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明治
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めいぢ
ふりがな文庫
“
明治
(
めいぢ
)” の例文
場所
(
ところ
)
は
山下
(
やました
)
の
雁鍋
(
がんなべ
)
の少し先に、
曲
(
まが
)
る
横丁
(
よこちやう
)
がありまする。
彼
(
あ
)
の
辺
(
へん
)
に
明治
(
めいぢ
)
の
初年
(
はじめ
)
まで
遺
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
つた、
大仏餅
(
だいぶつもち
)
と
云
(
い
)
ふ
餅屋
(
もちや
)
がありました。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
抑
(
そもそ
)
も
此所
(
こゝ
)
千鳥窪
(
ちどりくぼ
)
が、
遺跡
(
ゐせき
)
として
認
(
みと
)
められたのは、
隨分
(
ずゐぶん
)
古
(
ふる
)
い
事
(
こと
)
で、
明治
(
めいぢ
)
二十一
年
(
ねん
)
の九
月
(
ぐわつ
)
には、
阿部正功
(
あべせいこう
)
若林勝邦
(
わかばやしかつくに
)
の二
氏
(
し
)
が
既
(
すで
)
に
發掘
(
はつくつ
)
をして
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
明治
(
めいぢ
)
のはじめを
御維新
(
ごゐつしん
)
の
時
(
とき
)
と
言
(
い
)
ひまして、あの
御維新
(
ごゐつしん
)
の
時
(
とき
)
から、どんなお
百姓
(
ひやくしやう
)
でも
立派
(
りつぱ
)
な
苗字
(
めうじ
)
をつけることに
成
(
な
)
つたさうです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
流石
(
さすが
)
に
明治
(
めいぢ
)
の
御
(
おん
)
作者
(
さくしや
)
様方
(
さまがた
)
は
通
(
つう
)
の
通
(
つう
)
だけありて
俗物
(
ぞくぶつ
)
済度
(
さいど
)
を
早
(
はや
)
くも
無二
(
むに
)
の
本願
(
ほんぐわん
)
となし
俗物
(
ぞくぶつ
)
の
調子
(
てうし
)
を
合点
(
がてん
)
して
能
(
よ
)
く
幇間
(
たいこ
)
を
叩
(
たゝ
)
きてお
髯
(
ひげ
)
の
塵
(
ちり
)
を
払
(
はら
)
ふの
工風
(
くふう
)
を
大悟
(
たいご
)
し
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
余
(
よ
)
明治
(
めいぢ
)
三十五
年
(
ねん
)
春
(
はる
)
四
月
(
ぐわつ
)
、
徳島
(
とくしま
)
を
去
(
さ
)
り、
北海道
(
ほくかいだう
)
に
移住
(
いぢゆう
)
す。
是
(
これ
)
より
先
(
さ
)
き、
四男
(
しなん
)
又一
(
またいち
)
をして、
十勝國
(
とかちのくに
)
中川郡
(
なかがはごほり
)
釧路國
(
くしろのくに
)
足寄郡
(
あしよろごほり
)
に
流
(
なが
)
るゝ
斗滿川
(
とまむがは
)
の
畔
(
ほとり
)
に
牧塲
(
ぼくぢやう
)
を
經營
(
けいえい
)
せしむ。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
▼ もっと見る
駿河臺
(
するがだい
)
の
紅梅町
(
こうばいちやう
)
にその
名
(
な
)
も
薫
(
か
)
ほる
明治
(
めいぢ
)
の
功臣
(
こうしん
)
、
竹村子爵
(
たけむらししやく
)
との
尊稱
(
そんしよう
)
は
千軍万馬
(
せんぐんまんば
)
のうちに
含
(
ふく
)
みし、つぼみの
花
(
はな
)
の
開
(
ひら
)
けるにや、
夫
(
それ
)
が
次男
(
じなん
)
に
緑
(
みどり
)
とて
才識
(
さいしき
)
並
(
な
)
らび
備
(
そな
)
はる
美少年
(
びせうねん
)
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
、
私
(
わたし
)
の
少年時代
(
せうねんじだい
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ひだす。
明治
(
めいぢ
)
十九
年
(
ねん
)
、
私
(
わたし
)
が
初
(
はじ
)
めて九
州
(
しう
)
から
東京
(
とうきやう
)
に
遊學
(
いうがく
)
に
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
、
私
(
わたし
)
の
友人
(
いうじん
)
や
先輩
(
せんぱい
)
の
學生間
(
がくせいかん
)
に、よく
斯
(
か
)
ういふ
話
(
はなし
)
のあつた
事
(
こと
)
を
覺
(
おぼ
)
えてゐる。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
明治
(
めいぢ
)
初年の出版物は自分が此の世に生れ落ちた当時の人情世態を語る尊い
記録
(
ドキユウマン
)
である。自分の身の上ばかりではない。自分を生んだ頃の父と母との若い華やかな時代をも語るものである。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
村の
古文書
(
こぶんしよ
)
に小貝川の土手の出來たのは寶文七年だとあるから、
低地
(
ていち
)
の水の乾きはじめたのも其頃からであらう。
明治
(
めいぢ
)
のはじめには七八町しか隔たらぬ坂井の村が、
野篠
(
のじの
)
で見えなかつた。
筑波ねのほとり
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
米國
(
べいこく
)
のエドワルド、エス、モールス
氏
(
し
)
が、
明治
(
めいぢ
)
十二
年
(
ねん
)
に
於
(
おい
)
て、
初
(
はじ
)
めて
此所
(
こゝ
)
に
遺跡
(
ゐせき
)
を
發見
(
はつけん
)
し、
然
(
さ
)
うして
大發掘
(
だいはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
みられた
記事
(
きじ
)
は『
理科會粹
(
りくわくわいすゐ
)
』の
第
(
だい
)
一
帙
(
ちつ
)
として
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
明治
(
めいぢ
)
十年に
西郷隆盛様
(
さいがうたかもりさま
)
や
桐野様
(
きりのさま
)
や
篠原様
(
しのはらさま
)
が
入
(
い
)
らツしやいまして、
陸軍省
(
りくぐんせう
)
をお
建
(
た
)
てになりました、それから
身丈格好
(
せいかつかう
)
の
揃
(
そろ
)
つた
亡者
(
まうじや
)
を選んで、毎日々々
調練
(
てうれん
)
でございます。
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
明治
(
めいぢ
)
三十七
年
(
ねん
)
戰爭
(
せんさう
)
起
(
おこ
)
るや、
又一
(
またいち
)
召集
(
せうしふ
)
せられ、
故
(
ゆゑ
)
に
余
(
よ
)
は
代
(
かは
)
りて
此
(
この
)
地
(
ち
)
に
來
(
きた
)
り
留守
(
るす
)
を
監督
(
かんとく
)
する
事
(
こと
)
となれり。
我
(
わが
)
牧塲
(
ぼくぢやう
)
は
事業
(
じげふ
)
漸
(
やうや
)
く
其
(
その
)
緒
(
ちよ
)
に
就
(
つ
)
きしものにて、
創業
(
さうげふ
)
の
困難
(
こんなん
)
に
加
(
くは
)
ふるに
交通
(
かうつう
)
の
不便
(
ふべん
)
あり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
抑も
辻行灯
(
つじあんどう
)
廃
(
すた
)
れて
電気灯
(
でんきとう
)
の
光明
(
くわうみやう
)
赫灼
(
かくしやく
)
として
闇夜
(
やみよ
)
なき
明治
(
めいぢ
)
の
小説
(
せうせつ
)
が
社会
(
しやくわい
)
に於ける
影響
(
えいきやう
)
は
如何
(
いかん
)
。『
戯作
(
げさく
)
』と云へる
襤褸
(
ぼろ
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎ『
文学
(
ぶんがく
)
』といふ
冠
(
かむり
)
着
(
つ
)
けしだけにても其
効果
(
かうくわ
)
の
著
(
いちゞ
)
るしく
大
(
だい
)
なるは
知
(
し
)
らる。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
えゝ
一席
(
いつせき
)
申上
(
まうしあ
)
げます、
明治
(
めいぢ
)
の
地獄
(
ぢごく
)
も新作と
申
(
まう
)
す
程
(
ほど
)
の事でもなく、
円朝
(
ゑんてう
)
が
先達
(
せんだつ
)
て
箱根
(
はこね
)
に
逗留中
(
とうりうちう
)
、
宗蓮寺
(
そうれんじ
)
で
地獄極楽
(
ぢごく/\らく
)
の
絵
(
ゑ
)
を見まして、それから
案
(
あん
)
じ
附
(
つ
)
きましたお
短
(
みじ
)
かい
落語
(
おとしばなし
)
でございますが
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
發見
(
はつけん
)
したのは、
明治
(
めいぢ
)
四十
年
(
ねん
)
四
月
(
ぐわつ
)
の四
日
(
か
)
で、それは
埋立工事
(
うめたてこうじ
)
に
用
(
もち
)
ゐる
爲
(
ため
)
に、
山
(
やま
)
の
土
(
つち
)
を
土方
(
どかた
)
が
掘取
(
ほりと
)
らうとして、
偶然
(
ぐうぜん
)
に
其怪窟
(
そのくわいくつ
)
を
掘當
(
ほりあ
)
てたのであるが、
窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
から
人骨
(
じんこつ
)
や
武器
(
ぶき
)
や
玉類
(
たまるゐ
)
や
土器等
(
どきなど
)
が
出
(
で
)
たので
以
(
もつ
)
て
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
明治
(
めいぢ
)
三十五
年
(
ねん
)
の
夏
(
なつ
)
であつた。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“明治”の解説
明治(めいじ、明󠄁治)は元号の一つ。
慶応の後、大正の前。大化以降228番目、244個目の元号。明治天皇の即位に伴い定められた(代始改元)。
明治の元号下にあった1868年10月23日(明治元年9月8日)から1912年(明治45年)7月30日までの45年間をと呼ぶ。本項ではこの時代についても記述する。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“明治”で始まる語句
明治天皇
明治座
明治維新
明治神宮
明治二十九年
明治四十二年
明治二十七年
明治二十四年
明治味
明治湯