“雨落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまおち71.4%
あまお28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お雪さんは、歌磨の絵の海女(あま)のような姿で、鮑(あわび)——いや小石を、そッと拾っては、鬼門をよけた雨落(あまおち)の下へ、積み積みしていたんですね。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
セルギウスは女が檐下(のきした)の雨落(あまおち)に足を踏み込んだと云ふ事を知つた。手に握つてゐる戸の鉤を撥ね上げようとする手先が震えた。
お政はきゅうにやとい女を呼(よ)んで灯明(とうみょう)を命(めい)じ、自分は茶(ちゃ)の用意(ようい)にかかった。しとしとと雨は降(ふ)る、雨落(あまお)ちの音が、ぽちゃりぽちゃりと落(お)ちはじめた。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
就中(なかんずく)、恐ろしかったというのは、或(ある)晩多勢(おおぜい)の人が来て、雨落(あまお)ちの傍(そば)の大きな水瓶(みずがめ)へ種々(いろいろ)な物品(もの)を入れて、その上に多勢(おおぜい)かかって、大石を持って来て乗せておいて、最早(もう)これなら
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)