活動くわつどう)” の例文
曇後晴くもりのちはれ午前ごぜん時頃じごろ瓢箪山ひようたんやま到着たうちやくしてると、發掘はつくつすで進行しんかうして赤鉢卷隊あかはちまきたい活動くわつどうしてるが、一かうかはつたことい。
然うだ、其だから僕等の生涯は永久えいきゆうに暗黒だと云ふのだ!家庭かてい人生じんせい活動くわつどうみなもとである、と、人にツてはこんなことを云ふものもある。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かれく/\午前ごぜんしばらわすれて百姓ひやくしやう活動くわつどうふたゝ目前もくぜんつけられてかくれて憤懣ふんまんじやう勃々むか/\くびもたげた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
如何いかなる事業じげふしたがふとも、體力たいりよくこれともなふて強健きやうけんならずば、ごと活動くわつどうするあたはず、また所期しよきの十一だもたつするあたはざるは、世上せじやうそのれいおほところなり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
多分たぶん牛乳ぎうにゆう配達はいたつするためかなどで、あゝいそぐにちがひないとめてゐたから、此音このおとくとひとしく、もうけて、隣人りんじん活動くわつどうはじまつたごとくに、心丈夫こゝろぢやうぶになつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
くわふるに橄欖島かんらんたう附近ふきんには、始終しじう有名いうめいなる海賊船かいぞくせん横行わうかうし、また屡々しば/\歐洲をうしう諸國しよこく軍艦ぐんかん巡航じゆんかうしてますから、其邊そのへん海底戰鬪艇かいていせんとうてい機關きくわん活動くわつどううしなつて
就而は過分くわぶん之重任を受候も、畢竟亡父御こん情を以、莫大ばくだい之金子拜借を得、是が爲に多くの子供を生育いたし候故に而、全右之御かげを以活動くわつどうを得候次第、折々亡父よりも申聞かせ候儀に而
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
駿河臺するがだいすこしものさびれたところに、活動くわつどう廣告くわうこくあか行燈あんどんが、ぽつかりとついてゐたのがめうあたまのこりました。なんだかそれが如何いかにもかう、初冬しよとう一夜いちやといふやうなかんじを起させました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
全都ぜんとれいよ、活動くわつどう
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
乾燥かんさうした藁束わらたば周圍しうゐねぶつて、さらそのほのほ薄闇うすぐらいへうちからのがれようとして屋根裏やねうらうた。それが迅速じんそくちから瞬間しゆんかん活動くわつどうであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わが國民こくみん今後こんご責任せきにんます/\重大ぢうだいならんとするのとき活動くわつどう根本機關こんぽんきくわんとも身體しんたい攝養せつやうにはもつと注意ちゆういえうす。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
宗助そうすけ手枕てまくらをして、なにかんがへるともなく、たゞこのくらせま景色けしきながめてゐた。すると御米およねきよ臺所だいどころはたらおとが、自分じぶん關係くわんけいのないとなりひと活動くわつどうごとくにきこえた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
きみ御存ごぞんじのごとく、海底戰鬪艇かいていせんとうていすべての機關きくわんは、秘密ひみつなる十二しゆ化學藥液くわがくやくえき作用さよう活動くわつどうするのでせう、その活動くわつどう根源もととなる藥液やくえきは、ことごとく十二のたる密封みつぷうされて
熱心ねつしんなる公爵こうしやくは、車夫しやふ活動くわつどう手鈍てぬるしとして、みづか採集器具さいしふきぐにせられたが、たちまち一せい
生存せいぞん活動くわつどう
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
稻草いなぐさもつ空地くうちうづめることが一にちでもすみやかなればそれだけ餘計よけい報酬はうしう晩秋ばんしう收穫しうくわくおいあたへるからとをしへて自然しぜん百姓ひやくしやう體力たいりよくおよかき活動くわつどうせしめる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
宗助そうすけおとうとるたびに、むかし自分じぶんふたゝ蘇生そせいして、自分じぶんまへ活動くわつどうしてゐるやうがしてならなかつた。ときには、はら/\することもあつた。また苦々にが/\しくおもをりもあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
鐵車てつしやは、險山けんざん深林しんりん何處いづくでも活動くわつどう自在じざいだが、このすなすべりのたにだけでは如何どうすること出來できぬのである、萬一まんいちして、非常ひじやうちからで、幾度いくたび車輪しやりん廻轉くわいてんしてたがまつた無效むだだ。
あらよみがへ活動くわつどう
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)