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態々
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わざ/\
ふりがな文庫
“
態々
(
わざ/\
)” の例文
根岸氏はその豆腐の一つを、ボウル箱に入れて、
態々
(
わざ/\
)
正金銀行の支店まで
僮
(
ボオイ
)
に持たせてやつた。根岸氏は
幾度
(
いくたび
)
か
僮
(
ボオイ
)
に言つて聞かせた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
もお
厭
(
いと
)
ひ無くて
態々
(
わざ/\
)
と娘の
勤
(
つと
)
め先までも御連れ下さる御心切御
禮
(
れい
)
の申上樣も御座らぬ迄に有難う存じますると云ふを
聞
(
きゝ
)
三次はかぶりを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
請
(
う
)
けにならないように願いたい、自分は此のことを申上げたいと存じて、只今
態々
(
わざ/\
)
筑紫から参ったのです、と云うのであった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
富「手前は
隣村
(
りんそん
)
に
居
(
お
)
る山倉富五郎と申す浪人で、先生御在宅なれば面会致し
度
(
たく
)
態々
(
わざ/\
)
参りました、是は
此方様
(
こなたさま
)
へほんのお土産で」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斯ういふ化粧品を
新
(
しん
)
きに輸入しましたと
態々
(
わざ/\
)
買つて来る。今度は何処そこに音楽会がありますと上等の切符を持つて来る。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
さうでないとすれば人間にその犠牲にすべき肉体を
態々
(
わざ/\
)
与へた者は余りに無慈悲である。「一方が不正な為めだ。基督教が残酷なのではない。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
其れから
皆
(
みん
)
なして
遺骸
(
おからだ
)
を、御宅へ
担
(
かつ
)
いで
参
(
めえ
)
りましたが、——御大病の
御新造様
(
ごしんぞさま
)
が
態々
(
わざ/\
)
玄関まで御出掛けなされて、御丁寧な
御挨拶
(
ごあいさつ
)
、すると旦那
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
強
(
たつ
)
ての頼みを
辭
(
こば
)
み難く、
態々
(
わざ/\
)
迎ひに來たと語るのであつたが、然し一言もお定に對して小言がましい事は言はなかつた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
で、つまる所、私が
態々
(
わざ/\
)
乗鞍岳へ登って、得て来たちゅうものは、この一つだけだすが、之が、可成大きな発見だす。
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
其に就いて、
茲
(
こゝ
)
に居られる郡視学さんも非常に御心配なすつて、
態々
(
わざ/\
)
斯
(
こ
)
の雪に尋ねて来て下すつたんです。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と言つた風に油を
懸
(
か
)
けられたので、それで当時規則正しい、陸軍志願の学生には唯一の良校と言はれた市谷の成城学校にも入らずに、
態々
(
わざ/\
)
速成といふ名に
惚
(
ほ
)
れて
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
お前の
家
(
うち
)
は昔から
阿母
(
おつか
)
さんが東京好きで、長火鉢まで東京風の
縁
(
ふち
)
の
狹
(
せま
)
い奴を
態々
(
わざ/\
)
取り寄せて、
褞袍
(
どてら
)
か
何
(
なん
)
か着込んで其の前へ
新橋邊
(
しんばしへん
)
の
女將
(
おかみ
)
さんみたいにして坐つてゐたが
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
アねへ
態々
(
わざ/\
)
心配
(
しんぱい
)
して
見
(
み
)
たさに
飮
(
の
)
む
樣
(
よう
)
なもんで
一盃
(
いつぱい
)
が
一盃
(
いつぱい
)
と
重
(
かさ
)
なれば
心配
(
しんぱい
)
も
重
(
かさ
)
なつて
來
(
く
)
る
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
先頃
(
さきごろ
)
のよりも
濃
(
こ
)
くして
貼
(
は
)
つたからもう
此
(
こ
)
れで
遠
(
とほ
)
い
道程
(
みちのり
)
を
態々
(
わざ/\
)
來
(
こ
)
なくても
此
(
こ
)
れを
時々
(
とき/″\
)
貼
(
は
)
つてやれば
自然
(
しぜん
)
に
乾
(
かわ
)
いて
畢
(
しま
)
ふだらうと、
其
(
そ
)
の
白
(
しろ
)
い
藥
(
くすり
)
とそれからガーゼとを
袋
(
ふくろ
)
へ
入
(
い
)
れてくれた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
友
(
とも
)
は
態々
(
わざ/\
)
休暇
(
きうか
)
を
取
(
と
)
つて、
恁
(
か
)
く
自分
(
じぶん
)
と
共
(
とも
)
に
出發
(
しゆつぱつ
)
したのでは
無
(
な
)
いか。
深
(
ふか
)
き
友情
(
いうじやう
)
によつてゞは
無
(
な
)
いか、
親切
(
しんせつ
)
なのでは
無
(
な
)
いか。
然
(
しか
)
し
實
(
じつ
)
に
是程
(
これほど
)
有難迷惑
(
ありがためいわく
)
の
事
(
こと
)
が
又
(
また
)
と
有
(
あ
)
らうか。
降參
(
かうさん
)
だ、
眞平
(
まつぴら
)
だ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
西瓜
(
すゐくわ
)
が食べたくなつて
態々
(
わざ/\
)
京都から大きな
新田
(
しんでん
)
西瓜の初物を取り寄せたといふ話や、村へ来た時百人余りの小学校の生徒全部へ土産として饅頭を贈つたことや、馬に乗りたくなつたとて
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
最後は、昨年の十一月だつたが、東京から弟を
態々
(
わざ/\
)
呼んで、Fの行李まで擔ぎ出さしたのだが、丁度獨りの老父が郷里の家を疊んで出て來たのとカチ合つた爲め、その時もお流れになつた。
不良児
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
なんとか乘出して貰へまいか——と川崎の孫三郎親分から
態々
(
わざ/\
)
の手紙ですぜ
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これを読んで寝ようとお思ひになつてあなたが二階から
態々
(
わざ/\
)
床
(
とこ
)
の中へ持つて来ておありになるのを見附けますが、私の生前に
束
(
たば
)
ねられた儘の
紙捻
(
こより
)
の結び目は一度もまだ解いた跡がないのです。
遺書
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
種
(
たね
)
を
蒔
(
ま
)
くにも、
稻
(
いね
)
を
刈
(
か
)
るにも
態々
(
わざ/\
)
暦
(
こよみ
)
を
出
(
いだ
)
して
節
(
せつ
)
を
見
(
み
)
るに
及
(
およ
)
ばず。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
貫名海屋
(
ぬきなかいをく
)
の系統を伝へた谷口
藹山
(
あいざん
)
が、まだ京都の
下長者町
(
しもちやうじやまち
)
に居た頃、南画好きのある男が
態々
(
わざ/\
)
大阪から訪ねて往つて弟子入りをした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
營
(
いとな
)
み候へ
共
(
ども
)
彼地は至て
邊鄙
(
へんぴ
)
なれば家業も
隙
(
ひま
)
なり
夫故
(
それゆゑ
)
此度同所を
引拂
(
ひきはら
)
ひ少々御
内談
(
ないだん
)
も致度事これありて
伯父上
(
をぢうへ
)
の
御許
(
おんもと
)
へ
態々
(
わざ/\
)
遠路
(
ゑんろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伊兵衞「誠に遠方の処
態々
(
わざ/\
)
お訪ね下され御真実なことで、
私
(
わたくし
)
は伊兵衞と申しますものでございますが、只今お次で残らず御様子を伺いました」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「イエ、なに、
態々
(
わざ/\
)
と申すでは御座りませぬ、
外
(
ほか
)
に此の方面へ参る所用も御座りまする、其れに久しく御父上には拝顔を得ませんで御座りまするから」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
『
然
(
さ
)
う/\其忠太さんさ。面白い言葉な人だねえ。』と言つたが、『來なくても可いのに、お前さん達許り詰らないやね、
態々
(
わざ/\
)
出て來て直ぐ伴れて歸られるなんか。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「何が困る……困るのは当り前だ。己がナ、この藤田重右衛門がナ、
態々
(
わざ/\
)
困るやうにして遣るんだ」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
『へえ、お蔭さんで、月見の晩やなぞは、大阪から
態々
(
わざ/\
)
來て呉れはるお客さんもござります。』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
態々
(
わざ/\
)
そこまで出て来て、その火鉢を中心にして陽気な談話に花を咲かせた。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
南
(
みなみ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
は
態々
(
わざ/\
)
來
(
き
)
て
噺
(
はなし
)
をされては
棄
(
す
)
てゝ
顧
(
かへり
)
みぬことも
出來
(
でき
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
パアシング将軍は
態々
(
わざ/\
)
立つて、その士官の
船室
(
ケビン
)
に訪ねて往つた。士官は船酔の果てが、枕につかまつて頻りと
穢
(
むさ
)
い物を吐いてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
文「手前は業平村に居ります浪島文治郎と申しますえー
粗忽
(
そこつ
)
の浪士でござるが、先生にお目通りを願いたく
態々
(
わざ/\
)
出ました」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ば先下に置き
懷中
(
くわいちう
)
より一枚の紙取出し如何も少々の
買物
(
かひもの
)
にて氣の毒ながら此方の店は
藥種
(
やくしゆ
)
が能きゆゑ
態々
(
わざ/\
)
と
遠方
(
ゑんぱう
)
よりして參りたれば此の十一
味
(
み
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一昨日
(
をとゝひ
)
の晩も『浪の家』から、電話ぢや
能
(
よ
)
く解らないツてんで
態々
(
わざ/\
)
使者
(
ひと
)
まで来たぢやないか、何が面白くて湖月などにグヅついてたんだ、帰つたと
思
(
お
)
もや
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
腸の一部が
睾丸
(
かうぐわん
)
に下りて居る事で、何うかしてこの
大睾丸
(
おほきんたま
)
を
治
(
なほ
)
して
遣
(
や
)
る方法は無いかと、長野まで
態々
(
わざ/\
)
出懸けて、いろ/\医者にも掛けて見たけれど、まだ其頃は医術も開けて居らぬ時代の事とて
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
自分は
窃
(
ひそか
)
に微笑せざるを得なかつた。辯當をつかふのでお秋さんがお茶を汲んで山芋を一皿呉れた。お秋さんは
草鞋
(
わらぢ
)
をとつた丈で脚袢の儘疊へ膝をついて居る。自分へ茶を出すため
態々
(
わざ/\
)
あがつたのだ。
炭焼のむすめ
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
だが、それは
糠喜
(
ぬかよろこ
)
びであつた。原氏は夕方宿へ着くと、こつそり高橋氏を陳列所にやつた。そして
態々
(
わざ/\
)
件
(
くだん
)
の鯛の刳盆を買ひ取らせて来た。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
丈「それが有るから斯うやって金を貸す
方
(
ほう
)
で、
足手
(
あして
)
を運んで、雪の降るのに
態々
(
わざ/\
)
橋の
袂
(
たもと
)
まで来たのだから、本当に
宜
(
い
)
い
金貸
(
かねかし
)
をもって
仕合
(
しあわせ
)
ではないか」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小松
(
こまつ
)
や
櫟
(
くぬぎ
)
の
林
(
はやし
)
に
交
(
まじ
)
つて、
之
(
これ
)
に
觸
(
ふ
)
れゝば
人
(
ひと
)
の
肌膚
(
はだへ
)
に
血
(
ち
)
を
見
(
み
)
せる
程
(
ほど
)
の
硬
(
こは
)
い
意地
(
いぢ
)
の
惡
(
わる
)
い
葉
(
は
)
を
持
(
も
)
つた
芒
(
すゝき
)
までが、さうしなければ
目
(
め
)
にも
立
(
た
)
たないのに
態々
(
わざ/\
)
と
薄赤
(
うすあか
)
い
軟
(
やはら
)
かな
穗先
(
ほさき
)
を
高
(
たか
)
くさし
扛
(
あ
)
げて、
他
(
ひと
)
一
倍
(
ばい
)
に
騷
(
さわ
)
いだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「江川のは
狩猟
(
かり
)
が好きなのぢやない、あれは病気なのだ、病気にも色々あるが、
態々
(
わざ/\
)
あんな殺生病に
罹
(
かゝ
)
るなざ気の毒なもんだ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
文「また来たか、誠に心にかけて毎度旨い物を持って来てくれて気の毒だ、商売をしていれば
嘸
(
さぞ
)
忙
(
せわ
)
しかろうから
態々
(
わざ/\
)
持って来てくれなくもいゝのに」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鴈治郎は
老
(
としよ
)
つた尼さんのやうな寂しさうな眼もとをして、
掌
(
て
)
をふつた。その
掌
(
て
)
は女の涙を拭いてやるために
態々
(
わざ/\
)
拵へたやうに
繊細
(
きやしや
)
に出来てゐた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
是非お前さんの袖にすがって伯父さんにお詫をしていたゞき、永らくかけた御苦労の御恩を返そうとおもってね、それで
態々
(
わざ/\
)
来たんですから、鳶頭どうか
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
町の人は名高い王様のお成りだといふので、
態々
(
わざ/\
)
心をこめてとんちんかんなおもてなしをして、王様の御機嫌をとつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
富「毎度面倒な事を頼んで、大分
裁縫
(
しごと
)
が
巧
(
うま
)
いと云うので、大きに
妻
(
さい
)
も悦んでいる、
就
(
つい
)
ては忙しい中を
態々
(
わざ/\
)
呼んだのは他の事じゃアないが、此の
払物
(
はらいもの
)
の事だ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お鮨なんですよ、
昨夕
(
ゆうべ
)
大使夫人にお招きに
与
(
あづか
)
りましてね、その折戴いた御馳走なの、貴方に上げたいと思つて、
態々
(
わざ/\
)
持つて、帰つたのですわ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
かく「
返
(
かえ
)
すッたって、どうも
徒
(
たゞ
)
は返されません、私も路銀を遣い、こうやって
態々
(
わざ/\
)
尋ねて来たんですものを」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
忘れ物とは他でもない
女房
(
かない
)
の事だ。
女房
(
かない
)
といふものがあるのに、
態々
(
わざ/\
)
外へ出て女買ひに
耽
(
ふけ
)
つたのは勿体なかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
貞「麹屋のお隅が、先生にお目に掛ってお話し申し度い事があって、雪の降る中を
態々
(
わざ/\
)
参ったといいます」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
紳士はそれを自分を褒めて呉れたもののやうに思つて、
態々
(
わざ/\
)
懐中時計を引張り出して、今正規の時間に合はした
許
(
ばか
)
りの針をまた古時計の通りに
引直
(
ひきなほ
)
した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その侍が鰻屋へ
這入
(
へえ
)
ると、此の通り売切れ申候という札が出してあります、存じて
居
(
お
)
る、貴様の所の鰻は宜いから
態々
(
わざ/\
)
来たのを、己に食わせんと云う事はあるめえ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
々
3画
“態”で始まる語句
態
態度
態〻
態勢
態姿
態態
態様
態色
態裁
態面