“階建”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいだ25.0%
かいだて25.0%
がいだ25.0%
がいだて25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいていの農家のうかが、白塗しろぬりの大きな二階建かいだてでした。どの家も、いかにもりっぱに見えるので、ニールスは感心かんしんして
此方こつちよ。」と道子みちこはすぐ右手みぎて横道よこみちまがり、おもてめてゐる素人家しもたやあひだにはさまつて、軒先のきさき旅館りよくわんあかりした二階建かいだてうち格子戸かうしどけ、一歩ひとあしさき這入はいつて「今晩こんばんは。」となからせた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
二人ふたりはあちらにえる、しろった三階建がいだての家屋かおくましたときに、それがなんであるかすらもよくわからなかったのでした。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
芝生しばふの方へ歩きながら、私は、眼を上げて、やしきの前を見渡した。三階建がいだてで、かなりのものだつたが、さう宏大ではなかつた。