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家屋
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かおく
ふりがな文庫
“
家屋
(
かおく
)” の例文
また
光
(
ひか
)
った! そのたび
大空
(
おおぞら
)
が、
燃
(
も
)
えるように
青白
(
あおじろ
)
いほのおでいろどられて、
明
(
あか
)
るく
家屋
(
かおく
)
も、
木立
(
こだち
)
も、
大地
(
だいち
)
から
浮
(
う
)
き
上
(
あ
)
がって
見
(
み
)
られた。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前
(
まえ
)
にものべた
通
(
とお
)
り、こちらの
世界
(
せかい
)
は
造
(
つく
)
りつけの
現界
(
げんかい
)
とは
異
(
ことな
)
り、
場所
(
ばしょ
)
も、
家屋
(
かおく
)
も、
又
(
また
)
姿
(
すがた
)
も、
皆
(
みな
)
意思
(
おもい
)
のままにどのようにもかえられる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
一方
(
いつぽう
)
屋外
(
おくがい
)
に
避難
(
ひなん
)
せんとする
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
ては、まだ
出
(
で
)
きらない
内
(
うち
)
に
家屋
(
かおく
)
倒潰
(
とうかい
)
し、
而
(
しか
)
も
入口
(
いりぐち
)
の
大
(
おほ
)
きな
横木
(
よこぎ
)
に
壓伏
(
あつぷく
)
せられる
危險
(
きけん
)
が
伴
(
ともな
)
ふことがある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
家屋
(
かおく
)
のとりこわしをはじめ、もうほとんど、とりこわしも終わって、古材木や、屋根がわらなどが、あっちこっちにつみあげてあるのです。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
石
(
いし
)
の
床
(
とこ
)
が
三方
(
さんぽう
)
に
設
(
まう
)
けて
死體
(
したい
)
を
置
(
お
)
くようになつてあつたり、
天井
(
てんじよう
)
に
家屋
(
かおく
)
の
屋根
(
やね
)
をまねてあるのもあつたり、
内部
(
ないぶ
)
に
刀劍
(
とうけん
)
の
形
(
かたち
)
を
彫
(
ほ
)
つたものなどがあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
「この町の
家屋
(
かおく
)
の
瓦
(
かわら
)
ほどに敵が多くとも、心に
疚
(
やま
)
しきことなき以上は、何の
怖
(
おそ
)
るることかあらん」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
地震
(
ぢしん
)
が
如何
(
いか
)
なる
有樣
(
ありさま
)
に
於
(
おい
)
て
家屋
(
かをく
)
を
震盪
(
しんたう
)
し、
潰倒
(
くわいたう
)
するかを
觀察
(
くわんさつ
)
し
破壞
(
はくわい
)
した
家屋
(
かおく
)
についてその
禍根
(
くわこん
)
を
闡明
(
せんめゐ
)
するの
科學的知識
(
くわがくてきちしき
)
がなければ、これに
對
(
たい
)
する
防備的考察
(
ばうびてきかうさつ
)
は
浮
(
う
)
かばない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
なほ
人智
(
じんち
)
がいよ/\
發達
(
はつたつ
)
し
人口
(
じんこう
)
がどん/\
増
(
ま
)
すにつれて、
最後
(
さいご
)
には
奧山
(
おくやま
)
の
木
(
き
)
までも
伐
(
き
)
つて
家屋
(
かおく
)
、
橋梁
(
きようりよう
)
、
器具
(
きぐ
)
、
機械
(
きかい
)
、
汽車
(
きしや
)
、
電車
(
でんしや
)
、
鐵道
(
てつどう
)
の
枕木
(
まくらぎ
)
、
電信
(
でんしん
)
、
電話
(
でんわ
)
の
柱
(
はしら
)
といふように
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
だがその時代は、学生生活はたいへん苦しいときであったうえに、雨谷君の実家は
大水
(
おおみず
)
のために
家屋
(
かおく
)
を
家財
(
かざい
)
ごと流され、ほとんど、
無一物
(
むいちぶつ
)
にひとしいあわれな状態になっていた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人
(
ふたり
)
はあちらに
見
(
み
)
える、
白
(
しろ
)
く
塗
(
ぬ
)
った三
階建
(
がいだ
)
ての
家屋
(
かおく
)
を
見
(
み
)
ましたときに、それがなんであるかすらもよくわからなかったのでした。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大地震後
(
だいぢしんご
)
、
餘震
(
よしん
)
を
餘
(
あま
)
りに
恐怖
(
きようふ
)
するため、
安全
(
あんぜん
)
な
家屋
(
かおく
)
を
見捨
(
みす
)
てゝ、
幾日
(
いくにち
)
も/\
野宿
(
のじゆく
)
することは、
震災地
(
しんさいち
)
に
於
(
お
)
ける
一般
(
いつぱん
)
の
状態
(
じようたい
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
しかし
非常
(
ひじよう
)
に
面白
(
おもしろ
)
い
人物
(
じんぶつ
)
動物
(
どうぶつ
)
家屋
(
かおく
)
の
圖
(
ず
)
などの
他
(
ほか
)
には、
祝部土器
(
いはひべどき
)
やその
他
(
た
)
の
品物
(
しなもの
)
、または
古墳
(
こふん
)
の
石室
(
せきしつ
)
横穴
(
よこあな
)
の
中
(
なか
)
の
壁
(
かべ
)
などに
彫
(
ほ
)
りつけた、まことに
粗末
(
そまつ
)
な
人物
(
じんぶつ
)
や
盾
(
たて
)
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
すべて
修行場
(
しゅぎょうば
)
は
人
(
ひと
)
によりてめいめい
異
(
ちが
)
う。
家屋
(
かおく
)
の
内部
(
なか
)
に
置
(
お
)
かるるものもあれば、
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
置
(
お
)
かるる
者
(
もの
)
もある。
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
間柄
(
あいだがら
)
でも、一
所
(
しょ
)
には
決
(
けっ
)
して
住
(
す
)
むものでない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
家屋
(
かおく
)
は一
代
(
だい
)
かぎりのもので、
子孫繼承
(
しそんけいしやう
)
して
住
(
す
)
まふものでないといふ
思想
(
しさう
)
が
深
(
ふか
)
い
根柢
(
こんてい
)
をなした。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
誤った人そのものはまだしも
彼
(
かれ
)
の
親戚
(
しんせき
)
友人
家屋
(
かおく
)
生国
(
しょうごく
)
までも憎みやすいものである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
地平線は丸く
曲
(
まが
)
っていた。地表から何物かが、ふわふわまいあがっている。よくみると、それは
家屋
(
かおく
)
だった。橋だった。それから小さいものは自動車だった。みみずみたいに長いものは列車だった。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この
爲
(
ため
)
に
兩少年
(
りようしようねん
)
は
各自
(
かくじ
)
の
家屋
(
かおく
)
のみならず、
重幸少年
(
しげゆきしようねん
)
の
如
(
ごと
)
きは
隣接
(
りんせつ
)
した
小學校
(
しようがつこう
)
と
二十戸
(
にじゆつこ
)
の
民家
(
みんか
)
とを
危急
(
ききゆう
)
から
救
(
すく
)
ひ
得
(
え
)
たのであつた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
自分
(
じぶん
)
の
住
(
す
)
む
町
(
まち
)
から、だいぶそこまで
離
(
はな
)
れていました。
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
へいくと、
今度
(
こんど
)
広
(
ひろ
)
い
道路
(
どうろ
)
が
通
(
とお
)
るので、
多数
(
たすう
)
の
家屋
(
かおく
)
が
取
(
と
)
りはらわれた
跡
(
あと
)
でありました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかしこゝでちょっと
申
(
まを
)
して
置
(
お
)
くことは、かういふお
寺
(
てら
)
の
建築
(
けんちく
)
が
支那
(
しな
)
朝鮮
(
ちようせん
)
から
傳
(
つた
)
はり、
天皇
(
てんのう
)
の
御殿
(
ごてん
)
や
貴族
(
きぞく
)
の
家屋
(
かおく
)
もさういふふうに
作
(
つく
)
られるようになりましたが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
その
時
(
とき
)
俺
(
わし
)
ははっとして、これは
最
(
も
)
う
愚図愚図
(
ぐずぐず
)
していられないと
思
(
おも
)
った。それから
何年
(
なんねん
)
になるか
知
(
し
)
れぬが、
今
(
いま
)
では
少
(
すこ
)
し
幽界
(
ゆうかい
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
も
積
(
つ
)
み、
明
(
あか
)
るい
所
(
ところ
)
に一
軒
(
けん
)
の
家屋
(
かおく
)
を
構
(
かま
)
えて
住
(
すま
)
わして
貰
(
もら
)
っている……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
足
(
あし
)
もとには、
小
(
ちい
)
さな
家屋
(
かおく
)
がたてこんで、
物干
(
ものほ
)
しの
洗濯物
(
せんたくもの
)
が、
夏空
(
なつぞら
)
の
下
(
した
)
で、
風
(
かぜ
)
にひるがえり、すこしばかりの
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
で、
子供
(
こども
)
が、
鬼
(
おに
)
ごっこをして
遊
(
あそ
)
んでいました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
火口近
(
かこうちか
)
くにゐてこの
波動
(
はどう
)
に
直面
(
ちよくめん
)
したものは、
空氣
(
くうき
)
の
大
(
おほ
)
きな
槌
(
つち
)
を
以
(
もつ
)
て
擲
(
なぐ
)
られたことになるので、
巨大
(
きよだい
)
な
樹木
(
じゆもく
)
が
見事
(
みごと
)
に
折
(
を
)
れ、
或
(
あるひ
)
は
根
(
ね
)
こぎにされて
遠方
(
えんぽう
)
へ
運
(
はこ
)
ばれる。
勿論
(
もちろん
)
家屋
(
かおく
)
などは
一溜
(
ひとたま
)
りもない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“家屋”の意味
《名詞》
居住するための建物。
税法上では、工場や倉庫なども含み、「建物全般」とほぼ同じ意味となる。
(出典:Wiktionary)
“家屋”の解説
家屋(かおく)は、人が居住する建築物のこと。家(いえ)、住宅(じゅうたく)。
(出典:Wikipedia)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“家屋”で始まる語句
家屋敷
家屋内
家屋各部
家屋被害