“号令”の読み方と例文
旧字:號令
読み方割合
ごうれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこしぐらい気持のわるい日でも、号令ごうれいをかけられて、艇内をあっちへこっちへ、二三度かけまわると、妙に元気をとりもどす。
大宇宙遠征隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一、二、三の号令ごうれいがかかったわけではありません。しかし、ブローカーのぶきみな目が、それとおなじはたらきをしました。
超人ニコラ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
田口一等卒はこう云うと、狼狽ろうばいしたように姿勢を正した。同時に大勢おおぜいの兵たちも、声のない号令ごうれいでもかかったように、次から次へと立ち直り始めた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)