“五疋”の読み方と例文
読み方割合
ごひき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふうちに、とびかゝつて、三疋四疋さんびきしひき就中なかんづく先頭せんとうつたのには、停車場ていしやばぢかると、五疋ごひきばかり、前後ぜんごからびかゝつた。しつしつしつ! 畜生ちくしやう畜生ちくしやう畜生ちくしやう
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
どころではない。しらみは塾中永住の動物で、れ一人もこれまぬかれることは出来ない。一寸ちょい裸体はだかになれば五疋ごひきも十疋もるに造作ぞうさはない。春先はるさき少し暖気になると羽織の襟に匍出はいだすことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)