“うちじに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
討死83.7%
打死8.2%
戦死6.1%
陣亡2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君の御馬前に天晴あつぱれ勇士の名をあらはして討死うちじにすべき武士ものゝふが、何處に二つの命ありて、歌舞優樂の遊にすさめる所存の程こそ知られね。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
良人おっと自分じぶんまえ打死うちじにしたではないか……にくいのはあの北條ほうじょう……縦令たとえ何事なにごとがあろうとも、今更いまさらおめおめと親許おやもとなどに……。』
『此子はお前さんの顔を覚えられねえけんど、お前さんは此子の顔を能く覚えて、戦死うちじにしても忘れねえで下せえよ。それが此子への……。』
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
ついでだから話すが、今の文壇というものは、鴎外陣亡うちじにの後に立ったものであって、前から名の聞こえて居た人の、なおその間にまじって活動しているのは、ほとんど彼ほととぎすの子規のみであろう。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)