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相當
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さうたう
歳の
首といふので
有繋に
彼の
家でも
相當に
餅や
饂飩や
蕎麥が
其の
日/\の
例に
依て
供へられた。
軟かな
餅が
卯平の
齒齦には一
番適當して
居た。
手に掛けたれば
相當の
御處分下されかしと
委細訴状に
認めつゝ
自首して出しに忠相ぬし
這は
捨置れぬ事共なりと先親子をば
止め置き音羽の方を
で、
高尾、
薄雲、
芳野など
云ふ
絶世の
美人の
身代金、
即ち
人參一兩の
値は、
名高い
遊女一人に
相當するのであるから、
蓋し
容易なわけのものではない。
男も
太刀を
佩いてゐるだけに、
力は
相當にあつたやうですが、
不意を
打たれてはたまりません。
忽ち一
本の
杉の
根がたへ、
括りつけられてしまひました。
即ち
之を
實行せんとすれば
現在の
國民の
消費を
相當の
程度に
節約せしむるより
外にないのである。
斯くして
始て
冗費を
節し
無駄を
省かしむることが
出來るのである。
幸ひ
妻の
兄は
本國で
相當の
軍人であれば、
其人の
手許に
送つて、
教育萬端の
世話を
頼まうと、
餘程以前から
考へて
居つたのですが、どうも
然る
可き
機會を
得なかつた。
のつそりとして
悠長な
卯平は
壯時に
熟して
居た
仕事の
呼吸で
大きな
手が
肩から
打ち
下す
時、まだ
相當に
捗どるのであつた。
賞して傳吉は領主より
相當の
恩賞あるべき
旨別段遠江守へ仰せ付らるゝ間此旨留守居へ
相心得よと申渡す
其の
資金が
相當の
高に
上るときには、
適當の
方法を
講じて
其資金を
手許に
握るより
外ない。
同時に、さう
云ふ
譯なら、
自分が
直に
宗助から
相當の
値で
讓つて
貰へば
可かつたに、
惜しい
事をしたと
云つた。
最後に
横町の
道具屋をひどく
罵しつて、
怪しからん
奴だと
云つた。
如何なる
仕事でも、
私の
力に
叶ふ
相當の
義務を
盡したいと
考へたので、
私は
膝を
進めた。
百姓は
忙しい
田植が
畢れば
何處の
家でも
秋の
收穫を
待つ
準備が
全く
施されたので、
各自の
勞を
劬ふ
爲に
相當な
饗應が
行はれるのである。
其が
早苗振である。
又金解禁に
對しては
世人一
般が
可なり
神經過敏になつて
居るから、
此際日を
定めて
之を
發表して
置くと
云ふことは
寧ろ
財界を
安定せしむる
上に
相當の
效果のあることゝ
考へたからである。
翌日宗助は
役所へ
出て、
同僚の
誰彼に
此話をした。すると
皆申し
合せた
樣に、
夫は
價ぢやないと
云つた。けれども
誰も
自分が
周旋して、
相當の
價に
賣拂つてやらうと
云ふものはなかつた。