トップ
>
電話
>
でんわ
ふりがな文庫
“
電話
(
でんわ
)” の例文
ナニ
人間
(
にんげん
)
の
世界
(
せかい
)
にも
近頃
(
ちかごろ
)
電話
(
でんわ
)
だの、ラヂオだのという、
重宝
(
ちょうほう
)
な
機械
(
きかい
)
が
発明
(
はつめい
)
されたと
仰
(
お
)
っしゃるか……それは
大
(
たい
)
へん
結構
(
けっこう
)
なことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「こんな
時
(
とき
)
は
電話
(
でんわ
)
があるとな。」「もう
見
(
み
)
えませう。——こゝにいらつしやい。……
私
(
わたし
)
が
行
(
い
)
つて
見張
(
みは
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。」
家内
(
かない
)
はまた
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て
行
(
い
)
つた。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
会社
(
かいしゃ
)
へ
電話
(
でんわ
)
をかけてみようか、
電話
(
でんわ
)
の
番号
(
ばんごう
)
をよくきいておけばよかったと、お
母
(
かあ
)
さんは、
気
(
き
)
をもんでいられました。
夕焼けがうすれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
兄
(
にい
)
さん、
醫者
(
いしや
)
迄
(
まで
)
行
(
ゆ
)
くのは
急
(
いそ
)
いでも
時間
(
じかん
)
が
掛
(
か
)
かりますから、
坂井
(
さかゐ
)
さんの
電話
(
でんわ
)
を
借
(
か
)
りて、すぐ
來
(
く
)
る
樣
(
やう
)
に
頼
(
たの
)
みませう」
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
道子
(
みちこ
)
は
小岩
(
こいは
)
の
色町
(
いろまち
)
へ
身売
(
みうり
)
をした
時
(
とき
)
の
年季
(
ねんき
)
と、
電話
(
でんわ
)
の
周旋屋
(
しうせんや
)
と一
緒
(
しよ
)
に
暮
(
くら
)
した
月日
(
つきひ
)
とを
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
に
数
(
かぞ
)
へ
返
(
かへ
)
しながら
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
▼ もっと見る
なほ
人智
(
じんち
)
がいよ/\
發達
(
はつたつ
)
し
人口
(
じんこう
)
がどん/\
増
(
ま
)
すにつれて、
最後
(
さいご
)
には
奧山
(
おくやま
)
の
木
(
き
)
までも
伐
(
き
)
つて
家屋
(
かおく
)
、
橋梁
(
きようりよう
)
、
器具
(
きぐ
)
、
機械
(
きかい
)
、
汽車
(
きしや
)
、
電車
(
でんしや
)
、
鐵道
(
てつどう
)
の
枕木
(
まくらぎ
)
、
電信
(
でんしん
)
、
電話
(
でんわ
)
の
柱
(
はしら
)
といふように
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
星
(
ほし
)
のやうな
目
(
め
)
をうろ/\させてS、H
氏
(
し
)
の
夫人
(
ふじん
)
が、
頼
(
たよ
)
りなさゝうにしてゐるので、M、H
氏
(
し
)
夫人
(
ふじん
)
と、N
氏
(
し
)
夫人
(
ふじん
)
が
気
(
き
)
をもんで
電話
(
でんわ
)
でもかゝつて
来
(
こ
)
ないか
否
(
いな
)
かをボオイに
訊
(
き
)
いたりしたが
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
見
(
み
)
たしと
思
(
おも
)
はゞ
替
(
かは
)
り
目
(
め
)
毎
(
ごと
)
の
芝居
(
しばゐ
)
行
(
ゆ
)
きも
誰
(
た
)
れかは
苦情
(
くぜう
)
を
申
(
まをす
)
べき、
花見
(
はなみ
)
、
月見
(
つきみ
)
に
旦那
(
だんな
)
さま
催
(
もよほ
)
し
立
(
た
)
てゝ、
共
(
とも
)
に
連
(
つ
)
らぬる
袖
(
そで
)
を
樂
(
たの
)
しみ、お
歸
(
かへ
)
りの
遲
(
おそ
)
き
時
(
とき
)
は
何處
(
どこ
)
までも
電話
(
でんわ
)
をかけて、
夜
(
よる
)
は
更
(
ふ
)
くるとも
寐給
(
ねたま
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
東京に往けば、人間に
負
(
ま
)
けます、と皆が云う。
麦
(
むぎ
)
の
穂
(
ほ
)
程人間の顔がある東京では、人間の顔見るばかりでも田舎者はくたびれて
了
(
しま
)
う。
其処
(
そこ
)
に
電話
(
でんわ
)
の
鈴
(
りん
)
が鳴る。電車が
通
(
とお
)
る。自動車が走る。
号外
(
ごうがい
)
が飛ぶ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
警察
(
けいさつ
)
から、
市内
(
しない
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
の
映画館
(
えいがかん
)
へ
電話
(
でんわ
)
で
問合
(
といあわ
)
せをした。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
近頃
(
ちかごろ
)
は
現界
(
げんかい
)
でも、
電信
(
でんしん
)
とか、
電話
(
でんわ
)
とか
申
(
もう
)
すものが
出来
(
でき
)
て、
斯
(
こ
)
うした
場合
(
ばあい
)
によく
利用
(
りよう
)
されるそうでございますが、こちらの
世界
(
せかい
)
でする
仕事
(
しごと
)
も
大体
(
だいたい
)
それに
似
(
に
)
たもので
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
其
(
そ
)
の
事
(
こと
)
は、
私
(
わたし
)
が
今
(
いま
)
まで
居
(
ゐ
)
た
所
(
ところ
)
へ、
當人
(
たうにん
)
から
懸
(
か
)
けた、
符牒
(
ふてふ
)
ばかりの
電話
(
でんわ
)
で
知
(
し
)
れて、
實際
(
じつさい
)
、
氣
(
き
)
も
顛倒
(
てんだう
)
して
急
(
いそ
)
ぐんです。
行
(
い
)
かないで
何
(
ど
)
うしますか、
行
(
い
)
つては
惡
(
わる
)
いんですか。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
きた
当座
(
とうざ
)
は、
自転車
(
じてんしゃ
)
に
乗
(
の
)
るけいこを
付近
(
ふきん
)
の
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
にいって、することにしました。また、
電話
(
でんわ
)
をかけることを
習
(
なら
)
いました。まだ
田舎
(
いなか
)
にいて、
経験
(
けいけん
)
がなかったからです。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
頃
(
ころ
)
半年
(
はんとし
)
あまり
足繁
(
あししげ
)
く
通
(
かよ
)
つてくるお
客
(
きやく
)
の
中
(
なか
)
で、
電話
(
でんわ
)
の
周旋屋
(
しうせんや
)
をしてゐる
田中
(
たなか
)
と
云
(
い
)
ふ
男
(
をとこ
)
が、
行末
(
ゆくすゑ
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
正妻
(
せいさい
)
にすると
云
(
い
)
ふはなしに、
初
(
はじ
)
めはその
男
(
をとこ
)
のアパートに
行
(
ゆ
)
き
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
ついで
現
(
あらは
)
れて
來
(
き
)
た
水力電氣
(
すいりよくでんき
)
そのものはすべてこの
都市
(
とし
)
村落
(
そんらく
)
の
燈火
(
あかり
)
や、いろ/\の
動力
(
どうりよく
)
にも
利用
(
りよう
)
せられ、
電車
(
でんしや
)
、
電信
(
でんしん
)
、
電話
(
でんわ
)
、
電燈
(
でんとう
)
、
工業用機械動力
(
こうぎようようきかいどうりよく
)
をはじめ、
朝夕
(
あさゆふ
)
の
煑炊
(
にた
)
き、すとうぶや
按摩
(
あんま
)
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
夫
(
そ
)
れは
夫
(
そ
)
れは
押
(
おさ
)
へ
處
(
どころ
)
の
無
(
な
)
いお
方
(
かた
)
、まあ
今宵
(
こよひ
)
は
何處
(
どこ
)
へお
泊
(
とま
)
りにて、
昨日
(
あす
)
はどのやうな
嘘
(
うそ
)
いふてお
歸
(
かへ
)
り
遊
(
あそ
)
ばすか、
夕
(
ゆふ
)
かた
倶部樂
(
くらぶ
)
へ
電話
(
でんわ
)
をかけしに三
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
にお
歸
(
かへ
)
りとの
事
(
こと
)
、
又
(
また
)
芳原
(
よしはら
)
の
式部
(
しきぶ
)
がもとへでは
無
(
な
)
きか
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
(
それ
)
から
當分
(
たうぶん
)
の
間
(
あひだ
)
は、
御免
(
ごめん
)
下
(
くだ
)
さいましだの、
何方
(
どちら
)
から
入
(
い
)
らつしやいましたのと
盛
(
さかん
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
の
言葉
(
ことば
)
が
交換
(
かうくわん
)
されてゐた。
其間
(
そのあひだ
)
にはちりん/\と
云
(
い
)
ふ
電話
(
でんわ
)
の
假聲
(
こわいろ
)
も
交
(
まじ
)
つた。
凡
(
すべ
)
てが
宗助
(
そうすけ
)
には
陽氣
(
やうき
)
で
珍
(
めづ
)
らしく
聞
(
きこ
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
……
其處
(
そこ
)
で、
道順
(
みちじゆん
)
だから、やすい
圓
(
ゑん
)
タクでお
誘
(
さそ
)
ひ
申
(
まを
)
さうかと、もし、もし、
電話
(
でんわ
)
(
註
(
ちう
)
。お
隣
(
となり
)
のを
借
(
か
)
りる)を
掛
(
か
)
けると
六丁目
(
ろくちやうめ
)
里見氏宅
(
さとみしたく
)
で、はあ、とうけて、
婀娜
(
あだ
)
な
返事
(
へんじ
)
が——
幹事
(
かんじ
)
で
支度
(
したく
)
がありますから
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
電
常用漢字
小2
部首:⾬
13画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“電話”で始まる語句
電話口
電話姫
電話線
電話会社
電話機械