“せうでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沼田33.3%
小伝33.3%
消殄33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利爪りさう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし。則ち之を裂きてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田せうでんに至り螺蛤らかふついばむ。螺蛤軟泥中にあり、心柔輭にうなんにして唯温水をおもふ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
利爪りさう深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし、則ち之を裂きてほしいまま噉食たんじきす。或は沼田せうでんに至り、螺蛤らかふついばむ。螺蛤軟泥中にあり、心柔輭にうなんにして唯温水をおもふ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
案内者が名と小伝せうでんとを高らかに云つてれる中で、僕の耳にはルツソオ、ヴオルテエル、ユウゴオなどの文学者の名が強く響く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
経を考ふるに云はく、し国土に講宣かうせん読誦どくじゆ恭敬くぎやう供養くやうして此の経を流通るつうせるきみ有らば、我等が四王常に来りて擁護ゆごし、一切の灾障さいさうみな消殄せうでんせしめむ。憂愁うしう疫疾やくしつまた除きいやさしめむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)