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教
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おそ
ふりがな文庫
“
教
(
おそ
)” の例文
「あなた、『びるぜん』て横文字でどう書くか知ってる? 知らないでしょ? ほほ、あたし、
教
(
おそ
)
わったから知っているわ。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
生
(
う
)
まれつき、なんでも
音
(
おと
)
が
好
(
す
)
きなのだ。だれから
教
(
おそ
)
わらなくても、こうして、
木琴
(
もっきん
)
を
鳴
(
な
)
らせば、いい
音色
(
ねいろ
)
が
出
(
で
)
るじゃないか。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
……まずボーイに
教
(
おそ
)
わった通りに階段を昇って、ここに立ち止まって誰も居ない事をたしかめた。その足跡は他のよりも
稍
(
やや
)
ハッキリしている。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
おじいさんは
大
(
たい
)
そうよろこんで、あたふた山へ出ていきました。そして
教
(
おそ
)
わった木のうろの中へ
入
(
はい
)
って、こわごわ
鬼
(
おに
)
の
来
(
く
)
るのを
待
(
ま
)
っていました。
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
... 私にも是非そのお料理を覚えるようにと
命令
(
いいつけ
)
られましたから暇の時
教
(
おそ
)
わりに参るつもりです」と聞くより客は膝進ませ
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
それを
教
(
おそ
)
わるのは、
通力
(
つうりき
)
をもったある女のひとが、ふしぎなきどくをもつおだまきの糸をくれたおかげでした。
六羽の白鳥
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
その踊りは、人里はなれた
沼
(
ぬま
)
の上にただよう
霧
(
きり
)
から
教
(
おそ
)
わってきたのではないかと思われます。そこには、この世のものではないふしぎな力が
宿
(
やど
)
っています。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その先達に
初歩
(
ふみはじめ
)
を
教
(
おそ
)
わってこの道に入りましてから、今年でもう十六年になりますが、
杖
(
つえ
)
とも思うは実にこの
書
(
ほん
)
で、一日もそばを放さないのでございますよ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
こうのとりは
長
(
なが
)
い
赤
(
あか
)
い
脚
(
あし
)
で
歩
(
ある
)
きまわりながら、
母親
(
ははおや
)
から
教
(
おそ
)
わった
妙
(
みょう
)
な
言葉
(
ことば
)
でお
喋
(
しゃべ
)
りをしていました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
だから、ここで出あった生徒たちは、いちどは小林先生に
教
(
おそ
)
わったことのあるものばかりだ。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
そして、やはり、
甚兵衛
(
じんべえ
)
は
神様
(
かみさま
)
から人形使いの
法
(
ほう
)
を
教
(
おそ
)
わったということになりました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
だんだんナショナルの一や二を持って
教
(
おそ
)
わりに来るものが多くなって、のちには、こう
閑
(
ひま
)
をつぶされてはならないと思いながら、夜はたいてい宿直室に生徒が集まるようになった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
その唄は
稚
(
おさな
)
い時、この方の母さんから、口移しに
教
(
おそ
)
わって、私は今も、覚えている。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その鳥の羽根は、ウイリイが
先
(
せん
)
にひろった羽根と
同
(
おんな
)
じ羽根でした。ウイリイは、犬から
教
(
おそ
)
わっていたので、そっとその鳥のそばへ行って、しっぽについている、一ばん長い羽根を引きぬきました。
黄金鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
と正三君はお父さんから
教
(
おそ
)
わったとおり切り口上でいった。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「うむ、先生に
教
(
おそ
)
わったことを」
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
また、
金持
(
かねも
)
ちから
時間
(
じかん
)
の
見方
(
みかた
)
を
教
(
おそ
)
わって、
彼
(
かれ
)
らは、
圃
(
はたけ
)
にいっても、
山
(
やま
)
にいっても、
寄
(
よ
)
ると
時計
(
とけい
)
の
話
(
はなし
)
をしたのであります。
時計のない村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで
教
(
おそ
)
わったとおり川についてどこまでも
上
(
のぼ
)
って行きますと、十七八のきれいな
娘
(
むすめ
)
が、川のふちで
血
(
ち
)
のついた
着物
(
きもの
)
を
洗
(
あら
)
いながら、しくしく
泣
(
な
)
いていました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それから宿に行ったら、君たちは
蕨
(
わらび
)
採りの
御遊
(
ぎょゆう
)
だと聞いたから、
路
(
みち
)
を
教
(
おそ
)
わってやって来たんだ。なに、
明日
(
あす
)
は帰らなけりゃならん。邪魔に来たようだな。はッはッ
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ジンの中へダイナマイト……つまりニトログリセリンが割ってあるんだ。トテモいい心持ちに酔うからね。ケープタウンで作り方を
教
(
おそ
)
わったんだが。……ウンウン。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そこでみんなは、マサちゃんに
教
(
おそ
)
わって、まっすぐに歩く
練習
(
れんしゅう
)
をしました。
風ばか
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
しかし、
鳥
(
とり
)
がそうする
時分
(
じぶん
)
は、
吉雄
(
よしお
)
は、
学校
(
がっこう
)
へいってしまって、
教室
(
きょうしつ
)
にはいって、
先生
(
せんせい
)
から、お
修身
(
しゅうしん
)
や、
算術
(
さんじゅつ
)
を
教
(
おそ
)
わっているころなのでありました。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
だけど、そのうちにヤングから、そんな遊びの仕方を、一番やさしいのから先にして一つ一つに
教
(
おそ
)
わって行くうちに、妾はもう怖くも何ともなくなってしまったのよ。
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
といって、おかあさんに
教
(
おそ
)
わったとおり、二
匹
(
ひき
)
の
馬
(
うま
)
の
間
(
あいだ
)
に
青草
(
あおくさ
)
を
投
(
な
)
げてやりますと、
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
、一
匹
(
ぴき
)
ががつがつして
草
(
くさ
)
を
食
(
た
)
べる
間
(
あいだ
)
、もう一
匹
(
ぴき
)
は
静
(
しず
)
かに
座
(
すわ
)
ったままながめていました。
姨捨山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
僕
(
ぼく
)
たちは、
教場
(
きょうじょう
)
の
中
(
なか
)
で、
教
(
おそ
)
わるよりも、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て、
広場
(
ひろば
)
で
遊
(
あそ
)
んだり、うたったりするときのほうが
多
(
おお
)
かった。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうしてヤングから
教
(
おそ
)
わった色んな遊びをあんたに教えて見たくてしようがなくなって来たの。
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
がんの
乱
(
みだ
)
れて
立
(
た
)
つ
時
(
とき
)
は
伏兵
(
ふくへい
)
があるしるしだということは、
匡房
(
まさふさ
)
の
卿
(
きょう
)
から
教
(
おそ
)
わった
兵学
(
へいがく
)
の
本
(
ほん
)
にあることだ。お
陰
(
かげ
)
で
危
(
あぶ
)
ないところを
助
(
たす
)
かった。だから
学問
(
がくもん
)
はしなければならないものだ。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
俺
(
おれ
)
、どうして、あんなに
人間
(
にんげん
)
の
頭
(
あたま
)
ちゅうものが、ぴかぴか
光
(
ひか
)
るだかと、いろいろの
人
(
ひと
)
に
聞
(
き
)
いたら、
中
(
なか
)
で、それは、
鬢付
(
びんつ
)
け
油
(
あぶら
)
というものを
塗
(
ぬ
)
るからだと
教
(
おそ
)
わった。
てかてか頭の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
妾ヤングから
教
(
おそ
)
わった通りに
呑気
(
のんき
)
そうに
流行歌
(
はやりうた
)
を唄いながら、その調子に合わせて
打
(
ぶ
)
っていたから、外から聞いたって何かほかのものをたたいているとしか思えなかった筈よ。
支那米の袋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「ちぇッ。山の
神
(
かみ
)
に
教
(
おそ
)
わったか。」
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
うちのお
嬢
(
じょう
)
さんは、
毎日
(
まいにち
)
ピアノを
弾
(
ひ
)
いてうたっています。
先生
(
せんせい
)
のところへいって、
教
(
おそ
)
わっているおもしろい
唄
(
うた
)
をいい
声
(
こえ
)
でうたいながら、ダンスのまねをします。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
又、ほかのものもみんな、無茶先生から
教
(
おそ
)
わった通りにお酒で顔を洗って、もとの通りの白ん坊になりましたので大喜びで、無茶先生の不思議な術に誰もかれも驚いてしまいました。
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
「おじいさん、ここは
水
(
みず
)
たまりですよ。この
板
(
いた
)
の
上
(
うえ
)
をトン、トンとお
歩
(
ある
)
きなさいよ。」と、
孫
(
まご
)
たちに
教
(
おそ
)
わって、おじいさんは、その
水
(
みず
)
たまりを
歩
(
ある
)
いていました。
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今のノスタレとオーム・シッコが二人でフロッキコートてえ
活弁
(
かつべん
)
のお仕着せみてえなものを着込んで入口の処へ突立って、藤村さんから
教
(
おそ
)
わった通りの英語を、毎日毎日大きな声で怒鳴るんです。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
遊
(
あそ
)
びにゆく
約束
(
やくそく
)
をしたので
勇
(
ゆう
)
ちゃんは、その
日
(
ひ
)
、
木田
(
きだ
)
から
教
(
おそ
)
わった
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いてたずねてゆきました。すると
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
のところに、
小
(
ちい
)
さなみすぼらしい
床屋
(
とこや
)
がありました。
すいれんは咲いたが
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人生は京の夢、大阪の夢だ。
電光朝露
(
でんこうちょうろ
)
応作
(
おうさ
)
如是観
(
にょぜかん
)
だ。まあ聞け……そんな
経緯
(
わけ
)
で吾輩は、その未亡人の手に付くと、お母さんだか妹だか訳のわからないステキな幸福に恵まれながら学問を
教
(
おそ
)
わった。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
けれど、みんなは、それを
吹
(
ふ
)
き
鳴
(
な
)
らすことを
覚
(
おぼ
)
えないうちに、やめてしまったけれど、
年
(
とし
)
ちゃんだけは、べつに
教
(
おそ
)
わりもせずに、いろいろの
歌
(
うた
)
を
吹
(
ふ
)
けるようになりました。
年ちゃんとハーモニカ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あなたは、
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
や、
赤
(
あか
)
い
花
(
はな
)
から、
踊
(
おど
)
りを
教
(
おそ
)
わったとお
姉
(
ねえ
)
さまから
聞
(
き
)
きましたが、
私
(
わたし
)
は、また
唄
(
うた
)
を
小鳥
(
ことり
)
から、あのみみずから……
風
(
かぜ
)
から、いろいろなものから
習
(
なら
)
いましたの。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
青年
(
せいねん
)
は
最初
(
さいしょ
)
将棋
(
しょうぎ
)
の
歩
(
あゆ
)
み
方
(
かた
)
を
知
(
し
)
りませんでした。けれど
老人
(
ろうじん
)
について、それを
教
(
おそ
)
わりましてから、このごろはのどかな
昼
(
ひる
)
ごろには、
二人
(
ふたり
)
は
毎日
(
まいにち
)
向
(
む
)
かい
合
(
あ
)
って
将棋
(
しょうぎ
)
を
差
(
さ
)
していました。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
松蔵
(
まつぞう
)
は、おじいさんから、バイオリンを
教
(
おそ
)
わることをどんなにうれしく
思
(
おも
)
ったでしょう。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
女
(
おんな
)
は、なんでも、
魔術
(
まじゅつ
)
をインド
人
(
じん
)
から
教
(
おそ
)
わったということです。
人間
(
にんげん
)
をはとにしたり、からすにしたり、また、はとを
皿
(
さら
)
にしたり、りんごにしたりする
不思議
(
ふしぎ
)
な
術
(
じゅつ
)
を
知
(
し
)
っていました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
も、ぜひ、いって
教
(
おそ
)
わってきますから。
紅すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“教”を含む語句
教育
宗教
教訓
教唆
教会
教化
御教
基督教徒
教師
教授
教父
清教徒
宗教上
基督教
耶蘇教
宣教師
説教
女教師
教鞭
教室
...