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せんとう
ふりがな文庫
“
先頭
(
せんとう
)” の例文
又
(
また
)
鎔岩
(
ようがん
)
が
次第
(
しだい
)
に
冷却
(
れいきやく
)
して
來
(
く
)
るとどんな
成分
(
せいぶん
)
のものも
流動
(
りゆうどう
)
し
難
(
がた
)
くなり、
其後
(
そのご
)
は
固形
(
こけい
)
の
岩塊
(
がんかい
)
が
先頭
(
せんとう
)
の
岩塊
(
がんかい
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
えて
前進
(
ぜんしん
)
するのみである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
でも、左の列の
先頭
(
せんとう
)
を飛ぶカクシの姿が見えません。しかも、だれひとり、カクシがどうなったかを知っているものはないのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「どうしよう、だれか
呼
(
よ
)
んでいるじゃないか。」と、
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って、
飛
(
と
)
んでいた一
羽
(
わ
)
が、
仲間
(
なかま
)
を
見
(
み
)
まわしていいました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町の門のまえまできますと、犬がひとかたまりになってかけてきました。みれば、大きな
猟犬
(
りょうけん
)
が
先頭
(
せんとう
)
にたっています。
うまい商売
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
関翁を
先頭
(
せんとう
)
にどや/\入ると、
形
(
かた
)
ばかりの
床
(
ゆか
)
に
荒莚
(
あらむしろ
)
を敷いて、
汚
(
よご
)
れた
莫大小
(
めりやす
)
のシャツ一つ
着
(
き
)
た二十四五の
毬栗頭
(
いがぐりあたま
)
の坊さんが、ちょこなんと
座
(
すわ
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
村
(
むら
)
の
方
(
ほう
)
から
行列
(
ぎょうれつ
)
が、しんたのむねを
下
(
お
)
りて
来
(
き
)
ました。
行列
(
ぎょうれつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
には
黒
(
くろ
)
い
服
(
ふく
)
、
黒
(
くろ
)
と
黄
(
き
)
の
帽子
(
ぼうし
)
をかむった
兵士
(
へいし
)
が
一人
(
ひとり
)
いました。それが
海蔵
(
かいぞう
)
さんでありました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
言
(
い
)
ふうちに、
飛
(
とび
)
かゝつて、
三疋四疋
(
さんびきしひき
)
、
就中
(
なかんづく
)
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
つたのには、
停車場
(
ていしやば
)
近
(
ぢか
)
く
成
(
な
)
ると、
五疋
(
ごひき
)
ばかり、
前後
(
ぜんご
)
から
飛
(
と
)
びかゝつた。
叱
(
しつ
)
、
叱
(
しつ
)
、
叱
(
しつ
)
!
畜生
(
ちくしやう
)
、
畜生
(
ちくしやう
)
、
畜生
(
ちくしやう
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで、若者を、
先頭
(
せんとう
)
にたてて、出発したのですが、無人島のことですから、道というものがありません。ただ、デコボコの岩が、どこまでもつづいているばかりです。
怪奇四十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
つ
日章旗
(
につしやうき
)
、
揚々
(
やう/\
)
として
肥馬
(
ひま
)
に
跨
(
またが
)
る
将軍
(
しやうぐん
)
たち、
色蒼
(
いろざ
)
ざめ
疲
(
つか
)
れ
果
(
は
)
てた
兵士
(
へいし
)
の
群
(
むれ
)
—
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
お
爺
(
じい
)
さんはいつもの
通
(
とお
)
りの
白衣姿
(
びゃくいすがた
)
に
藁草履
(
わらぞうり
)
、
長
(
なが
)
い
杖
(
つえ
)
を
突
(
つ
)
いて
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
たれたのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
なれない人たちには、荒れないような牛を
見計
(
みはか
)
らって引かせることにして、自分は
先頭
(
せんとう
)
に大きい
赤白斑
(
あかしろぶち
)
の
牝牛
(
めうし
)
を引出した。十人の人が引続いて後から来るというような事にはゆかない。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
私はわざと
先頭
(
せんとう
)
になって駈けだした。刑事も
横合
(
よこあい
)
から泳ぐように力走した。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
母屋からの小径に当たる石
燈籠
(
どうろう
)
のかげに隠れて
先頭
(
せんとう
)
を待った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
年雄
(
としお
)
は、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
握
(
にぎ
)
ったままで、しばらく、その
列
(
れつ
)
をながめていました。
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
は、いま
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って
歩
(
ある
)
いていく、
先生
(
せんせい
)
の
姿
(
すがた
)
にとまったのです。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ニールスは
先頭
(
せんとう
)
に立って、お星さまが空に
輝
(
かがや
)
いている間じゅう、その笛を吹きつづけました。そして、ネズミたちも、休まずそのあとを追っていきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
白皙蒲柳
(
はくせきほりう
)
の
質
(
しつ
)
に
似
(
に
)
ず、
越中国
(
えつちうのくに
)
立山
(
たてやま
)
、
剣
(
つるぎ
)
ヶ
峰
(
みね
)
の
雪
(
ゆき
)
を、
先頭
(
せんとう
)
第
(
だい
)
四十
何人目
(
なんにんめ
)
かに
手鈎
(
てかぎ
)
に
掛
(
か
)
けた、
登山
(
とざん
)
においては、
江戸
(
えど
)
の
消防夫
(
ひけし
)
ほどの
侠勢
(
きほひ
)
のある、この
博士
(
はかせ
)
の
言
(
ことば
)
を
信
(
しん
)
ずると、
成程
(
なるほど
)
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そこまで
来
(
く
)
ると、
行列
(
ぎょうれつ
)
がとまってしまいました。
先頭
(
せんとう
)
の
海蔵
(
かいぞう
)
さんがとまったからです。
学校
(
がっこう
)
かえりの
小
(
ちい
)
さい
子供
(
こども
)
が
二人
(
ふたり
)
、
井戸
(
いど
)
から
水
(
みず
)
を
汲
(
く
)
んで、のどをならしながら、
美
(
うつく
)
しい
水
(
みず
)
をのんでいました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「さ、フランソア、お前が
先頭
(
せんとう
)
だ、行け!」
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
おおかみが、
群
(
む
)
れをなして、すんでいました。どこへいくにも、
先頭
(
せんとう
)
にたつのは、一ぴきの
年
(
とし
)
とったおおかみでした。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
みんなは、四方八方から、ニールスめがけて
駆
(
か
)
けよりました。ノロ公が、その
先頭
(
せんとう
)
に立っていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
蜂矢は、博士に
先頭
(
せんとう
)
をゆずった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
小山先生
(
こやませんせい
)
こそ、いままで
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
していた、やさしい
先生
(
せんせい
)
でありました。
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
になっていく
先生
(
せんせい
)
は、
背
(
せ
)
が
高
(
たか
)
く、
黒
(
くろ
)
い
洋服
(
ようふく
)
を
着
(
き
)
て、うつむいて
歩
(
ある
)
いていられます。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先頭
(
せんとう
)
に
旗
(
はた
)
を
立
(
た
)
て、
馬
(
うま
)
にまたがった
武士
(
ぶし
)
は、
剣
(
けん
)
を
高
(
たか
)
く
上
(
あ
)
げ、あとから、あとから
軍勢
(
ぐんぜい
)
はつづくのでした。
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三ちゃんは、
号令
(
ごうれい
)
をかけました。そして、
自分
(
じぶん
)
が、いちばん
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って、テンテンテ、テンテンテ、トテトテト——と、
口
(
くち
)
でらっぱのまねをして、
威張
(
いば
)
っていきました。
日の当たる門
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
先頭
(
せんとう
)
のからすは、
行
(
ゆ
)
く
手
(
て
)
にあった
野原
(
のはら
)
や、
河
(
かわ
)
や、
海浜
(
かいひん
)
や、
村
(
むら
)
や、
町
(
まち
)
などにも
注意
(
ちゅうい
)
を
配
(
くば
)
らなければなりません。いつ、どんなものが、
自分
(
じぶん
)
たちを
狙
(
ねら
)
うかわからないからです。
翼の破れたからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
夜
(
よる
)
になると
彼
(
かれ
)
らの一
群
(
ぐん
)
は、しばらく
名残
(
なごり
)
を
惜
(
お
)
しむように、
低
(
ひく
)
く
湖
(
みずうみ
)
の
上
(
うえ
)
を
飛
(
と
)
んでいたが、やがて、
K
(
ケー
)
がんを
先頭
(
せんとう
)
に
北
(
きた
)
をさして、
目的
(
もくてき
)
の
地
(
ち
)
に
到達
(
とうたつ
)
すべく
出発
(
しゅっぱつ
)
したのであります。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
自分
(
じぶん
)
がその
中
(
なか
)
でいちばん
大
(
おお
)
きなものですから、
王
(
おう
)
さまのごとく
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
を
泳
(
およ
)
いでいました。
後
(
あと
)
から、その
子供
(
こども
)
のように、
小
(
ちい
)
さな五ひきの
金魚
(
きんぎょ
)
が
泳
(
およ
)
いでいたのです。
水盤の王さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふくろうが
唄
(
うた
)
をうたい、
風
(
かぜ
)
のおばあさんがこわれた
手風琴
(
てふうきん
)
をならし、きつねを
先頭
(
せんとう
)
に、
雪女
(
ゆきおんな
)
、
人魚
(
にんぎょ
)
というじゅんに、
思
(
おも
)
い、
思
(
おも
)
いに、
手
(
て
)
をふり、からだをまげて、おどったのであります。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのからすが、すこし
後
(
おく
)
れると、
後
(
あと
)
のからすがいちばん
先
(
さき
)
になるというふうに、なんでも、
元気
(
げんき
)
のいい
敏捷
(
びんしょう
)
なからすが、いちばん
先頭
(
せんとう
)
になって、みんなを
率
(
ひき
)
いて、ゆくように
見
(
み
)
えたのです。
翼の破れたからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先頭
(
せんとう
)
には、かわいらしいうさぎが、つぎにおおかみが、そして、
徳利
(
とくり
)
を
持
(
も
)
ったくまが、きつねが、りすが、という
順序
(
じゅんじょ
)
に、ちょうど、さるが、
岩
(
いわ
)
の
上
(
うえ
)
で
見
(
み
)
た、
天上
(
てんじょう
)
の
行列
(
ぎょうれつ
)
そのままであったのです。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
西山
(
にしやま
)
は、
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って、
草原
(
そうげん
)
の
方
(
ほう
)
へ
突進
(
とっしん
)
しました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手