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ひろば
ふりがな文庫
“
広場
(
ひろば
)” の例文
旧字:
廣場
白鳥
(
はくちょう
)
は、
注意深
(
ちゅういぶか
)
くその
広場
(
ひろば
)
に
降
(
お
)
りたのであります。そして、そこに、
一人
(
ひとり
)
の
少年
(
しょうねん
)
が
草
(
くさ
)
の
上
(
うえ
)
にすわって、
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
いているのを
見
(
み
)
ました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
高田
(
たかた
)
御
城
(
しろ
)
大手先の
広場
(
ひろば
)
に、木を
方
(
かく
)
に
削
(
けづ
)
り尺を
記
(
しる
)
して
建
(
たて
)
給ふ、是を雪
竿
(
さを
)
といふ。長一丈也。雪の
深浅
(
しんせん
)
公税
(
こうぜい
)
に
係
(
かゝ
)
るを以てなるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いまいましい話だが、それからぼくはラッセル
広場
(
ひろば
)
まで犬に追われて、力のかぎり走りつづけたよ。ラッセル広場には、まだ人だかりがしていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
さいわい、
広場
(
ひろば
)
にはだれもいませんでした。ただ、高い台の上に立っている
立像
(
りつぞう
)
が見えるばかりでした。ニールスは長いあいだ、その立像をながめていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
焼山
(
やけやま
)
の一
軒
(
けん
)
茶屋
(
ちやや
)
、
旅籠
(
はたご
)
に、
雑貨荒物屋
(
ざつくわあらものや
)
を
兼
(
か
)
ねた——
土間
(
どま
)
に、(この
女房
(
かみ
)
さんなら
茶
(
ちや
)
も
熱
(
あつ
)
い)——一
椀
(
わん
)
を
喫
(
きつ
)
し、
博士
(
はかせ
)
たちと一
息
(
いき
)
して、まはりの
草
(
くさ
)
の
広場
(
ひろば
)
を、ぢつと
視
(
み
)
ると、
雨空
(
あまぞら
)
低
(
ひく
)
く
垂
(
た
)
れつゝ
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
だつて
広場
(
ひろば
)
にロケットを引き出さなければね
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
その
日
(
ひ
)
から、
広場
(
ひろば
)
で、
前
(
まえ
)
のようにフットボールがはじまりました。
子供
(
こども
)
たちは、その
当座
(
とうざ
)
は
気
(
き
)
をつけてまりを
大事
(
だいじ
)
にしました。
あるまりの一生
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
門にすぐつづいて、大きな
平
(
たい
)
らな石をしきつめた、
広場
(
ひろば
)
がありました。まわりには、高いりっぱな
建物
(
たてもの
)
が立ちならんでいて、そのあいだに、せまくて長い通りがありました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
笑
(
わら
)
いごとじゃないよ。日がかたむきかけてくるにつれて、
寒
(
さむ
)
さはいっそうひどくなった。ちょうどブルームズベリイ
広場
(
ひろば
)
をぬけようとしていたときだ。ぼくは大きなくしゃみをひとつした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
改札口
(
かいさつぐち
)
には、
雨
(
あめ
)
に
灰色
(
はひいろ
)
した
薄
(
うす
)
ぼやけた
旅客
(
りよかく
)
の
形
(
かたち
)
が、もや/\と
押重
(
おしかさな
)
つたかと
思
(
おも
)
ふと、
宿引
(
やどひき
)
の
手
(
て
)
ン
手
(
で
)
の
提灯
(
ちやうちん
)
に
黒
(
くろ
)
く
成
(
な
)
つて、
停車場前
(
ステーシヨンまへ
)
の
広場
(
ひろば
)
に
乱
(
みだ
)
れて、
筋
(
すぢ
)
を
流
(
なが
)
す
灯
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
へ、しよぼ/\と
皆
(
みな
)
消
(
き
)
えて
行
(
ゆ
)
く。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
息子
(
むすこ
)
は、あたりが、すでに
眠静
(
ねしず
)
まった
真夜中
(
まよなか
)
ごろ、
一人
(
ひとり
)
広場
(
ひろば
)
にやってきますと、はたしてさびしい
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
が、
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
をば
照
(
て
)
らしていました。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうしてみると、
広場
(
ひろば
)
に立っていたあの
像
(
ぞう
)
は、この市をたてた人の姿をきざんだものにちがいないのです。つまり、ニールスがさっき出会ったのは、カルル十一世にちがいありません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
ると、あっちの
屋根
(
やね
)
からも、こちらの
屋根
(
やね
)
からも、かわらが
落
(
お
)
ちてきました。しかし、みんなは、
安全
(
あんぜん
)
に、
広場
(
ひろば
)
へ
逃
(
に
)
げてまいりました。
時計とよっちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
御殿
(
ごてん
)
から、
外
(
そと
)
の
広場
(
ひろば
)
へと
出
(
で
)
られて、みんなが、
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うえ
)
でもうたい、
踊
(
おど
)
っているのを、ごらんぜられたのであります。
珍しい酒もり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて、
彼
(
かれ
)
らの
列
(
れつ
)
がある
高
(
たか
)
い
広場
(
ひろば
)
に
達
(
たっ
)
したときに、かつて
天上
(
てんじょう
)
の
神々
(
かみがみ
)
たちよりほかには
知
(
し
)
られていなかった
芸当
(
げいとう
)
をして、
打
(
う
)
ち
興
(
きょう
)
じたことでありましょう。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
僕
(
ぼく
)
たちは、
教場
(
きょうじょう
)
の
中
(
なか
)
で、
教
(
おそ
)
わるよりも、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て、
広場
(
ひろば
)
で
遊
(
あそ
)
んだり、うたったりするときのほうが
多
(
おお
)
かった。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、
黒
(
くろ
)
い
石
(
いし
)
が、
夜露
(
よつゆ
)
にしっとりと
湿
(
ぬ
)
れて、
広場
(
ひろば
)
の
中
(
なか
)
で、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて
輝
(
かがや
)
いている
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
ました。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
夜
(
よ
)
、わたしが、
町
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
いていると、
広場
(
ひろば
)
の、くらがりに、
人々
(
ひとびと
)
があつまって、なにか
見
(
み
)
ていました。
水七景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すっかり
秋
(
あき
)
の
景色
(
けしき
)
となって、こおろぎが
鳴
(
な
)
いていました。うすもやが一
面
(
めん
)
に
降
(
お
)
りて、
建物
(
たてもの
)
の
間
(
あいだ
)
や、
林
(
はやし
)
の
木
(
き
)
の
間
(
あいだ
)
や、
広場
(
ひろば
)
の
上
(
うえ
)
に
渦巻
(
うずま
)
いているようにも
見
(
み
)
られました。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
弟
(
おとうと
)
は、
生
(
う
)
まれつき
笛
(
ふえ
)
が
上手
(
じょうず
)
で、
姉
(
あね
)
は、
生
(
う
)
まれつき
声
(
こえ
)
のいいところから、
二人
(
ふたり
)
は、ついにこの
港
(
みなと
)
に
近
(
ちか
)
い、
広場
(
ひろば
)
にきて、いつごろからともなく
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
き、
唄
(
うた
)
をうたって
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
日
(
ひ
)
も
太陽
(
たいよう
)
は、
早
(
はや
)
くから
上
(
あ
)
がって、みつばちは
花
(
はな
)
を
探
(
たず
)
ねて
歩
(
ある
)
き、
広場
(
ひろば
)
のかなたにそびえる
木立
(
こだち
)
は、しょんぼりと
静
(
しず
)
かに、ちょうど
脊
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
人
(
ひと
)
が
立
(
た
)
っているように
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
冬
(
ふゆ
)
の
日
(
ひ
)
は、
広場
(
ひろば
)
の
土
(
つち
)
を
白々
(
しろじろ
)
とてらしていました。ただ、
紙
(
かみ
)
くずが、
風
(
かぜ
)
にふかれて、その
上
(
うえ
)
をとんでいます。
二人
(
ふたり
)
は、なにを
考
(
かんが
)
えているのか、ぼんやりと、
前
(
まえ
)
の
方
(
ほう
)
をながめていました。
かざぐるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
帰
(
かえ
)
りに、もう一
度
(
ど
)
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
へ
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
ってみました。
先刻
(
さっき
)
たこを
上
(
あ
)
げていた
子供
(
こども
)
たちは、どこへいったか、
姿
(
すがた
)
が
見
(
み
)
えなかったのです。
寒
(
さむ
)
い
風
(
かぜ
)
が、
荒涼
(
こうりょう
)
とした
広場
(
ひろば
)
を
吹
(
ふ
)
いていました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
の
熱
(
あつ
)
い
午後
(
ごご
)
のこと、
町
(
まち
)
のはずれの
広場
(
ひろば
)
でいろいろと
手品
(
てじな
)
や、
唄
(
うた
)
や、
踊
(
おど
)
りなどをしてみせている
興行物
(
こうぎょうもの
)
がありました。その
中
(
なか
)
には、この
白
(
しろ
)
いくまのダンスも
混
(
ま
)
じっていました。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
駅前
(
えきまえ
)
の
広場
(
ひろば
)
で、
二人
(
ふたり
)
の
女
(
おんな
)
はとなりあって、その
日
(
ひ
)
の
新聞
(
しんぶん
)
を、ゆき
来
(
き
)
の
人
(
ひと
)
に
売
(
う
)
っていました。
一人
(
ひとり
)
は、もう
年
(
とし
)
をとった
母親
(
ははおや
)
であったが、
一人
(
ひとり
)
は、まだ
若
(
わか
)
い、
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ぼう
)
をおぶった
女
(
おんな
)
でありました。
かざぐるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
広場
(
ひろば
)
に、
工場
(
こうじょう
)
でもできるとか、また、
道
(
みち
)
が
通
(
とお
)
るとかいうようなことがあって、この
木
(
き
)
を
切
(
き
)
る
話
(
はなし
)
でも
持
(
も
)
ち
上
(
あ
)
がったなら、おそらく、この
辺
(
へん
)
の
子供
(
こども
)
たちはどんなに
悲
(
かな
)
しむことかしれません。
町はずれの空き地
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見
(
み
)
わたすかぎりの
広場
(
ひろば
)
の
中
(
なか
)
は、いろいろの
風景
(
ふうけい
)
が
雑然
(
ざつぜん
)
として
見
(
み
)
られました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
フットボールが、
見
(
み
)
えなくなってしまってから、
子供
(
こども
)
たちは、ほんとうにさびしそうでした。
広場
(
ひろば
)
へ
集
(
あつ
)
まってきても、いままでのように、きゃっ、きゃっといって、
遊
(
あそ
)
ぶこともなくなりました。
あるまりの一生
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
香具師
(
やし
)
は、
広場
(
ひろば
)
に、
響
(
ひび
)
きわたるような
声
(
こえ
)
で
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“広場”の解説
このページでは、「公共空間の一種」としての広場を説明しています。日本の音楽グループ・いきものがかりのリーダー・水野良樹が立ち上げたソロプロジェクトについては、「HIROBA」を御覧下さい。
広場(ひろば)は、広く開けた場所。特に都市等において集会やレクリエーションなどの機能をもつよう設備された広く平らな場所・歩行者空間のことである。
(出典:Wikipedia)
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“広”で始まる語句
広
広東
広重
広々
広間
広小路
広野
広漠
広汎
広袖