天