しかしイエス様でさえそうであったのだから、私どもの信仰が身内の者から容易に受けられなくても、失望するには及びません。
イエス伝:マルコ伝による (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長三郎は直ぐにその死骸をひきおこして身内をあらためたが、どこにも斬り傷または打ち傷らしい痕も見いだされなかった。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(彼女はさながら自分がまのあたり見たもののように、感激にふるえて身内をぞくぞくさせながら、声高く読み上げた。)
罪と罰 (新字新仮名) / フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット (旧字旧仮名) / ウィリアム・シェークスピア(著)
即興詩人 (旧字旧仮名) / ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著)
法務大臣たる私や検事総長たる佐藤藤佐氏を差しおいて庁内のある有力者を吉田首相の身内の一人に近づかせ
“指揮権発動”を書かざるの記 (新字新仮名) / 犬養健(著)
幕末維新懐古談:23 家内を貰った頃のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
そういうわけですからね、私はこの品物をすっかり売って、お金にして、あの方の身内とか、しんるいとかいう人でもあったら、お渡ししたいと思っているのです。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド (新字新仮名) / 菊池寛(著)
お末はよくこの不景気と云ふ事と、四月から九月までに四人も身内が死んだと云ふ事を云ひふらしたが、実際お末を困らしたのは、不景気につけて母や兄の気分の荒くなる事だつた。
宝島:02 宝島 (新字新仮名) / ロバート・ルイス・スティーブンソン(著)
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) / シャーロット・ブロンテ(著)
聽かされた身内もの、とりわけ母親はたまるまいと思つたのだ
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
代って彼の意中の男を新たに検事総長に据えると同時に、法務大臣の後任には首相の身内と最も親しいある衆議院議員を持って来ようという遠大な筋書で
“指揮権発動”を書かざるの記 (新字新仮名) / 犬養健(著)
幕末維新懐古談:02 私の子供の時のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
目羅博士の不思議な犯罪 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「お父さんの方のお身内もないのですか。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) / シャーロット・ブロンテ(著)
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)