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討死
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うちじに
ふりがな文庫
“
討死
(
うちじに
)” の例文
権太夫の長男太郎
長俊
(
ながとし
)
と次子次郎
長世
(
ながよ
)
とは
承久
(
しょうきゅう
)
の乱に京方の供をなして
討死
(
うちじに
)
し、三子四郎
兵衛尉宗俊
(
ひょうえのじょうむねとし
)
は同じ合戦に関東方に
加
(
くわわ
)
った。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
君の御馬前に
天晴
(
あつぱれ
)
勇士の名を
昭
(
あらは
)
して
討死
(
うちじに
)
すべき
武士
(
ものゝふ
)
が、何處に二つの命ありて、歌舞優樂の遊に
荒
(
すさ
)
める所存の程こそ知られね。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「しかし、この魚にとりまかれた肺病院は、この魚の波に攻め続けられている城である。この城の中で、最初に
討死
(
うちじに
)
するのは、俺の家内だ。」
花園の思想
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
鎌倉時代、富山城より二十四年おくれて、小さな城が築かれ、天正六年に姉崎和泉守が、水橋城で
討死
(
うちじに
)
してから廃城した——と伝へられてゐる。
念仏の家
(新字旧仮名)
/
小寺菊子
(著)
ましてや、
武田
(
たけだ
)
四郎勝頼、
伊那丸
(
いなまる
)
の父である。事実、
天目山
(
てんもくざん
)
で
討死
(
うちじに
)
していなかったとすれば、天下の風雲、さらに
逆睹
(
ぎゃくと
)
すべからざることになる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
氣
(
き
)
がかりな
雲
(
くも
)
は、
其
(
そ
)
の
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
で、
晴天
(
せいてん
)
にむら/\と
湧
(
わ
)
いたと
思
(
おも
)
ふと、
颶風
(
はやて
)
だ。
貴女
(
あなた
)
。……
誰
(
だれ
)
もお
媼
(
ばあ
)
さんの
御馬前
(
ごばぜん
)
に
討死
(
うちじに
)
する
約束
(
やくそく
)
は
豫
(
かね
)
て
無
(
な
)
いらしい。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昔の侍の
討死
(
うちじに
)
などは
大抵
(
たいてい
)
戯曲的或は俳優的衝動の——つまり俗に云ふ
芝居気
(
しばゐぎ
)
の表はれたものとも見られさうぢやないか?
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
平家の一門同じ枕に
討死
(
うちじに
)
ツてつた様な幕サ、考へて見りや何の為めに生れて来たんだか、
一向
(
いつかう
)
合点
(
がてん
)
が行かねエやうだ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
轡
(
くつわ
)
をならべて、
討死
(
うちじに
)
させなければ、この若松に、いつまで経っても、市民の平和と幸福とは実現しないのであります
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
一心寺に
元和
(
げんな
)
の
往時
(
むかし
)
、天王寺で
討死
(
うちじに
)
した本多
忠朝
(
たゞとも
)
と家来九人を葬つた
墳
(
つか
)
のある事は、誰もがよく知つてゐる筈だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
私の想像する道筋は六筋、その一は帰順朝貢に伴なう
編貫
(
へんかん
)
であります。最も堂々たる同化であります。その二は
討死
(
うちじに
)
、その三は自然の子孫断絶であります。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
後
(
のち
)
金兵来寇するに及び、所部四百騎もて十余戦せるも、大将王権はまず
遁
(
のが
)
れ、武将
戴皐
(
たいこう
)
は来り
援
(
すく
)
わず、興ついに馬とともに
討死
(
うちじに
)
せるを朝廷憫んで廟を建てた。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
たとい一日にても家の運命を長くしてなお万一を
僥倖
(
ぎょうこう
)
し、いよいよ策
竭
(
つく
)
るに至りて城を枕に
討死
(
うちじに
)
するのみ。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
松本藩の家老
水野新左衛門
(
みずのしんざえもん
)
という人の
討死
(
うちじに
)
、そのほか多数の死傷に加えて浪士側に
分捕
(
ぶんど
)
りせられた陣太鼓、鎗、具足、大砲なぞのうわさは高遠藩を沈黙させた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
天界橋
(
てんがいばし
)
より攻め入る大敵を引受け、さんざんに戦われましたのち、大将はじめ一騎のこらず
討死
(
うちじに
)
せられたのでございますが、戦さ果てても御
遺骸
(
いがい
)
を収める人もなく
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
討死
(
うちじに
)
と覚悟きめて、母のたつた一つの形見の古い古い半襟を恥づかしげもなく掛けて店に出るほど、そんなにも、せつぱつまつて、そこへ須々木乙彦が、あらはれた。
火の鳥
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
惣領のお
兄
(
あに
)
いさまは上野の戦争で
討死
(
うちじに
)
をなすったということを聞いたが、お母さんは未だ
御存生
(
ごぞんしょう
)
かえ
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
靖国神社
(
やすくにじんじゃ
)
の
神殿
(
しんでん
)
の
前
(
まえ
)
へひざまずいて、
清作
(
せいさく
)
さんは、
低
(
ひく
)
く
頭
(
あたま
)
をたれたときには、すでに
討死
(
うちじに
)
して
護国
(
ごこく
)
の
英霊
(
えいれい
)
となった、
戦友
(
せんゆう
)
の
気高
(
けだか
)
い
面影
(
おもかげ
)
がありありと
眼前
(
がんぜん
)
にうかんできて
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
良人は
宇都宮
(
うつのみや
)
からだんだん
函館
(
はこだて
)
までまいり、父は行くえがわからなくなり、弟は上野で
討死
(
うちじに
)
をいたして、その家族も
失踪
(
なくな
)
ってしまいますし、舅もとうとう病死をしましてね
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
貞奴に惜しむのは功なり名遂げてという念をおこさずに、何処までも芸術と
討死
(
うちじに
)
の覚悟のなかった事である。努力が足りなかったと思う。わたしのいう努力とは、勢力運動のことではない。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「森蘭丸? 森蘭丸というのは、織田信長の
家来
(
けらい
)
でしょう。そして、明智光秀が本能寺に
夜討
(
ようち
)
をかけたとき、槍をもって奮戦し、そして、信長と一緒に
討死
(
うちじに
)
した
小姓
(
こしょう
)
かなんかのことでしょう」
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
……それから少時は敵味方が舞台で混乱をきはめて幕になつたが、倒れて居るわたしがそのまゝ起上らないので、男衆はじめ道具
方
(
かた
)
が駈けよつて見ると
討死
(
うちじに
)
をした死骸は鼾を立てゝ眠つて居た。……
癖
(新字旧仮名)
/
喜多村緑郎
(著)
その許しもないのに死んでは、それは
犬死
(
いぬじに
)
である。武士は
名聞
(
みょうもん
)
が大切だから、犬死はしない。敵陣に飛び込んで
討死
(
うちじに
)
をするのは立派ではあるが、軍令にそむいて
抜駈
(
ぬけが
)
けをして死んでは功にはならない。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
と内藤さんは昔なら君公のご馬前で
討死
(
うちじに
)
をする
覚悟
(
かくご
)
がある。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
掃部殿も
討死
(
うちじに
)
ありしなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
討取
(
うちとり
)
猶
(
なほ
)
三の柵片原町なる
大學
(
だいがく
)
が
持場迄
(
もちばまで
)
此勢
(
このいきほ
)
ひに
崩
(
くづ
)
れんとする處へ本城より
加勢
(
かせい
)
として
木村長門守重成
(
きむらながとのかみしげなり
)
後藤
(
ごとう
)
又兵衞
基次
(
もとつぐ
)
秀頼公の
仰
(
おほせ
)
に隨ひ
繰出
(
くりいだ
)
したりと
讀
(
よみ
)
て彦兵衞
莞爾
(
につこ
)
と
笑
(
わら
)
ひながら是よりは佐竹樣
大負
(
おほまけ
)
と成て
御家老衆
(
ごからうしう
)
討死
(
うちじに
)
致され佐竹左中將
義宣公
(
よしのぶこう
)
も危い處へ佐竹六郎殿
駈付
(
かけつけ
)
て討死致されたればこそ佐竹樣危き命を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
本三位の卿の擒となりて京鎌倉に恥を
曝
(
さら
)
せしこと、君には口惜しう見え給ふほどならば、何とて無官の大夫が
健氣
(
けなげ
)
なる
討死
(
うちじに
)
を譽とは思ひ給はぬ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
このへんに
討死
(
うちじに
)
しているやつらは、おおかた
滝川一益
(
たきがわかずます
)
の家来で、ツイきのうまでは、
桑名城
(
くわなじょう
)
でぜいたく
三昧
(
ざんまい
)
なくらしをしていた者ばかりだからな。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
時
(
とき
)
、
神通
(
じんづう
)
を
顯
(
あらは
)
して、
討死
(
うちじに
)
を
窮地
(
きうち
)
に
救
(
すく
)
つたのが、
先生
(
せんせい
)
の
紹介状
(
せうかいじやう
)
の
威徳
(
ゐとく
)
で、
從
(
したが
)
つて
金色夜叉夫人
(
こんじきやしやふじん
)
の
情
(
なさけ
)
であつた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天界橋
(
てんがいばし
)
より攻め入る大敵を引受け、さんざんに戦はれましたのち、大将はじめ一騎のこらず
討死
(
うちじに
)
せられたのでございますが、戦さ果てても御
遺骸
(
いがい
)
を収める人もなく
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
討死
(
うちじに
)
と覚悟きめて、母のたった一つの形見の古い古い半襟を恥ずかしげもなく掛けて店に出るほど、そんなにも、せっぱつまって、そこへ須々木乙彦が、あらわれた。
火の鳥
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
近世の武人などは、主君長上に対して不満のある場合に、無謀に生命を
軽
(
かろ
)
んじ死を急ぎ、さらば
討死
(
うちじに
)
をして殿様に御損を掛け申すべしと、いったような話が多かった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「まあ、お
父
(
とっ
)
さん。わたしに言わせると、浪士も若いものばかりでしたら、京都まで行こうとしますまい。水戸の城下の方で
討死
(
うちじに
)
の覚悟をするだろうと思いますね。」
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
姿
(
なり
)
の拵えが野暮でござえます、お屋敷さんで殿様が
逝去
(
おかくれ
)
になって仕舞ったので、何でも
許嫁
(
いいなずけ
)
の殿様が
戦争
(
いくさ
)
で
討死
(
うちじに
)
をして、それから
貞操
(
みさお
)
を立てるに髪を切ろうと云うのを
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その
口吻
(
こうふん
)
にいわく、「貧は士の常、尽忠報国」またいわく、「その食を
食
(
は
)
む者はその事に死す」などと、たいそうらしく言い触らし、すはといわば今にも
討死
(
うちじに
)
せん勢いにて
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
もう夢のようになりましてその
骸
(
からだ
)
を抱いているうちに、着いたのが良人が
討死
(
うちじに
)
の
電報
(
しらせ
)
でした
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「困るのなら、私の方が誰よりも困っています。しかしどうしても、これで行けるところまで行くよりほかはない。そう思って、私はこのごろ八犬伝と
討死
(
うちじに
)
の覚悟をしました。」
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
旦那様
(
だんなさま
)
が鹿児島の戦争で
討死
(
うちじに
)
をなされた後は、
賃機
(
ちんはた
)
織つて一人の御子息を教育なされたのが、
愈々
(
いよ/\
)
学校卒業と云ふ時に肺結核で
御亡
(
おなく
)
なり、——大和君の
家
(
いへ
)
は
元
(
も
)
と越後の豪農です
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
いたずらに最後の決戦をいそいで、千や二千の
小勢
(
こぜい
)
をもって、
東海道
(
とうかいどう
)
を
攻
(
せ
)
めのぼったとて、とちゅうの
出城
(
でじろ
)
や
関所
(
せきしょ
)
でむなしく
討死
(
うちじに
)
するのほかはない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
否
(
いや
)
、結構ですとも。恋で死ぬ、本望です。この太平の世に生れて、戦場で
討死
(
うちじに
)
をする機会がなけりゃ、おなじ畳の上で死ぬものを、
憧
(
こが
)
れじにが
洒落
(
しゃれ
)
ています。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おまけに相手は防長征討軍の
苦
(
にが
)
い経験をなめ、いったん
討死
(
うちじに
)
の覚悟までした討幕の
急先鋒
(
きゅうせんぽう
)
だ。この
尻
(
しり
)
押しには、英国公使パアクスのようなロセスの激しい競争者もある。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
古来日本にて
討死
(
うちじに
)
せし者も多く切腹せし者も多し、いずれも忠臣義士とて評判は高しといえども、その身を棄てたる所以を尋ぬるに、多くは両主政権を争うの師に関係する者か
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
小国より登る山口にも
八幡太郎
(
はちまんたろう
)
の
家来
(
けらい
)
の
討死
(
うちじに
)
したるを埋めたりという塚三つばかりあり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
千々岩安彦は
孤
(
みなしご
)
なりき。父は
鹿児島
(
かごしま
)
の藩士にて、維新の戦争に
討死
(
うちじに
)
し、母は安彦が六歳の夏そのころ
霍乱
(
かくらん
)
と言いけるコレラに
斃
(
たお
)
れ、六歳の孤児は
叔母
(
おば
)
——父の妹の手に引き取られぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
なあに君、虎が三匹枕を並べて
討死
(
うちじに
)
したまでの話さ。……
三つの挿話
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
もしやがて、織田軍が伊丹城へ
襲
(
よ
)
せかけて来たおりに自分が
討死
(
うちじに
)
したら、その約束は元よりないものとしてどこへなりと、お菊どのの好きな家へ嫁ぐがいい。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むかしから、
落人
(
おちうど
)
は
七騎
(
しちき
)
と
相場
(
さうば
)
は
極
(
きま
)
つたが、これは
大國
(
たいこく
)
へ
討手
(
うつて
)
である。
五十萬石
(
ごじふまんごく
)
と
戰
(
たゝか
)
ふに、
切
(
きり
)
もち
一
(
ひと
)
つは
情
(
なさけ
)
ない。が、
討死
(
うちじに
)
の
覺悟
(
かくご
)
もせずに、
血氣
(
けつき
)
に
任
(
まか
)
せて
馳向
(
はせむか
)
つた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ヨナタンのペリシテ人と戦ふて
討死
(
うちじに
)
せし処
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
郷党の知己、縁者、誰の兄、誰の弟と、思い出さるる幾多の面々は、どこに戦い、どこに
討死
(
うちじに
)
したろうか。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これ、
佐藤次信
(
さとうつぎのぶ
)
忠信
(
たゞのぶ
)
兄弟
(
きやうだい
)
の
妻
(
つま
)
、
二人
(
ふたり
)
都
(
みやこ
)
にて
討死
(
うちじに
)
せしのち、
其
(
そ
)
の
母
(
はゝ
)
の
泣悲
(
なきかな
)
しむがいとしさに、
我
(
わ
)
が
夫
(
をつと
)
の
姿
(
すがた
)
をまなび、
老
(
お
)
ひたる
人
(
ひと
)
を
慰
(
なぐさ
)
めたる、
優
(
やさ
)
しき
心
(
こゝろ
)
をあはれがりて
時
(
とき
)
の
人
(
ひと
)
木像
(
もくざう
)
に
彫
(
きざ
)
みしものなりといふ。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
討
常用漢字
小6
部首:⾔
10画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“討死”で始まる語句
討死後