“禍根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこん92.3%
くわこん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建国以来のかがやきある皇土に、えた文化のかびを咲かせ、永遠の皇民に、われらの子孫に、亡国の禍根かこんをのこして行っていいだろうか。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「君にぞ惑ふ道に惑はず」とお言いになった人はすべての禍根かこんを作った方であると、もう愛は覚えずなっているのであるが、そのおりの光景だけはなつかしく目に描かれた。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
地震ぢしん如何いかなる有樣ありさまおい家屋かをく震盪しんたうし、潰倒くわいたうするかを觀察くわんさつ破壞はくわいした家屋かおくについてその禍根くわこん闡明せんめゐするの科學的知識くわがくてきちしきがなければ、これにたいする防備的考察ばうびてきかうさつかばない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)