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食事
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しょくじ
ふりがな文庫
“
食事
(
しょくじ
)” の例文
なぜかというと、それから朝の
食事
(
しょくじ
)
がすむと、要吉にとってはなによりもいやな、よりわけをしなければならなかったからです。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
客
(
きゃく
)
をへやに
案内
(
あんない
)
すると、
暖炉
(
だんろ
)
に火をもやしてたきぎをくべ、
台所
(
だいどころ
)
でお手伝いにてつだわせて、おかみさんはせっせと
食事
(
しょくじ
)
のしたくをした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
兄
(
にい
)
さんはお
父
(
とう
)
さんとマリちゃんの
手
(
て
)
をとって、みんなそろって、
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
んで、
家
(
うち
)
へ
入
(
はい
)
り、
食卓
(
テーブル
)
の
前
(
まえ
)
へ
坐
(
すわ
)
って、一しょに
食事
(
しょくじ
)
をいたしました。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
若者は、ちょうど
食事
(
しょくじ
)
をおえたところで、いましも袋の口をしめていました。そして、「あんたは、どこでその話をおしまいにする気かね?」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
まん中の大きな
釜
(
かま
)
からは
湯気
(
ゆげ
)
が
盛
(
さか
)
んにたち、農夫たちはもう
食事
(
しょくじ
)
もすんで、
脚絆
(
きゃはん
)
を
巻
(
ま
)
いたり
藁沓
(
わらぐつ
)
をはいたり、はたらきに出る
支度
(
したく
)
をしていました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
けれど、
殿
(
との
)
さまは、
毎日
(
まいにち
)
お
食事
(
しょくじ
)
のときに
茶
(
ちゃ
)
わんをごらんになると、なんということなく、
顔色
(
かおいろ
)
が
曇
(
くも
)
るのでごさいました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一つフロックコートで
患者
(
かんじゃ
)
も
受
(
う
)
け、
食事
(
しょくじ
)
もし、
客
(
きゃく
)
にも
行
(
ゆ
)
く。しかしそれは
彼
(
かれ
)
が
吝嗇
(
りんしょく
)
なるのではなく、
扮装
(
なり
)
などには
全
(
まった
)
く
無頓着
(
むとんじゃく
)
なのに
由
(
よ
)
るのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「兄はどうして、いつまでも
食事
(
しょくじ
)
に出て来ないのか。おまえはまだ言わないのではないか」とお聞きになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
まして
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たく
)
ましい、
武家育
(
ぶけそだ
)
ちの
私
(
わたくし
)
の
良人
(
おっと
)
などは、三
度
(
ど
)
の
食事
(
しょくじ
)
を一
度
(
ど
)
にしてもよい
位
(
くらい
)
の
熱心
(
ねっしん
)
さでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何處
(
どこ
)
で
食事
(
しょくじ
)
をしようぞ?……(
四下
(
あたり
)
を見𢌞して)あゝ/\! こりゃまア
何
(
なん
)
といふ
淺
(
あさ
)
ましい
騷擾
(
さうぜう
)
? いや、
其
(
その
)
仔細
(
しさい
)
はお
言
(
い
)
やるには
及
(
およ
)
ばぬ、
殘
(
のこ
)
らず
聞
(
き
)
いた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「さあ、それでは、おチエがまもなく
目
(
め
)
をさますでしょう。おにぎりでもつくってやることにしましょう。わたしたちも、お
食事
(
しょくじ
)
をしなくてはならないしね。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
下女はとんだことをしたと
悔
(
く
)
やんでいた。花前が
食事
(
しょくじ
)
も
水車的
(
すいしゃてき
)
でいつもおなじような
順序
(
じゅんじょ
)
をとる。自分のときめた
飯椀
(
めしわん
)
と
汁椀
(
しるわん
)
とは、かならず
番
(
ばん
)
ごと自分で洗って飯を
食
(
た
)
べる。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
つけてやって、おかみがお
食事
(
しょくじ
)
をめしあがるところを
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
半煮
(
はんに
)
えの
飯
(
めし
)
をかきこむ
食事
(
しょくじ
)
の
合
(
あ
)
ひ
間
(
ま
)
に
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
「おやおや、お
食事
(
しょくじ
)
のさいそくでございますか? では、わたくしにもさいそくさせてくださいませ。お
勘定
(
かんじょう
)
をしていただきたいんです」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
そうして、十一人のにいさんたちがかえってくるころには、いつでも
食事
(
しょくじ
)
のしたくができているようにしておきました。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
(そしてお家はまだ
建
(
た
)
たなかったんですね、いやお
食事
(
しょくじ
)
のところをお
邪魔
(
じゃま
)
しました。ありがとうございました。)
十六日
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
今度
(
こんど
)
、
新
(
あたら
)
しく、
薄手
(
うすで
)
の
茶
(
ちゃ
)
わんが
上
(
あ
)
がってからというものは、三
度
(
ど
)
のお
食事
(
しょくじ
)
に
殿
(
との
)
さまは、いつも
手
(
て
)
を
焼
(
や
)
くような
熱
(
あつ
)
さを、
顔
(
かお
)
にも
出
(
だ
)
されずに
我慢
(
がまん
)
をなされました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
したが、やがて
夜
(
よる
)
になると、お
前
(
まへ
)
も
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れうぞや。さ、
予
(
わし
)
は
食事
(
しょくじ
)
をせう。
貴孃
(
こなた
)
は
庵室
(
あんじつ
)
へ
速
(
はや
)
うゆかしゃれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
正午
(
ひる
)
には
酢
(
す
)
く
漬
(
つ
)
けた
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
と、
飯
(
めし
)
とで
食事
(
しょくじ
)
をする。
晩
(
ばん
)
には
昼食
(
ひるめし
)
の
余
(
あま
)
りの
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べるので。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
要吉は、それをいったおかげで、
晩
(
ばん
)
の
食事
(
しょくじ
)
には、なんにももらうことができませんでした。要吉は、お
湯
(
ゆ
)
にもいかずに、
空
(
す
)
き
腹
(
ばら
)
をかかえて、こちこちのふとんの中にもぐりこまねばなりませんでした。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
お
勘定
(
かんじょう
)
をいただくにしろ、朝の
食事
(
しょくじ
)
を
用意
(
ようい
)
しますにしろ、そのまえにぜひともはっきりうかがっておきたいことがございます。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ところで、王さまにはかわった
習慣
(
しゅうかん
)
がひとつありました。それは、まい日お昼の
食事
(
しょくじ
)
がすんでからのことでした。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
お
食事
(
しょくじ
)
のときになりました。すると、
膳
(
ぜん
)
の
上
(
うえ
)
には、
例
(
れい
)
の
軽
(
かる
)
い、
薄手
(
うすで
)
の
茶
(
ちゃ
)
わんが
乗
(
の
)
っていました。それをごらんになると、たちまち
殿
(
との
)
さまの
顔色
(
かおいろ
)
は
曇
(
くも
)
りました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
流沙
(
るさ
)
の南の、
楊
(
やなぎ
)
で
囲
(
かこ
)
まれた小さな
泉
(
いずみ
)
で、私は、いった
麦粉
(
むぎこ
)
を水にといて、昼の
食事
(
しょくじ
)
をしておりました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
行儀作法
(
ぎゃうぎさはふ
)
の
生粹
(
きっすゐ
)
ぢゃありやせん、でも
眞
(
ほん
)
の
事
(
こと
)
、
仔羊
(
こひつじ
)
のやうに、
温和
(
おとな
)
しい
人
(
ひと
)
ぢゃ。さァ/\/\、
小女
(
いと
)
よ、
信心
(
しんじん
)
さっしゃれ。……え、もう
終
(
す
)
みましたかえ、お
晝
(
ひる
)
の
食事
(
しょくじ
)
は?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
左
(
ひだり
)
の
方
(
ほう
)
の
中風患者
(
ちゅうぶかんじゃ
)
には
始終
(
しじゅう
)
匙
(
さじ
)
でもって
食事
(
しょくじ
)
をさせる。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そのうちに、
食事
(
しょくじ
)
をおわったとみえて、みんなは、
食卓
(
しょくたく
)
からはなれて、
歌
(
うた
)
をうたい、
楽器
(
がっき
)
をならして、ダンスをはじめました。
中
(
なか
)
にも、
女
(
おんな
)
たちは、
美
(
うつく
)
しかった。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまはいわれたとおりにしました。やがて、夜になりますと、ほかのにいさんたちが
狩
(
か
)
りからかえってきました。
食事
(
しょくじ
)
のしたくは、ちゃんとできていました。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「なお
参
(
まい
)
ってよく
粗匆
(
そそう
)
のないよう
注意
(
ちゅうい
)
いたせ。それから千人の
食事
(
しょくじ
)
のしたくを
申
(
もう
)
し
伝
(
つた
)
えてくれ」
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もう、こちらへきてから、だいぶ
日数
(
にっすう
)
がたちました。かの
女
(
じょ
)
は、
朝
(
あさ
)
早
(
はや
)
く
起
(
お
)
きると、
食事
(
しょくじ
)
の
仕度
(
したく
)
をし、それが
終
(
お
)
わると、
主人
(
しゅじん
)
のくつをみがき、また
縁側
(
えんがわ
)
をふいたりするのでした。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
みんなは
食卓
(
しょくたく
)
につきました。やがて、
食事
(
しょくじ
)
がおわりますと、おかあさんがいいました。
りこうもののエルゼ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
午
(
ひる
)
の
食事
(
しょくじ
)
が
済
(
す
)
んでから、みんなは農夫室の火を
囲
(
かこ
)
んでしばらくやすんでいました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
妹は、この十二の花をおりとって、
食事
(
しょくじ
)
のあとでにいさんのひとりひとりにこの花をひとつずつあげようと思いました。こうして、にいさんたちによろこんでもらおうと思ったのです。
十二人兄弟
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
桃色
(
ももいろ
)
の
服
(
ふく
)
をきた
女
(
おんな
)
と、
背
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い、
黒服
(
くろふく
)
の
男
(
おとこ
)
が、
手
(
て
)
をとりあって、
入
(
はい
)
ったように
思
(
おも
)
ったのが、いつのまにか
時間
(
じかん
)
がたち、もう
食事
(
しょくじ
)
をすまして、
二人
(
ふたり
)
が
出
(
で
)
てくるのを、
年
(
とし
)
とった
女
(
おんな
)
は
見
(
み
)
たのでした。
かざぐるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それではもう日中だからみんなは立ってやすみ、
食事
(
しょくじ
)
をしてよろしい。
学者アラムハラドの見た着物
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その、あくる
日
(
ひ
)
の、
晩
(
ばん
)
ご
飯
(
はん
)
のときでありました。いつものように、みんなは、めいめいきまった
場所
(
ばしょ
)
にすわって、
食事
(
しょくじ
)
をしましたが、すんでしまうと、またいろいろお
話
(
はなし
)
が
出
(
で
)
たのであります。
二少年の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さてだんだん
食事
(
しょくじ
)
が
進
(
すす
)
んではなしもはずみました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そう
言
(
い
)
って、
食事
(
しょくじ
)
を
初
(
はじ
)
めながら、お
父
(
とう
)
さんはまた
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
晩
(
ばん
)
の
食事
(
しょくじ
)
を
告
(
つ
)
げる
鐘
(
かね
)
の
音
(
おと
)
が、
廊下
(
ろうか
)
の
方
(
ほう
)
から、とびらを
通
(
とお
)
して
伝
(
つた
)
わりました。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
食事
(
しょくじ
)
のすんだあとで、お
客
(
きゃく
)
は
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
川
(
かわ
)
が
流
(
なが
)
れていた。
橋
(
はし
)
の
畔
(
たもと
)
に
食堂
(
しょくどう
)
がありました。
彼
(
かれ
)
はこの
家
(
いえ
)
で
友
(
とも
)
だちといっしょに
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んだり、
食事
(
しょくじ
)
をしたのでした。
和洋折衷
(
わようせっちゅう
)
のバラック
式
(
しき
)
で、
室内
(
しつない
)
には、
大
(
おお
)
きな
鏡
(
かがみ
)
がかかっていました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“食事”で始まる語句
食事中
食事後
食事時
食事等
食事付下宿
食事つき下宿