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化
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くわ
ふりがな文庫
“
化
(
くわ
)” の例文
我が越後にも化石渓あり、
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
小出
(
こいで
)
の
在
(
ざい
)
羽川
(
はかは
)
といふ
渓
(
たに
)
水へ
蚕
(
かひこ
)
の
腐
(
くさり
)
たるを
流
(
ながし
)
しが一夜にして石に
化
(
くわ
)
したりと
友人
(
いうじん
)
葵亭翁
(
きていをう
)
がかたられき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
併
(
しか
)
し
凡
(
すべ
)
てに
共通
(
けうつう
)
した
手法
(
しゆはふ
)
の
方針
(
はうしん
)
は、
由來
(
ゆらい
)
化物
(
ばけもの
)
の
形態
(
けいたい
)
には
何等
(
なんら
)
か
不自然
(
ふしぜん
)
な
箇所
(
かしよ
)
がある。それを
藝術
(
げいじゆつ
)
の
方
(
ちから
)
で
自然
(
しぜん
)
に
化
(
くわ
)
さうとするのが
大體
(
だい/\
)
の
方針
(
はうしん
)
らしい。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
一
百
(
そく
)
仕方
(
しあ
)
げたに教育せられ
薫陶
(
くんとう
)
せられた中から
良妻賢母
(
れうさいけんぼ
)
も
大袈裟
(
おほげさ
)
だが
並
(
なみ
)
一人前の
日本
(
にほん
)
婦人が出て来る
訳
(
わけ
)
なら
芥箱
(
ごみばこ
)
の玉子の
殻
(
から
)
もオヤ/\
鶏
(
とり
)
に
化
(
くわ
)
さねばならない
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
清
(
きよ
)
らかなる
樋
(
ひ
)
の
口
(
くち
)
に
冷
(
つめ
)
たき
其
(
そ
)
の
土
(
つち
)
を
洗
(
あら
)
ふを
見
(
み
)
て、
山
(
やま
)
の
芋
(
いも
)
は
鰻
(
うなぎ
)
になる、
此
(
こ
)
の
牛蒡
(
ごばう
)
恁
(
か
)
くて
石清水
(
いはしみづ
)
に
身
(
み
)
を
灌
(
そゝ
)
がば、あはれ
白魚
(
しらうを
)
に
化
(
くわ
)
しやせんと、そゞろ
胸
(
むね
)
に
手
(
て
)
を
置
(
お
)
きしが。
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殊
(
こと
)
に、支那にありては人参に関して荒唐な伝説があり、「
抱朴子
(
はうぼくし
)
」には「人参千歳
化
(
くわ
)
して
小児
(
せうに
)
となる」
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
▼ もっと見る
美徳
(
びとく
)
も
法
(
はふ
)
を
誤
(
あやま
)
れば
惡徳
(
あくとく
)
と
化
(
くわ
)
し、
惡徳
(
あくとく
)
も
用處
(
ようしょ
)
を
得
(
え
)
て
威嚴
(
ゐげん
)
を
生
(
しゃう
)
ず。
此
(
この
)
孱弱
(
かよわ
)
い、
幼稚
(
いとけな
)
い
蕚
(
はなぶさ
)
の
裡
(
うち
)
に
毒
(
どく
)
も
宿
(
よど
)
れば
藥力
(
やくりき
)
もある、
嗅
(
か
)
いでは
身體中
(
からだぢゅう
)
を
慰
(
なぐさ
)
むれども、
嘗
(
な
)
むるときは
心臟
(
しんざう
)
と
共
(
とも
)
に五
官
(
くわん
)
を
殺
(
ころ
)
す。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
恰
(
あだか
)
も
四肢
(
しし
)
を以て
匍匐
(
ほうふく
)
する所の四足獣に
化
(
くわ
)
し
去
(
さ
)
りたるの
想
(
おも
)
ひなし、
悠然
(
いうぜん
)
坦途
(
たんと
)
を
歩
(
あゆ
)
むが如く、行々山水の
絶佳
(
ぜつくわ
)
を
賞
(
しやう
)
し、或は
耶馬渓
(
やまけい
)
も
及
(
およ
)
ばざるの
佳境
(
かけう
)
を
過
(
す
)
ぎ、或は
妙義山
(
めうぎざん
)
も三舎を
避
(
さ
)
くるの
険所
(
けんしよ
)
を
踏
(
ふ
)
み
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
冷却
(
れいきやく
)
して
後
(
のち
)
、
飛散
(
ひさん
)
するとすれば、
高尚
(
かうしやう
)
なる
殆
(
ほとん
)
ど
神
(
かみ
)
の
如
(
ごと
)
き
智力
(
ちりよく
)
を
備
(
そな
)
へたる
人間
(
にんげん
)
を、
虚無
(
きよむ
)
より
造出
(
つくりだ
)
すの
必要
(
ひつえう
)
はない。
而
(
さう
)
して
恰
(
あたか
)
も
嘲
(
あざけ
)
るが
如
(
ごと
)
くに、
又
(
また
)
人
(
ひと
)
を
粘土
(
ねんど
)
に
化
(
くわ
)
する
必要
(
ひつえう
)
は
無
(
な
)
い。あゝ
物質
(
ぶつしつ
)
の
新陳代謝
(
しんちんたいしや
)
よ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
(一七)
李耳
(
りじ
)
は
無爲
(
むゐ
)
にして
自
(
おのづか
)
ら
化
(
くわ
)
す、
清靜
(
せいせい
)
にして
自
(
おのづか
)
ら
正
(
ただ
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
我が越後にも化石渓あり、
魚沼郡
(
うをぬまこほり
)
小出
(
こいで
)
の
在
(
ざい
)
羽川
(
はかは
)
といふ
渓
(
たに
)
水へ
蚕
(
かひこ
)
の
腐
(
くさり
)
たるを
流
(
ながし
)
しが一夜にして石に
化
(
くわ
)
したりと
友人
(
いうじん
)
葵亭翁
(
きていをう
)
がかたられき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遠
(
とほ
)
く
後
(
あと
)
を
見返
(
みかへ
)
れば、
風
(
かぜ
)
に
乗
(
の
)
つた
友船
(
ともぶね
)
は、千
筋
(
すぢ
)
の
砂煙
(
すなけぶり
)
をかぶつて、
乱
(
みだ
)
れて
背状
(
うしろさま
)
に
吹
(
ふ
)
きしなつて、
恰
(
あたか
)
も
赤髪藍面
(
せきはつらんめん
)
の
夜叉
(
やしや
)
の、一
個
(
こ
)
水牛
(
すゐぎう
)
に
化
(
くわ
)
して、
苜蓿
(
うまごやし
)
の
上
(
うへ
)
を
転
(
ころ
)
げ
来
(
き
)
たる
如
(
ごと
)
く、もの
凄
(
すさま
)
じく
望
(
のぞ
)
まれた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
現
(
げん
)
に
其處
(
そこ
)
を
漕
(
こ
)
いだ
我
(
わ
)
が
友
(
とも
)
の
語
(
かた
)
れるは、
水深
(
すゐしん
)
、
實
(
じつ
)
に
一千二百尺
(
いつせんにひやくしやく
)
といふとともに、
青黒
(
あをぐろ
)
き
水
(
みづ
)
は
漆
(
うるし
)
と
成
(
な
)
つて、
梶
(
かぢ
)
は
辷
(
すべ
)
り
櫓
(
ろ
)
は
膠
(
にかは
)
し、ねば/\と
捲
(
ま
)
かるゝ
心地
(
こゝち
)
して、
船
(
ふね
)
は
其
(
そ
)
のまゝに
人
(
ひと
)
の
生
(
は
)
えた
巖
(
いは
)
に
化
(
くわ
)
しさうで
十和田の夏霧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雨落
(
あまおち
)
に
敷詰
(
しきつ
)
めた
礫
(
こいし
)
には
苔
(
こけ
)
が
生
(
は
)
えて、
蛞蝓
(
なめくぢ
)
が
這
(
は
)
ふ、
濕
(
し
)
けてじと/\する、
内
(
うち
)
の
細君
(
さいくん
)
が
元結
(
もとゆひ
)
をこゝに
棄
(
す
)
てると、
三七
(
さんしち
)
二十一日
(
にじふいちにち
)
にして
化
(
くわ
)
して
足卷
(
あしまき
)
と
名
(
な
)
づける
蟷螂
(
かまきり
)
の
腹
(
はら
)
の
寄生蟲
(
きせいちう
)
となるといつて
塾生
(
じゆくせい
)
は
罵
(
のゝし
)
つた。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“化”の解説
化(か)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“化”を含む語句
化粧
変化
道化
變化
教化
化物
孵化
所化
文化
道化師
消化
薄化粧
造化
化学
勧化
化膿
化生
化鳥
道化役
化転
...