“かいだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻楯50.0%
階建50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良兼の軍は馬も肥え人も勇み、よろひの毛もあざやかに、旗指物もいさぎよく、弓矢、刀薙刀なぎなた、いづれ美〻しく、掻楯かいだてひし/\と垣の如くき立てゝ、勢ひ猛にさかんに見えた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
此方こつちよ。」と道子みちこはすぐ右手みぎて横道よこみちまがり、おもてめてゐる素人家しもたやあひだにはさまつて、軒先のきさき旅館りよくわんあかりした二階建かいだてうち格子戸かうしどけ、一歩ひとあしさき這入はいつて「今晩こんばんは。」となからせた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)