“しょうでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聖天52.4%
昇殿14.3%
正伝14.3%
沼田4.8%
荘田4.8%
招電4.8%
省電4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼とは聖天しょうでんの盗っ市で別れて以来でありますが、主人万太郎の意思をうけて自分を迎えに来たとすれば、すべての事情は知っていよう。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに、昇殿しょうでんをゆるされ、位記いきでは、途上の牛車くるまもはばかりない身分である。ふっくらと、ふくら雀のように袖をひらいて、彼は牛車の中であぐらしていた。
教外別伝を説くものの主張はこうである、釈迦は一代の教法を宣説するほかに、さらに拈華瞬目ねんげしゅんもくのとき破顔微笑はがんみしょうした摩訶迦葉まかかしょう正法眼蔵涅槃妙心しょうぼうげんぞうねはんみょうしん正伝しょうでんした、それを嫡々相承ちゃくちゃくそうじょうしたのが禅宗である。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
利爪りそう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし。則ちこれをきてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田しょうでんに至り螺蛤らこうついばむ。螺蛤軟泥なんでい中にあり、心柔輭にゅうなんにして唯温水をおもう。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
利爪りそう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし、すなわちこれをきてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田しょうでんに至り、螺蛤らこうついばむ。螺蛤軟泥なんでい中にあり、心柔輭にゅうなんにして唯温水をおもう。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それらは他国に比較するとごく少ないが、しかしその諸官員あるいは僧官は皆荘田しょうでんを持って居るのみならずほかに
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
話は余事にわたったですが、法王はまた別に財源を持って居る。それは信者からのあがりものもあり、法王自身に付いてある荘田しょうでんもあり、また牧畜場もあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
とにかく私は、クロクロ島において、その重大使命の達成に、ようやく手をつけ始めたばかりのところで、とつぜん鬼塚元帥からの招電しょうでんに接したのであった。元帥の用向きは、一体なんであろうか。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
で、僕は「省電しょうでん各駅下車の乗客分類」というなり大規模だいきぼの統計が行われるとき、人手ひとでが足らぬから是非ぜひに出てほしいということで、とうとう参加する承諾を先生に通じてしまった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)