“二種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたいろ61.5%
ふたつ23.1%
にしゆ15.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはのあたりは、二種ふたいろはなうづむばかりちてる……其等それらいろある陽炎かげらふ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どんな時、誰がどんな病気でも、あんぽんたんが薬をもらってくる時、変だなあとおもうのは、練薬と膏薬こうやく二種ふたいろだけだった。
剥げた塗り膳に二種ふたいろばかりの、食物らしいものが載っている。——それを捧げた仇っぽい年増が、疑わしそうに眼をひそめ、すぐの背後に立っていた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二種ふたいろの靴跡は、或は強く、或は弱く、曲ったり踏込んだり、爪先を曳摺ひきずる様につけられたかと思うとコジ曲げた様になったりしながら、激しく入り乱れて崖の縁迄続いている。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
つぎに子供というものは、二種ふたいろあるおかずの中でも、一方が非常に気にいると、ほかの一つは見向きもしないで、よけいに気にいったほうのばかりを、ずんずん食べてしまうものです。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
釧路は、人口と云へば僅か一萬五千足らずの、漸々やう/\發達しかけた許りの小都會だのに、どうしたものか新聞が二種ふたつ出て居た。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
フランクリンも幾らか無理と思ひながら、新聞は出すには出した。ところで、その頃新聞といふものが幾つあつたかといふと、広い亜米利加を通じて、たつた二種ふたつあつただけだつた。
釧路は、人口と云へば僅か一万五千足らずの、漸々発達しかけた許りの小都会だのに、どうしたものか新聞が二種ふたつ出て居た。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それでむかしひとも、このたゞ敍景じよけいうたぎない、二種にしゆうたたいし、かういふつたへをかたつてゐました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
このてい外形ぐわいけい以上いじやうごとくであるが、さて海底戰鬪艇かいていせんとうてい敵艦てきかん轟沈がうちんするには、如何いかなる方法てだてるかといふに、それは二種にしゆことなつたる軍器ぐんき作用さようるのである。