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感動
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かんどう
ふりがな文庫
“
感動
(
かんどう
)” の例文
アンドレイ、エヒミチは
此
(
こ
)
の
切
(
せつ
)
なる
同情
(
どうじやう
)
の
言
(
ことば
)
と、
其上
(
そのうへ
)
涙
(
なみだ
)
をさへ
頬
(
ほゝ
)
に
滴
(
た
)
らしてゐる
郵便局長
(
いうびんきよくちやう
)
の
顏
(
かほ
)
とを
見
(
み
)
て、
酷
(
ひど
)
く
感動
(
かんどう
)
して
徐
(
しづか
)
に
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
いた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
でも、
私
(
わたくし
)
が
死
(
し
)
ぬるまで
三浦家
(
みうらけ
)
の
墳墓
(
ふんぼ
)
の
地
(
ち
)
を
離
(
はな
)
れなかったという
事
(
こと
)
は、その
領地
(
りょうち
)
の
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
によほど
深
(
ふか
)
い
感動
(
かんどう
)
を
与
(
あた
)
えたようでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
若者
(
わかもの
)
は、
船長
(
せんちょう
)
の
話
(
はなし
)
によって、
深
(
ふか
)
く
感動
(
かんどう
)
しました。そして、
自分
(
じぶん
)
には、
不幸
(
ふこう
)
な
母
(
はは
)
と、
腹
(
はら
)
ちがいの
弟
(
おとうと
)
と
妹
(
いもうと
)
があることを
知
(
し
)
りました。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
老人
(
ろうじん
)
は子供よりもっと
嬉
(
うれ
)
しかったが、わざと
平気
(
へいき
)
な声で——
感動
(
かんどう
)
しかかってることに
自分
(
じぶん
)
でも気づいていたから——いった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
此
(
この
)
話
(
はなし
)
は一
同
(
どう
)
に
著
(
いちじる
)
しき
感動
(
かんどう
)
を
與
(
あた
)
へました。
中
(
なか
)
には
遁出
(
にげだ
)
した
鳥
(
とり
)
さへあり、
年老
(
としと
)
つた一
羽
(
わ
)
の
鵲
(
かさゝぎ
)
は
用心深
(
ようじんぶか
)
くも
身仕舞
(
みじまひ
)
して、『
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
らう、
夜露
(
よつゆ
)
は
咽喉
(
のど
)
に
毒
(
どく
)
だ!』と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
不作法
(
ぶさはふ
)
な
言辭
(
げんじ
)
に
麻痺
(
まひ
)
して
居
(
ゐ
)
る
彼等
(
かれら
)
はどうしたら
相互
(
さうご
)
に
感動
(
かんどう
)
を
與
(
あた
)
へ
得
(
う
)
るかと
苦心
(
くしん
)
しつゝあつたかと
思
(
おも
)
ふ
樣
(
やう
)
な
卑猥
(
ひわい
)
な一
句
(
く
)
が
唐突
(
だしぬけ
)
に
或
(
ある
)
一
人
(
にん
)
の
口
(
くち
)
から
出
(
で
)
ると
他
(
た
)
の一
人
(
にん
)
が
又
(
また
)
それに
應
(
おう
)
じた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
此
(
この
)
事實
(
じじつ
)
を
發見
(
はつけん
)
した
時
(
とき
)
、
宗助
(
そうすけ
)
の
頭
(
あたま
)
には、
是
(
これ
)
と
云
(
い
)
つて
大
(
たい
)
した
感動
(
かんどう
)
も
起
(
おこ
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
大王は
非常
(
ひじょう
)
に
感動
(
かんどう
)
され、すぐにその女の
処
(
ところ
)
に歩いて行って申されました。
手紙 二
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
こしに
刀
(
かたな
)
をさした
日本人
(
にほんじん
)
のかっこうが、ものめずらしかったせいもありましょうが、ちっぽけな
船
(
ふね
)
で
太平洋
(
たいへいよう
)
のあら
波
(
なみ
)
とたたかってきたということに、よりおおく
感動
(
かんどう
)
したのにちがいありません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
あの
混雑
(
こんざつ
)
のなかで、壺を抱えだすというのは抜目のないやつだと、マレー人のすることをながめているうちに、なんともつかぬ
感動
(
かんどう
)
に
身
(
み
)
のうちを貫かれ、われともなくマレー人のそばへ這い寄った。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
可成り
感動
(
かんどう
)
して
作品
(
さくひん
)
を讀む事が
出來
(
でき
)
ます。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
アンドレイ、エヒミチはこの
切
(
せつ
)
なる
同情
(
どうじょう
)
の
言
(
ことば
)
と、その
上
(
うえ
)
涙
(
なみだ
)
をさえ
頬
(
ほお
)
に
滴
(
た
)
らしている
郵便局長
(
ゆうびんきょくちょう
)
の
顔
(
かお
)
とを
見
(
み
)
て、
酷
(
ひど
)
く
感動
(
かんどう
)
して
徐
(
しずか
)
に
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
いた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
クリストフは、ひどく
感動
(
かんどう
)
して、
老人
(
ろうじん
)
の顔にやたらに
接吻
(
せっぷん
)
した。老人はさらに心を動かされて、彼の
頭
(
あたま
)
を抱きしめた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
天女
(
てんにょ
)
は、にごりけのない
若者
(
わかもの
)
の
心
(
こころ
)
に
感動
(
かんどう
)
するとともに、
自分
(
じぶん
)
にも
落
(
お
)
ち
度
(
ど
)
があったのをさとりました。こんなことになるのも、
自分
(
じぶん
)
の
軽率
(
けいそつ
)
からであった。
羽衣物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たぐいなく
美
(
うつく
)
しいと
思
(
おも
)
うのもそのはず、
天女
(
てんにょ
)
であったかと、
若者
(
わかもの
)
の
感動
(
かんどう
)
は、しばらくしずまりませんでした。
羽衣物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ゴットフリートはびっくりし、
感動
(
かんどう
)
して、「
何
(
なん
)
だ、何だ?」とくり
返
(
かえ
)
しながら、
同
(
おな
)
じように彼を
抱
(
だ
)
きしめた。——それから
彼
(
かれ
)
は
立上
(
たちあが
)
り、
子供
(
こども
)
の手をとっていった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
恁
(
か
)
くて
後
(
のち
)
、
猶
(
なほ
)
二人
(
ふたり
)
の
話
(
はなし
)
は一
時間
(
じかん
)
も
續
(
つゞ
)
いたが、
其
(
そ
)
れより
院長
(
ゐんちやう
)
は
深
(
ふか
)
く
感動
(
かんどう
)
して、
毎日
(
まいにち
)
、
毎晩
(
まいばん
)
のやうに六
號室
(
がうしつ
)
に
行
(
ゆ
)
くのであつた。
二人
(
ふたり
)
は
話込
(
はなしこ
)
んでゐる
中
(
うち
)
に
日
(
ひ
)
も
暮
(
く
)
れて
了
(
しま
)
ふ
事
(
こと
)
が
往々
(
まゝ
)
有
(
あ
)
る
位
(
くらゐ
)
。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
このことは、
少年
(
しょうねん
)
の
心
(
こころ
)
を
深
(
ふか
)
く
感動
(
かんどう
)
させました。もう
自分
(
じぶん
)
は、けっして、うそをいっては、
悪
(
わる
)
いと
思
(
おも
)
いました。
その日から正直になった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
此
(
こ
)
の
言
(
ことば
)
にイワン、デミトリチは
大
(
おほい
)
に
感動
(
かんどう
)
されたと
見
(
み
)
えて、
彼
(
かれ
)
は
落着
(
おちつ
)
いて
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
老社長
(
ろうしゃちょう
)
の
柔和
(
にゅうわ
)
な、二つの
目
(
め
)
は、
眼鏡
(
めがね
)
の
内
(
うち
)
からレンズをとおして、じっと
幸三
(
こうぞう
)
の
上
(
うえ
)
に
注
(
そそ
)
がれていましたが、
少年
(
しょうねん
)
の
言葉
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
くと、さも
深
(
ふか
)
く
感動
(
かんどう
)
したようにうなずきながら
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
言
(
ことば
)
にイワン、デミトリチは
大
(
おおい
)
に
感動
(
かんどう
)
されたと
見
(
み
)
えて、
彼
(
かれ
)
は
落着
(
おちつ
)
いて
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ああ。」と、
感動
(
かんどう
)
して、
声
(
こえ
)
をあげました。なぜなら、
彼
(
かれ
)
はいまの
時代
(
じだい
)
に
生
(
う
)
まれてきた、
自分
(
じぶん
)
の
子供
(
こども
)
たちや、
多
(
おお
)
くの
子供
(
こども
)
たちのことについて、
考
(
かんが
)
えていたときであったからです。
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かくて
後
(
のち
)
、なお
二人
(
ふたり
)
の
話
(
はなし
)
は一
時間
(
じかん
)
も
続
(
つづ
)
いたが、それより
院長
(
いんちょう
)
は
深
(
ふか
)
く
感動
(
かんどう
)
して、
毎日
(
まいにち
)
、
毎晩
(
まいばん
)
のように六
号室
(
ごうしつ
)
に
行
(
ゆ
)
くのであった。
二人
(
ふたり
)
は
話込
(
はなしこ
)
んでいる
中
(
うち
)
に
日
(
ひ
)
も
暮
(
く
)
れてしまうことがままある
位
(
くらい
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
霊魂
(
れいこん
)
が、
親友
(
しんゆう
)
を
救
(
すく
)
ったのですね。」と、わたしは、その
話
(
はなし
)
に
感動
(
かんどう
)
したのでした。そして、わたしは、
兄
(
あに
)
の
吹
(
ふ
)
く、ハーモニカの
音
(
ね
)
が、このごろ、たびたびきこえると、いいますと
たましいは生きている
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
奥
(
おく
)
さまは、
窓
(
まど
)
から
外
(
そと
)
を
見
(
み
)
ていますと、いつかの
女乞食
(
おんなこじき
)
が、
見
(
み
)
るもやつれたふうをして、
前
(
まえ
)
へきて、
頭
(
あたま
)
を
下
(
さ
)
げました。そのようすを
見
(
み
)
ると、
奥
(
おく
)
さまは、なにもかも
忘
(
わす
)
れて、
感動
(
かんどう
)
されたのです。
奥さまと女乞食
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、
子供
(
こども
)
はいいな。」と、
清作
(
せいさく
)
さんは、
真
(
しん
)
に
感動
(
かんどう
)
しました。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若
(
わか
)
い
先生
(
せんせい
)
は、この
画
(
え
)
にひどく
感動
(
かんどう
)
したようすでした。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“感動”の解説
感動
(出典:Wikipedia)
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
“感”で始まる語句
感
感心
感謝
感情
感激
感歎
感嘆
感冒
感染
感慨