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号令
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ごうれい
ふりがな文庫
“
号令
(
ごうれい
)” の例文
旧字:
號令
すこしぐらい気持のわるい日でも、
号令
(
ごうれい
)
をかけられて、艇内をあっちへこっちへ、二三度かけまわると、妙に元気をとりもどす。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一、二、三の
号令
(
ごうれい
)
がかかったわけではありません。しかし、ブローカーのぶきみな目が、それとおなじはたらきをしました。
超人ニコラ
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
田口一等卒はこう云うと、
狼狽
(
ろうばい
)
したように姿勢を正した。同時に
大勢
(
おおぜい
)
の兵たちも、声のない
号令
(
ごうれい
)
でもかかったように、次から次へと立ち直り始めた。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こう
号令
(
ごうれい
)
したが、令をくだす自分だけは
軍律
(
ぐんりつ
)
もなにもなく、
黒布
(
こくふ
)
のかくしぶくろから
陶器製
(
すえものせい
)
のパイプを出し、それへ、
葉煙草
(
はたばこ
)
をつめたかと思うと、歩きながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
日
(
ひ
)
のことを、よく
覚
(
おぼ
)
えています。ちょうど、
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
きかけていました。
子供
(
こども
)
たちの
列
(
れつ
)
は、この
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
のまわりを、
先生
(
せんせい
)
の
号令
(
ごうれい
)
に
従
(
したが
)
って、
歩
(
ある
)
いたのでした。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
今までの
静謐
(
せいひつ
)
とは打って変わって、足音、
号令
(
ごうれい
)
の音、散らばった生徒の
騒
(
さわ
)
ぐ音が校内に満ち渡った。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
ハープを
肩
(
かた
)
にかけると、わたしは
号令
(
ごうれい
)
をかけた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ひとつずつ入れてみろ。右の穴には右の半ペラ、左の穴には左の半ペラ……入れたか、よし、それじゃアな。おれが
号令
(
ごうれい
)
を
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
三ちゃんは、
号令
(
ごうれい
)
をかけました。そして、
自分
(
じぶん
)
が、いちばん
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って、テンテンテ、テンテンテ、トテトテト——と、
口
(
くち
)
でらっぱのまねをして、
威張
(
いば
)
っていきました。
日の当たる門
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と呼子をふいた黒具足の
部将
(
ぶしょう
)
は、ひらりと、岩上からとびおりて
号令
(
ごうれい
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だれが、
号令
(
ごうれい
)
をかけるの?」と、
誠
(
まこと
)
くんが、いいました。
真坊と和尚さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
誰かが
号令
(
ごうれい
)
をかけたようでもある。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
梅雪は、
号令
(
ごうれい
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みんなが
立
(
た
)
ちました。そして
級長
(
きゅうちょう
)
の
号令
(
ごうれい
)
で、
礼
(
れい
)
をしました。
片目のごあいさつ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「一、二、三っ。」と、
号令
(
ごうれい
)
をかけました。
真坊と和尚さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
つづいて
号令
(
ごうれい
)
が、かかった。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“号令”の意味
《名詞》
号令(ごうれい)
上に立つ者が配下の者に指図すること。また、その内容。
指揮するものが大勢の者に対し一斉に何かをするように発する命令の言葉。
(出典:Wiktionary)
号
常用漢字
小3
部首:⼝
5画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“号”で始まる語句
号
号泣
号鈴
号笛
号哭
号鐘
号砲
号叫
号室
号外