“降參”の読み方と例文
新字:降参
読み方割合
かうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マーキュ おゝ、柔弱てぬるい、不面目ふめんもくな、卑劣ひれつ降參かうさん! 此上このうへけんあるのみぢゃ。(劍を拔く)。チッバルト、いやさ、猫王ねこまたどの、おきゃらうか?
降參かうさんなら投げた方が立派ですぜ。この上もがくと、くびくゝつて身投げをするやうなもので」
とも態々わざ/\休暇きうかつて、自分じぶんとも出發しゆつぱつしたのではいか。ふか友情いうじやうによつてゞはいか、親切しんせつなのではいか。しかじつ是程これほど有難迷惑ありがためいわくことまたらうか。降參かうさんだ、眞平まつぴらだ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)