“既:も” の例文
“既:も”を含む作品の著者(上位) | 作品数 |
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室生犀星 | 10 |
石川啄木 | 7 |
岡本綺堂 | 4 |
松本泰 | 4 |
江見水蔭 | 4 |
“既:も”を含む作品のジャンル | 比率 |
---|---|
文学 > 英米文学 > 戯曲 | 25.0% |
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語 | 3.2% |
文学 > 日本文学 > 小説 物語 | 1.3% |
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
池の縁を通りかかったとき、前夜道路を横切っていった女の後姿が、チラと脳裡に浮んだが、公園を出ると既うすっかり忘れていた。
燈籠というものはその庭を一と目眺めたときに、既うその位置が宿命的に定っているほど動かないところにあるものである。
単に俳句を作るといふやうなノンビリさはそこには既う見えなくなつて、凡ゆる芸術制作の苦しさばかりがあるのである。
奥様は七つ違いの二十三で、御縁組になってから既う六年になるそうですが、まだ御子様は一人もございませんでした。
私は自分の用事を済してから根気よく人々の間を泳いで探し廻ったが、問題の老婦人の姿は既う何処にも見えなかった。
すると女の答えるには、其の眼鏡を懸けたおふささんには、既う情人が付いて居て、其の夜も其の男の来るのを待って居るとの事で有りました。
既う凾館からは引上げて小樽に來てゐるのであるが、さう何時までも姉の家に厄介になつても居られないので、それやこれやの打合せに來たのだ。
吉野は、今日町に行つて加藤で御馳走になつた事までも、既う五六日も十日も前の事の様に思はれた。
ほんの僅かの間に、其處には既う私の見るを厭つた大爭鬪が石段の半ば以上に亙つて開かれてゐた。
眠元朗は黙って、心で既う娘にもそう見えるかなと思うと、それが得も言われず温かい気もちになったが、また反対にがっくりと腰が折れ込んだような気もした。
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