それは、寒い日でありました。指のさきも、鼻の頭も、赤くなるような寒い日でありました。吉雄は、いつものように、朝早くから起きました。 「お母さん、寒い日ですね。」と、ごあいさつをして震えていました。 「火鉢に、火がとってあるから、おあたんなさ …
| 著者 | 小川未明 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「童話」1924(大正13)年1月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |
| 著者 | 小川未明 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「童話」1924(大正13)年1月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |