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作用
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さよう
ふりがな文庫
“
作用
(
さよう
)” の例文
〔譯〕
雲煙
(
うんえん
)
は
已
(
や
)
むことを得ざるに
聚
(
あつま
)
る。
風雨
(
ふうう
)
は已むことを得ざるに
洩
(
も
)
る。
雷霆
(
らいてい
)
は已むことを得ざるに
震
(
ふる
)
ふ。
斯
(
こゝ
)
に以て
至誠
(
しせい
)
の
作用
(
さよう
)
を
觀
(
み
)
る可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
例
(
たと
)
へば
鐵砲
(
てつぽう
)
の
彈丸
(
たま
)
を
遠方
(
えんぽう
)
へ
飛
(
と
)
ばす
原因
(
げんいん
)
は
火藥
(
かやく
)
の
爆發力
(
ばくはつりよく
)
であるが、これを
實現
(
じつげん
)
せしめる
副原因
(
ふくげんいん
)
は
引金
(
ひきがね
)
を
外
(
はづ
)
す
作用
(
さよう
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
たゞ
一寸
(
ちよつと
)
洩
(
もら
)
して
置
(
お
)
くが、
此
(
この
)
艇
(
てい
)
百種
(
ひやくしゆ
)
の
機關
(
きくわん
)
の
作用
(
さよう
)
を
宰
(
つかさど
)
る
動力
(
どうりよく
)
は
世
(
よ
)
の
常
(
つね
)
の
蒸氣力
(
じようきりよく
)
でもなく
電氣力
(
でんきりよく
)
でもなく、
現世紀
(
げんせいき
)
には
未
(
いま
)
だ
知
(
し
)
られざる
一種
(
いつしゆ
)
の
化學的作用
(
くわがくてきさよう
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
われわれは山へ
引
(
ひ
)
っ
込
(
こ
)
むもよい、
塵界
(
じんかい
)
を去るもよいが、それが理想を養う必要条件では断じてない。理想は心の
作用
(
さよう
)
である、実際は身体の作用である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
何
(
なん
)
となれば、
無智
(
むち
)
には
幾分
(
いくぶん
)
か、
意識
(
いしき
)
と
意旨
(
いし
)
とがある。が、
作用
(
さよう
)
には
何
(
なに
)
もない。
死
(
し
)
に
対
(
たい
)
して
恐怖
(
きょうふ
)
を
抱
(
いだ
)
く
臆病者
(
おくびょうもの
)
は、
左
(
さ
)
のことを
以
(
もっ
)
て
自分
(
じぶん
)
を
慰
(
なぐさ
)
めることが
出来
(
でき
)
る。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
兩者
(
りやうしや
)
の
間
(
あひだ
)
には
何等
(
なんら
)
其
(
そ
)
の
性質
(
せいしつ
)
を
變化
(
へんくわ
)
せしむべき
作用
(
さよう
)
の
起
(
おこ
)
るでもなく、
其
(
そ
)
れは
水
(
みづ
)
が
油
(
あぶら
)
を
疎外
(
そぐわい
)
するのか、
油
(
あぶら
)
が
水
(
みづ
)
を
反撥
(
はんぱつ
)
するのか
遂
(
つひ
)
に
溶
(
と
)
け
合
(
あ
)
ふ
機會
(
きくわい
)
が
無
(
な
)
いのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「そんなことうそさ、
暖
(
あたた
)
かい
空気
(
くうき
)
と
冷
(
つめ
)
たい
空気
(
くうき
)
の
作用
(
さよう
)
で
台風
(
たいふう
)
ができるんだと、
学校
(
がっこう
)
の
先生
(
せんせい
)
がいっていたよ。」
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これで考えても彼等の礼服なるものは一種の
頓珍漢的
(
とんちんかんてき
)
作用
(
さよう
)
によって、馬鹿と馬鹿の相談から成立したものだと云う事が分る。それが
口惜
(
くや
)
しければ
日中
(
にっちゅう
)
でも肩と胸と腕を出していて見るがいい。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かういふ
風
(
ふう
)
に、
葉
(
は
)
が
日光
(
につこう
)
の
力
(
ちから
)
をかりて、その
木自身
(
きじしん
)
を
養
(
やしな
)
ひ、
生活
(
せいかつ
)
をつゞけていく、この
作用
(
さよう
)
を『
炭素同化作用
(
たんそどうかさよう
)
』といひます。
樹木
(
じゆもく
)
の
葉
(
は
)
が
青々
(
あを/\
)
と
茂
(
しげ
)
つてゐるのは、この
重大
(
じゆうだい
)
な
役目
(
やくめ
)
をはたすためです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
一種
(
いつしゆ
)
の
蜃氣樓
(
しんきろう
)
の
如
(
ごと
)
き
作用
(
さよう
)
で
此處
(
こゝ
)
へ
映
(
うつ
)
つたのかも
分
(
わか
)
りません。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
但
(
たゞ
)
し
地震
(
ぢしん
)
の
起
(
おこ
)
り
樣
(
よう
)
、
即
(
すなは
)
ち
地震
(
ぢしん
)
はいかなる
場所
(
ばしよ
)
に
於
(
おい
)
てどんな
作用
(
さよう
)
で
起
(
おこ
)
るかの
大體
(
だいたい
)
の
觀念
(
かんねん
)
を
得
(
う
)
るため、
地球
(
ちきゆう
)
の
表面
(
ひようめん
)
に
近
(
ちか
)
き
部分
(
ぶぶん
)
の
構造
(
こうぞう
)
を
述
(
の
)
べさして
貰
(
もら
)
ひたい。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
此
(
この
)
艇
(
てい
)
の
外形
(
ぐわいけい
)
は
以上
(
いじやう
)
の
如
(
ごと
)
くであるが、さて
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
が
敵艦
(
てきかん
)
を
轟沈
(
がうちん
)
するには、
如何
(
いか
)
なる
方法
(
てだて
)
に
依
(
よ
)
るかといふに、それは
二種
(
にしゆ
)
の
異
(
ことな
)
つたる
軍器
(
ぐんき
)
の
作用
(
さよう
)
に
依
(
よ
)
るのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
土
(
つち
)
が
徹宵
(
よつぴて
)
さういふ
作用
(
さよう
)
を
營
(
いとな
)
んだばかりに、
日
(
ひ
)
は
拂曉
(
あけがた
)
の
空
(
そら
)
から
横
(
よこ
)
にさうして
斜
(
なゝめ
)
に
其
(
そ
)
の
霜
(
しも
)
を
解
(
と
)
かして、
西風
(
にしかぜ
)
は
直
(
たゞち
)
にそれを
乾
(
かわ
)
かして
残酷
(
ざんこく
)
に
表土
(
へうど
)
の
埃
(
ほこり
)
を
空中
(
くうちう
)
に
吹
(
ふ
)
き
捲
(
ま
)
くる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
人世のことは
何事
(
なにごと
)
にかかわらず微妙なる精神的
作用
(
さよう
)
があって、始めて自分の目的が達せられる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ああ
物質
(
ぶっしつ
)
の
新陳代謝
(
しんちんたいしゃ
)
よ。しかしながら
不死
(
ふし
)
の
代替
(
だいたい
)
を
以
(
もっ
)
て、
自分
(
じぶん
)
を
慰
(
なぐさ
)
むると
云
(
い
)
うことは
臆病
(
おくびょう
)
ではなかろうか。
自然
(
しぜん
)
において
起
(
おこ
)
る
所
(
ところ
)
の
無意識
(
むいしき
)
なる
作用
(
さよう
)
は、
人間
(
にんげん
)
の
無智
(
むち
)
にも
劣
(
おと
)
っている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
地球
(
ちきゆう
)
の
自轉
(
じてん
)
其他
(
そのた
)
の
作用
(
さよう
)
で、
次第
(
しだい
)
に
離
(
はな
)
れ
離
(
ばな
)
れになつて
今日
(
こんにち
)
のようになつたものと
信
(
しん
)
じられてゐる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
彼
(
かれ
)
は
繩
(
なは
)
を
綯
(
な
)
ふにも
草鞋
(
わらぢ
)
を
作
(
つく
)
るにも、
其
(
それ
)
が
或
(
ある
)
凝塊
(
しこり
)
が
凡
(
すべ
)
ての
筋肉
(
きんにく
)
の
作用
(
さよう
)
を
阻害
(
そがい
)
して
居
(
ゐ
)
るやうで
各部
(
かくぶ
)
に
疼痛
(
とうつう
)
をさへ
感
(
かん
)
ずるのであつた。
器用
(
きよう
)
な
彼
(
かれ
)
の
手先
(
てさき
)
が
彼自身
(
かれじしん
)
の
物
(
もの
)
ではなくなつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今
(
いま
)
はそれ/″\
適當
(
てきたう
)
の
位置
(
いち
)
に
配置
(
はいち
)
されて、すでに
幾度
(
いくたび
)
の
作用
(
さよう
)
をなした
形跡
(
けいせき
)
は
歴然
(
れきぜん
)
と
見
(
み
)
える。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
が、
作用
(
さよう
)
には
何
(
なに
)
もない。
死
(
し
)
に
對
(
たい
)
して
恐怖
(
きようふ
)
を
抱
(
いだ
)
く
臆病者
(
おくびやうもの
)
は、
左
(
さ
)
の
事
(
こと
)
を
以
(
もつ
)
て
自分
(
じぶん
)
を
慰
(
なぐさ
)
める
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
る。
即
(
すなは
)
ち
彼
(
か
)
の
體
(
たい
)
を
將來
(
しやうらい
)
、
草
(
くさ
)
、
石
(
いし
)
、
蟇
(
ひきがへる
)
の
中
(
うち
)
に
入
(
い
)
つて、
生活
(
せいくわつ
)
すると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
以
(
もつ
)
て
慰
(
なぐさ
)
むることが
出來
(
でき
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
普通にいう
癪
(
しゃく
)
に
触
(
さわ
)
るとか、虫が好かないとか、はなはだ
漠
(
ばく
)
とした言葉をもって、われわれの感情的の
作用
(
さよう
)
をいいあらわしているが、この
癪
(
しゃく
)
、この虫がわれわれ日常の生活をどれほど害しているのか
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
然
(
しかし
)
ながら
不死
(
ふし
)
の
代替
(
だいたい
)
を
以
(
もつ
)
て、
自分
(
じぶん
)
を
慰
(
なぐさ
)
むると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
臆病
(
おくびやう
)
ではなからうか。
自然
(
しぜん
)
に
於
(
おい
)
て
起
(
おこ
)
る
所
(
ところ
)
の
無意識
(
むいしき
)
なる
作用
(
さよう
)
は、
人間
(
にんげん
)
の
無智
(
むち
)
にも
劣
(
おと
)
つてゐる。
何
(
なん
)
となれば、
無智
(
むち
)
には
幾分
(
いくぶん
)
か、
意識
(
いしき
)
と
意旨
(
いし
)
とがある。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“作”で始まる語句
作
作物
作者
作品
作法
作為
作男
作家
作事
作略