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とりあつか
ふりがな文庫
“
取扱
(
とりあつか
)” の例文
大正
(
たいしやう
)
七
年
(
ねん
)
の一
月
(
ぐわつ
)
十五
日
(
にち
)
までに
全國
(
ぜんこく
)
の
郵便局
(
いうびんきよく
)
で
取扱
(
とりあつか
)
つた
年賀葉書
(
ねんがはがき
)
の
總數
(
そうすう
)
は三千四百五十六
萬
(
まん
)
七千八百九十九
枚
(
まい
)
といふ
統計
(
とうけい
)
が
示
(
しめ
)
されてる。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
しかし、
門外不出
(
もんがいふしゅつ
)
、
取扱
(
とりあつか
)
いには、十
分
(
ぶん
)
注意
(
ちゅうい
)
していましてね。
私
(
わたし
)
にしても、そうみだりに
持出
(
もちだ
)
すことはできない
仕組
(
しくみ
)
になつているんですから
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
何
(
なに
)
にしろ
婦女
(
おんな
)
の
亀鑑
(
かがみ
)
として
世
(
よ
)
に
知
(
し
)
られた
御方
(
おかた
)
の
霊場
(
れいじょう
)
なので、
三浦家
(
みうらけ
)
でも
代々
(
だいだい
)
あそこを
大切
(
たいせつ
)
に
取扱
(
とりあつか
)
って
居
(
い
)
たらしいのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ガスを送るゴム管は
軟
(
やわら
)
かい
薄肉
(
うすにく
)
のものでないと、
取扱
(
とりあつか
)
いに不便である。手勝手の悪い操作をするのが、大切な容器をこわす一番の原因となる。
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
外人
(
ぐわいじん
)
がこれを
如何
(
いか
)
に
取扱
(
とりあつか
)
はうとも、それは
外人
(
ぐわいじん
)
の
勝手
(
かつて
)
である。たゞ
吾人
(
ごじん
)
は
斷
(
だん
)
じて
外人
(
ぐわいじん
)
の
取扱
(
とりあつか
)
ひに
模倣
(
もほう
)
し、
姓
(
せい
)
と
名
(
めい
)
とを
切
(
き
)
り
離
(
はな
)
しこれを
逆列
(
ぎやくれつ
)
してはならぬ。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
讓
(
ゆづ
)
る者ならんと思はれ
何所迄
(
どこまで
)
も家來の體に
取扱
(
とりあつか
)
はれしは實に
特別
(
とくべつ
)
の
慈悲
(
じひ
)
と云べきを却て主税之助は是を
好
(
よき
)
機會
(
しほ
)
なりと藤五郎を
廢
(
はい
)
して實子
佐
(
すけ
)
五郎に
家督
(
かとく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この
椿
(
つばき
)
は土地の人たちのように、ほかに出てあるくことはできないというので、椿の花のうつくしいのを、いつのまにか人のように
取扱
(
とりあつか
)
っているのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
思うに盲目の少女は幸福な家庭にあってもややもすれば
孤独
(
こどく
)
に
陥
(
おちい
)
り
易
(
やす
)
く
憂鬱
(
ゆううつ
)
になりがちであるから親たちはもちろん
下々
(
しもじも
)
の女中共まで彼女の
取扱
(
とりあつか
)
いに困り
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現今
(
げんこん
)
では
精神病者
(
せいしんびやうしや
)
の
治療
(
ちれう
)
に
冷水
(
れいすゐ
)
を
注
(
そゝ
)
がぬ、
蒸暑
(
むしあつ
)
きシヤツを
被
(
き
)
せぬ、
而
(
さう
)
して
人間的
(
にんげんてき
)
に
彼等
(
かれら
)
を
取扱
(
とりあつか
)
ふ、
即
(
すなは
)
ち
新聞
(
しんぶん
)
に
記載
(
きさい
)
する
通
(
とほ
)
り、
彼等
(
かれら
)
の
爲
(
ため
)
に、
演劇
(
えんげき
)
、
舞蹈
(
ぶたふ
)
を
催
(
もよほ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
預金
(
あずけきん
)
の
取扱
(
とりあつか
)
い
方
(
かた
)
も御存じでしょうが、此の金を預けてから七年になるから、七
朱
(
しゅ
)
にしても、千四百七十円になりますが、利息を付けて貰わなけりゃアならねえぜ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
日本の大将が残酷に
取扱
(
とりあつか
)
うので、同盟して
此
(
こ
)
の山中に隠れたと云う意味を記し、最後に数十人の姓名が連署してあった。金の兜も
果
(
はた
)
して彼等が盗み出したのであった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
なに
親父
(
おやぢ
)
の
代
(
だい
)
から
贔屓
(
ひいき
)
にして
遣
(
や
)
つてるものですから、
時々
(
とき/″\
)
何
(
なん
)
だ
蚊
(
か
)
だつて
持
(
も
)
つて
來
(
く
)
るんです。
所
(
ところ
)
が
眼
(
め
)
も
利
(
き
)
かない
癖
(
くせ
)
に、
只
(
たゞ
)
慾
(
よく
)
ばりたがつてね、まことに
取扱
(
とりあつか
)
ひ
惡
(
にく
)
い
代物
(
しろもの
)
です。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ね、いい子だなも、いい子」さあ小坊主怒るまいか「馬鹿野郎、こん畜生」爪で引ッ掻く
打
(
ぶ
)
ってかかる、彼は彼で一個の独自の存在であり、個の人格として
取扱
(
とりあつか
)
われないかぎり
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
併
(
しかし
)
ながら
爲替相場
(
かはせさうば
)
が
上
(
あが
)
る、それに
連
(
つ
)
れて
直接
(
ちよくせつ
)
輸入
(
ゆにふ
)
する
品物
(
しなもの
)
の
價格
(
かかく
)
が
段々
(
だん/\
)
下
(
さが
)
ると
云
(
い
)
ふ
道程
(
だうてい
)
を
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
ると、
此商品
(
このしやうひん
)
を
取扱
(
とりあつか
)
ふ
商人
(
しやうにん
)
或
(
あるひ
)
は
商賣社會
(
しやうばいしやくわい
)
から
云
(
い
)
ふと、
物價
(
ぶつか
)
が
漸次
(
ぜんじ
)
低落
(
ていらく
)
するときには
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
青年を単に話相手として
取扱
(
とりあつか
)
うのと、友田、針谷、横地というその三人の青年は、共通に卑屈な性質が無いところを第一条件として選ばれたとでもいうように、共通な平気さがあって
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
愛
(
あい
)
ちやんの
先
(
ま
)
づ
氣
(
き
)
がついた
第
(
だい
)
一の
困難
(
こんなん
)
は、
其
(
そ
)
の
紅鶴
(
べにづる
)
を
取扱
(
とりあつか
)
ふことでありました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
死亡者は
如何
(
ゐか
)
に
取扱
(
とりあつか
)
ひしか、
普通
(
ふつう
)
の塲合は反つて知り難けれど、死者中の或る者を食ふ
風習
(
ふうしふ
)
の有りし事は、
貝殼
(
かいがら
)
、獸骨、等に混じて破碎せる
人骨
(
じんこつ
)
の遺れるに由りて知るを得るなり。(第四回參照)
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
よほど後天的な
取扱
(
とりあつか
)
いに苦心しなければならぬと思った。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
過去
(
くわこ
)
の
人
(
ひと
)
は
姓名
(
せいめい
)
を
順位
(
じゆんゐ
)
にならべ、
現在
(
げんざい
)
の
人
(
ひと
)
は
逆轉
(
ぎやくてん
)
してならべるといふが
如
(
ごと
)
きは
勿論
(
もちろん
)
不合理
(
ふがふり
)
であるばかりでなく、
實際
(
じつさい
)
においてその
取扱
(
とりあつか
)
ひ
方
(
かた
)
に
窮
(
きう
)
することになる。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
現今
(
げんこん
)
では
精神病者
(
せいしんびょうしゃ
)
の
治療
(
ちりょう
)
に
冷水
(
れいすい
)
を
注
(
そそ
)
がぬ、
蒸暑
(
むしあつ
)
きシャツを
被
(
き
)
せぬ、そうして
人間的
(
にんげんてき
)
に
彼等
(
かれら
)
を
取扱
(
とりあつか
)
う、
即
(
すなわ
)
ち
新聞
(
しんぶん
)
に
記載
(
きさい
)
する
通
(
とお
)
り、
彼等
(
かれら
)
の
為
(
ため
)
に、
演劇
(
えんげき
)
、
舞蹈
(
ぶとう
)
を
催
(
もよお
)
す。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
騙
(
かた
)
り取べき
爲
(
ため
)
曼陀羅
(
まんだら
)
を盜み惣内へ
贈
(
おく
)
り又
翌日
(
よくじつ
)
酒宴
(
しゆえん
)
の席にて藤八に
見顯
(
みあら
)
はされ候處惣百姓共
取扱
(
とりあつか
)
ひにて
惡名
(
あくみやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あのお
爺様
(
じいさま
)
は
昔
(
むかし
)
から
産土神
(
うぶすな
)
のお
神使
(
つかい
)
として、
新
(
あら
)
たに
帰幽
(
きゆう
)
した
者
(
もの
)
を
取扱
(
とりあつか
)
うことにかけてはこの
上
(
うえ
)
もなくお
上手
(
じょうず
)
で、とても
私
(
わたくし
)
などの
足元
(
あしもと
)
にも
及
(
およ
)
ぶことではありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
先方
(
せんぱう
)
では
貴顕
(
きけん
)
のお
客様
(
きやくさま
)
ですから
丁寧
(
ていねい
)
の
取扱
(
とりあつか
)
ひでございましてお
上
(
かみ
)
の
方
(
かた
)
はお
二階
(
にかい
)
或
(
あるひ
)
は
奥座敷
(
おくざしき
)
といふので
私
(
わたくし
)
は
次
(
つぎ
)
の
室
(
ま
)
のお荷物の中の
少々
(
せう/\
)
ばかりの
明地
(
あきち
)
へ
寐
(
ね
)
かして
頂
(
いたゞ
)
く事に
相
(
あひ
)
なりました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その
後
(
ご
)
こちらで
様子
(
ようす
)
を
窺
(
うかが
)
って
居
(
お
)
りますと、
人
(
ひと
)
によりては
随分
(
ずいぶん
)
寛
(
ゆる
)
やかな
取扱
(
とりあつか
)
いを
受
(
う
)
け、まるで
夢
(
ゆめ
)
のような、
呑気
(
のんき
)
らしい
生活
(
せいかつ
)
を
送
(
おく
)
っているものも
沢山
(
たくさん
)
見受
(
みう
)
けられますが
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
抱
(
かゝ
)
へ置しことありと云ふに大岡殿其傳吉は其方
召抱
(
めしかゝ
)
へ中平常の
行状
(
ぎやうじやう
)
委敷
(
くはしく
)
云上よとあるに此者
儀
(
ぎ
)
初
(
はじめ
)
の程は
米搗
(
こめつき
)
に召抱へし所至つて
正路
(
しやうろ
)
忠實
(
ちうじつ
)
の者故二階の
客
(
きやく
)
の
取扱
(
とりあつか
)
ひを申付此役を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
扱
常用漢字
中学
部首:⼿
6画
“取扱”で始まる語句
取扱い