“清作”の読み方と例文
読み方割合
せいさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして清作せいさくさんは、じつにりっぱな軍人ぐんじんでした。だからまちとおると、おとこおんないて、その雄々おおしい姿すがたをながめたのです。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
茶店の女房は旅人清作せいさくを引き摺るように物蔭に隠しました。間もなく金沢から来た一行八人の奉幣使が注連縄しめなわ張った唐櫃を担がせて近づきます。
天保の飛行術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
そのばんのことでした。清作せいさくさんは、故郷こきょうかえ汽車きしゃなかにいたのであります。かれは、ねむろうとしてもねむられず昼間ひるまのことなどおもしていました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)