“級長”の読み方と例文
読み方割合
きゅうちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて級長きゅうちょうれいをかけてみんながおじぎをしますと、先生せんせいは、じろりとだんうえってこっちをまわしました。みんなのむねなかはどきどきしたのです。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生はうで時計を見ながら、級長きゅうちょう高木光吉たかぎこうきち副級長ふくきゅうちょう中条奈良夫ちゅうじょうならおとに、小さく切った投票とうひょう用紙をくばらせた。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
始業を報じる板木ばんぎが鳴りひびいて、大石先生はおどろいて我れにかえった。ここでは最高の四年生の級長きゅうちょう昨日きのうえらばれたばかりの男の子が、背のびをして板木ばんぎをたたいていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)