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航海
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こうかい
ふりがな文庫
“
航海
(
こうかい
)” の例文
子供
(
こども
)
は、もはや、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
の
航海
(
こうかい
)
に
飽
(
あ
)
いていました。なぜなら、
青
(
あお
)
い
波
(
なみ
)
と
青
(
あお
)
い
空
(
そら
)
のほかには、なにも
見
(
み
)
ることができなかったからです。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
長い
航海
(
こうかい
)
から帰って来た船もある。ほら、ペンキがはげてさびついたようになっているだろう。あすこへは港をはなれて行く船がある。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
船は長さ十メートル、それとつりあうように
船幅
(
ふなはば
)
も十分である。十五少年と、イバンスと、ケートの二人をのせて、
航海
(
こうかい
)
することはけっして難事でない。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
すなわち
紹介
(
しょうかい
)
を求めて
軍艦奉行
(
ぐんかんぶぎょう
)
の
邸
(
やしき
)
に
伺候
(
しこう
)
し、
従僕
(
じゅうぼく
)
となりて
随行
(
ずいこう
)
せんことを
懇願
(
こんがん
)
せしに、奉行は
唯
(
ただ
)
一面識
(
いちめんしき
)
の
下
(
もと
)
に
容易
(
たやす
)
くこれを
許
(
ゆる
)
して
航海
(
こうかい
)
の
列
(
れつ
)
に加わるを得たり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
夫は、
航海
(
こうかい
)
のあいだに、きゅうに
病気
(
びょうき
)
になりまして、
死
(
し
)
んでしまいました。もしこの感心な
船頭
(
せんどう
)
が手をかしてくれませんでしたら、あたしはとんだめにあうところでした。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
これは、
航海
(
こうかい
)
になくてはならぬりっぱなものです。しかし、ざんねんなことに、これは
講義
(
こうぎ
)
をきいてかいたものですから、その
本人
(
ほんにん
)
でないと、わからないところがあります。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
私がきょうまでにした七へんの
航海
(
こうかい
)
の話は、まだ一度もお耳に入れたことがありませんでしたが、もしも皆さんが聞きたいとお望みになるのなら、今晩からはじめてもいいと思います。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
二
本
(
ほん
)
の
煙筒
(
えんとう
)
に四
本
(
ほん
)
檣
(
マスト
)
の
頗
(
すこぶ
)
る
巨大
(
きよだい
)
な
船
(
ふね
)
である、
此度
(
このたび
)
支那
(
シナ
)
及
(
およ
)
び
日本
(
につぽん
)
の
各港
(
かくかう
)
へ
向
(
むか
)
つての
航海
(
こうかい
)
には、
夥
(
おびたゞ
)
しき
鐵材
(
てつざい
)
と、
黄金
(
わうごん
)
眞珠等
(
しんじゆなど
)
少
(
すく
)
なからざる
貴重品
(
きちやうひん
)
を
搭載
(
たうさい
)
して
居
(
を
)
る
相
(
さう
)
で、
其
(
その
)
船脚
(
ふなあし
)
も
餘程
(
よほど
)
深
(
ふか
)
く
沈
(
しづ
)
んで
見
(
み
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こう
思
(
おも
)
うと、
少女
(
しょうじょ
)
の
目
(
め
)
には、はてしない
青
(
あお
)
い
海原
(
うなばら
)
がうかびました。そして、その
地平線
(
ちへいせん
)
を
航海
(
こうかい
)
している、
汽船
(
きせん
)
の
影
(
かげ
)
が
見
(
み
)
えたのであります。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんというひどい
航海
(
こうかい
)
であったろう、かわいそうに、マチアはもう二度と海へは出ないと言い切った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
一
番
(
ばん
)
おしまいの
航海
(
こうかい
)
の
話
(
はなし
)
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そのなかで、いまでも、この
青
(
あお
)
い
空
(
そら
)
の
色
(
いろ
)
を
見
(
み
)
るにつけて
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
さるるのは、
北
(
きた
)
の
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
を
幾日
(
いくにち
)
も
航海
(
こうかい
)
したときのことであります。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それはたいてい植物学の本か植物の
歴史
(
れきし
)
のほかには、
航海
(
こうかい
)
に
関係
(
かんけい
)
した本であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
一
番
(
ばん
)
はじめの
航海
(
こうかい
)
の
話
(
はなし
)
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
南
(
みなみ
)
の
方
(
ほう
)
の
海
(
うみ
)
を、
航海
(
こうかい
)
している
船
(
ふね
)
がありました。
太陽
(
たいよう
)
はうららかに、
平和
(
へいわ
)
に、
海原
(
うなばら
)
を
照
(
て
)
らしています。もう、この
船
(
ふね
)
の
船長
(
せんちょう
)
は、
年
(
とし
)
をとっていました。
船の破片に残る話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よくこの
荒波
(
あらなみ
)
の
上
(
うえ
)
を
航海
(
こうかい
)
して、この
港
(
みなと
)
近
(
ちか
)
くまでやってきたものだ。なにか
用
(
よう
)
があって、この
港
(
みなと
)
にきたものだろうか。」
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれど、この
港
(
みなと
)
に
着
(
つ
)
いて、この
父親
(
ちちおや
)
の
乗
(
の
)
っている、
船
(
ふね
)
の
航海
(
こうかい
)
は
終
(
お
)
わるのでありません。さらに、いくつかの
港
(
みなと
)
へ
寄
(
よ
)
らなければならなかったのでした。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
露子
(
つゆこ
)
は、いまごろはその
船
(
ふね
)
は、どこを
航海
(
こうかい
)
しているだろうかと
考
(
かんが
)
えながら、しばしつばめのゆくえを
見守
(
みまも
)
りました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
暗
(
くら
)
い
晩
(
ばん
)
に、
北国
(
ほっこく
)
の
海
(
うみ
)
を
航海
(
こうかい
)
する
船
(
ふね
)
が、たまたまこのあたりを
通
(
とお
)
りますと、どこからともなく、
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
の
歌
(
うた
)
う
声
(
こえ
)
が、
聞
(
き
)
こえてくることがあるといいました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
青
(
あお
)
い
青
(
あお
)
い
海
(
うみ
)
はどうどうと
波高
(
なみたか
)
く
響
(
ひび
)
いています。
見渡
(
みわた
)
すとはてしもない。その
後
(
ご
)
、
海
(
うみ
)
にいって
船乗
(
ふなの
)
りになった
龍雄
(
たつお
)
は、いま、どこを
航海
(
こうかい
)
していることでしょう。
海へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
明
(
あ
)
くる
日
(
ひ
)
、
露子
(
つゆこ
)
は
窓
(
まど
)
によって、
赤
(
あか
)
い
船
(
ふね
)
はいまごろどこを
航海
(
こうかい
)
していようかと
思
(
おも
)
っていますと、ちょうどそこへ一
羽
(
わ
)
のつばめが、どこからともなく
飛
(
と
)
んできました。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
沖
(
おき
)
の
方
(
ほう
)
がたいへんに
荒
(
あ
)
れたことがありました。
沖
(
おき
)
を
航海
(
こうかい
)
していたいろいろな
船
(
ふね
)
は、みんなこの
港
(
みなと
)
を
目
(
め
)
がけていっしょうけんめいにはいってきました。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
父親
(
ちちおや
)
は、
汽船
(
きせん
)
に
帰
(
かえ
)
ってから、はじめて
鍵
(
かぎ
)
を
忘
(
わす
)
れてきたことを
悟
(
さと
)
りました。しかし、どうすることもできませんでした。
二人
(
ふたり
)
は、また、それから
航海
(
こうかい
)
をつづけました。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
父親
(
ちちおや
)
が、
金貨
(
きんか
)
や、
銀貨
(
ぎんか
)
が、だんだん
航海
(
こうかい
)
するたびにたまってくるのを、うれしそうにながめながら
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらの
島
(
しま
)
に
着
(
つ
)
いて、
金色
(
きんいろ
)
の
卵
(
たまご
)
、
夜
(
よる
)
になるとおもしろい
唄
(
うた
)
をうたう
貝
(
かい
)
を
拾
(
ひろ
)
ってきて、
妹
(
いもうと
)
への
土産
(
みやげ
)
にしよう。
自分
(
じぶん
)
がこの
航海
(
こうかい
)
を
無事
(
ぶじ
)
に
終
(
お
)
えたら、もうりっぱな
船乗
(
ふなの
)
りだ。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
男
(
おとこ
)
と
妹
(
いもうと
)
は、
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
って
海
(
うみ
)
を
渡
(
わた
)
りました。
幾日
(
いくにち
)
も、
幾日
(
いくにち
)
も、
航海
(
こうかい
)
しました。
海
(
うみ
)
の
真
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
に
出
(
で
)
ますと、どこを
見
(
み
)
ましても、
山
(
やま
)
も
見
(
み
)
えなければ、また
島影
(
しまかげ
)
も
見
(
み
)
えませんでした。
木と鳥になった姉妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
月
(
つき
)
のいい
晩
(
ばん
)
には、
往来
(
おうらい
)
する
船
(
ふね
)
も、なんとなく
安全
(
あんぜん
)
に
思
(
おも
)
われますが、
海
(
うみ
)
が
怒
(
いか
)
って、
真
(
ま
)
っ
暗
(
くら
)
な、
波音
(
なみおと
)
のすさまじいときには、どんなに
航海
(
こうかい
)
をする
船
(
ふね
)
は
難儀
(
なんぎ
)
をしたかしれません。
ろうそくと貝がら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうして
幾
(
いく
)
そうかの
船
(
ふね
)
が
黒
(
くろ
)
い
煙
(
けむり
)
を
上
(
あ
)
げて、ゆうゆうとして
波
(
なみ
)
の
上
(
うえ
)
を
航海
(
こうかい
)
していました。
太郎
(
たろう
)
は、
遠目鏡
(
とおめがね
)
で、
薬売
(
くすりう
)
りの
乗
(
の
)
っていった
船
(
ふね
)
は
見
(
み
)
えないかと、いろいろに
探
(
さが
)
しました。
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
の
若
(
わか
)
かったころの
船
(
ふね
)
は、もはやたいてい
年
(
とし
)
を
取
(
と
)
ってしまって、
長
(
なが
)
い
航海
(
こうかい
)
の
役
(
やく
)
にはたたなくなったとみえる。そしていつとなしにこの
港
(
みなと
)
へもその
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せなくなってしまった。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二人
(
ふたり
)
は、ただこうして
街
(
まち
)
の
光景
(
こうけい
)
をながめただけでありました。そして、ふたたびこの
港
(
みなと
)
から
離
(
はな
)
れてしまって、
航海
(
こうかい
)
がつづけられたのであります。
船
(
ふね
)
は、
南
(
みなみ
)
へ、
南
(
みなみ
)
へとゆきました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
父
(
とう
)
さんは、
娘
(
むすめ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
を
気遣
(
きづか
)
いながら、また、
航海
(
こうかい
)
に
出
(
で
)
かけることになったのです。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんな
日
(
ひ
)
に
航海
(
こうかい
)
する
人
(
ひと
)
は、どんなに
難儀
(
なんぎ
)
をしなければならぬだろうと
思
(
おも
)
いますと、
薬売
(
くすりう
)
りのじいさんは、いまごろどうしたろうか、もはやどこかの
港
(
みなと
)
に
着
(
つ
)
いたであろうか、それとも
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
が
長
(
なが
)
い
旅
(
たび
)
に
疲
(
つか
)
れて、
暮
(
く
)
れ
方
(
がた
)
、
翼
(
つばさ
)
を
休
(
やす
)
めるため、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
に
止
(
と
)
まる
船
(
ふね
)
のほばしらを
探
(
さが
)
していましたとき、ちょうどその
赤
(
あか
)
い
船
(
ふね
)
が、
波
(
なみ
)
を
上
(
あ
)
げて
太平洋
(
たいへいよう
)
を
航海
(
こうかい
)
していましたから、さっそく
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
航海
(
こうかい
)
する
船
(
ふね
)
が、
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
で、
岩角
(
いわかど
)
に
光
(
ひか
)
るものを
見
(
み
)
つけて、やっとこぎ
寄
(
よ
)
せてみると、それがダイヤモンドであったという
話
(
はなし
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しますと、
地主
(
じぬし
)
はひとつ
冒険
(
ぼうけん
)
をしてみたくなりました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正坊
(
まさぼう
)
のおじいさんは、
有名
(
ゆうめい
)
な
船乗
(
ふなの
)
りでした。
年
(
とし
)
をとって、もはや、
航海
(
こうかい
)
をすることができなくなってからは、
家
(
うち
)
にいて、ぼんやりと
若
(
わか
)
い
時分
(
じぶん
)
のことなどをおもい
出
(
だ
)
して、
暮
(
く
)
らしていられました。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“航海”の解説
航海(こうかい)とは船舶により海上を航行することであり、船旅である。
(出典:Wikipedia)
航
常用漢字
小5
部首:⾈
10画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“航海”で始まる語句
航海中
航海者
航海術
航海表
航海學
航海史上
航海旅行記全集