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かこん
ふりがな文庫
“かこん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
禍根
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禍根
(逆引き)
「新田義貞に、逆賊討伐の朝命をさずけ、あるかぎりな王軍を催して、いまのうちに、
禍根
(
かこん
)
を
断
(
た
)
ちおかねば、百年の後、悔いてもおよばぬ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上皇の院政を支持する公卿と、天皇を
擁
(
よう
)
し奉る公卿との対立が、その
煩
(
わずら
)
いの
禍根
(
かこん
)
だった。清盛は、その一掃にかかっているが、根を抜こうとすれば、花を散らす。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
闇夜
(
あんや
)
をついて、総押しに河を渡って夜討ちをかければ、
禍根
(
かこん
)
も抜くこともできようが、油断しておると近いうちに、夜が明けてみたら対岸
洲股
(
すのまた
)
に、一夜のうちに
忽然
(
こつぜん
)
と
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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